「倫勝寺・がんばれ保田の飲食店」プロジェクト・番外編 「保田の水仙」
昨年暮れのブログにも載せましたが、お地蔵様のお堂の裏に、ほんの少しですが水仙が 植えてあります。
草友会の方々が丹精込めていろいろな花を咲かせてくれていますが、水仙もその一つ。
特にこれは保田の昌龍寺の境内を整備した折に、住職が球根を拾い集めてきて横浜に植えてもらったものです。
植えてあるのは、薫りの良い日本水仙です。
ところで、水仙の園芸品種は、驚くなかれ一万品種以上もあるそうです。
しかも、年々増え続けているそうな・・・
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Narcissusという学名は、ギリシャ神話に登場する美少年ナルキッソスに由来する。神話によると、ナルキッソスは、その美しさにさまざまな相手から言い寄られたものの、高慢にはねつけ恨みを買った。ついには、そんな彼への呪いを聞き入れた復讐の女神ネメシスにより、水鏡に映った自分自身に恋してしまった。水面の中の像は、ナルキッソスの想いに決して応えることはなく、彼はそのまま憔悴して死ぬ。そして、その体は水辺でうつむきがちに咲くスイセンに変わった、というものである。だからこそスイセンは水辺であたかも自分の姿を覗き込むかの様に咲くのである。(→エコー)
スイセンという名は、中国での呼び名「水仙」を音読みしたもの。「仙人は、天にあるを天仙、地にあるを地仙、水にあるを水仙」という中国の古典に由来する。水辺で咲く姿を仙人にたとえたのであろう。
またラッパスイセン(Daffodil)はウェールズの国章であり、ウェールズでは3月1日の聖ダビデの日(Saint David's Day)に、ラッパスイセンかリーキを身につける習慣がある。
ウイリアム・ワーズワースは"I Wandered Lonely as a Cloud"という著名な詩を、またE・E・カミングスは"in a time of daffodils"という詩をそれぞれ遺している。
海外では水仙は「希望」の象徴であり、ガン患者をサポートする団体の多くで、春の訪れと共に咲くこの水仙が「希望」のシンボルとして募金活動のキャンペーンに用いられている。
花言葉
- うぬぼれ・我欲・自己愛・神秘(全般)
- 気高さ・感じやすい心・もう一度愛してほしい(黄色)
- 自己愛(白)
- あなたを待つ・自尊・報われぬ恋(ラッパスイセン)
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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さて、昌龍寺のある鋸南町は福井の越前海岸と並んで、全国的に見ても水仙で有名な町です。
先日、昌龍寺の新年祈禱法要で鋸南町に行った時も、町のいたるところに咲きほこる水仙を見ることができました。
この時期は町を挙げての「水仙まつり」などもあり、県内外からの観光客の方も多く訪れます。
町としては1年のうちで最もにぎわいを見せるときでもあります。
水仙の香りに包まれてのお散歩、なかなか良いです。
お出かけして、一足早い春を満喫されてはいかがでしょうか。
倫勝寺からですと、横浜新道の「川上」ICからアクアラインを通って、館山道の「鋸南保田」ICまで、およそ1時間15分。結構近いのです。
19日に保田でお仕事がありますので、時間があれば水仙の咲く「をくづれ」の方など、周辺を回ってこようかなと思っています。
今日はここまで。
初春の光をいっぱい浴びて輝く水仙の花、美しいですね。
特に2枚目の写真に感動しました。
また、シモバシラの氷華もとても面白く拝見しました。
なかなか見かけることも少ないので、寒いうちに一度お邪魔しようかと思っております。
寒い時期ですが、あちこち気にかけて見ていると毎日新しいことが見つかって、何か得した気分になりますね。