ときおり風が強くふくことはあったものの、あたたかな一日となった春彼岸のお中日。
今年も無事に春彼岸会法要が開催されました。
昨年のブログを開いてみると、思いがけない雪降りの中での開催であったことがわかります。
「彼岸荒れ」という言葉もあることから、今年は大丈夫かな、と案じておりましたが取り越し苦労だったようでホッとしているところです。
また、今年は彼岸の前に土日が入ったことから、例年よりも幾らかお墓参りが分散されたようで、大きな渋滞や駐車場の混雑もなかったようで、こちらも一安心。
お彼岸やお盆の時期には周辺の生活道路まで影響をうける地域もありますので、霊園管理者、主催者としてはけっこうヒヤヒヤするものなのです。
さて、当日は山形県常安寺ご住職、三浦信英老師をお招きしてご法話をいただきました。
「人間(じんかん)に生きる」と題してのご法話。
白板を使って身振り手振りを交えて、熱の入った一時間余りのご法話でした。
思い起こせば、住職が小学生頃からのご縁ですから、もうかれこれ半世紀余りお世話になっていることになります。
三浦老師のみならず、老師のお師匠様にも大変お世話になりました。
ワタシが永平寺での修行を終えて実家に戻り、地元企業に就職したのはいいものの二足の草鞋を履くことに悩んだときは、三浦老師のお師匠様に相談に乗っていただきました。
結果、長岡の方丈様につなぎをつけて下さり、そして今の私がここにいるわけで、仏さまの御縁は本当にありがたいものです。
法話のタイトルではありませんが、人はヒトとヒトとの間で生き、生かされているんだなとつくづく感じます。
当日は11時から「さんぜ」の合同供養法要も行いました。
写真からは判りませんが、今回から「さんぜ納骨者諸精霊」の大型のお位牌をお祀りしてのご供養となりました。
これまではさんぜ墓前での法要だったのですが、参詣者の増加や天候に左右されないよう本堂開催となったことから、お位牌を奉じて供養することとしました。
千葉・いづみ霊園の合同供養墓「しおん」についても同じように大型の位牌を作成しましたので、4月のしおん法要には位牌を奉じてご供養をすることができます。
関係者の方にはあらためてご焼香をいただきたいと思います。
さて、次回の合同供養は7月25日(木)に開催される大施食会法要になります。
当日は、昨年の施食会にもお出でいただいた女優のまつむら眞弓さんに再度ご出演いただき、第2回目の怪談を開催いたします。
昨年の新撰組異聞と銘打った怪談話の講演以来、日本各地で怪談の依頼が絶えないとのこと。
どのようなお話、怪談を聞くことできるのか、とても楽しみです。
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桜が咲きました。まだ一分にも満たない少ない花数ですが、なかなかイケています。
この調子だと花まつり前あたりに満開になりそうです、楽しみ。
緑萼系の桜は満開。小さな花ですがこちらも清楚さが魅力です。
先日所用で通りかかった横浜公園では、一本の桜が満開になっていました。
合掌の郷の桜は、もう少しかかりますね。
園内は草友会の方々のおかげで、いろんな花が咲いています。
開きかけの時期のチューリップは、わくわくするような魅力があります。
今日はここまで。