倫勝寺のお向かいのもちのき霊園駐車場に、十月桜が咲いています。
以前は四季桜と思っていたのですが、違ったようです。
花弁の数が四季桜は5枚一重なのに対して、十月桜は花弁が十数枚で、花弁の縁が薄く紅色になるのだそう。
どうみても十月桜でしたね。すみません、もの知らずで・・・(*_*)
桜に赤とんぼ。この時期にしか見られない景色です。
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先日、高尾の方の霊園に行って来ました。広大な霊園の敷地 \(◎o◎)/!ウチの何倍あるんだろう、想像もつきません。
あまり広すぎて、道に迷ってしまいました。園内には巡廻のバスが走っていて、思い思いの場所で乗降できるようです。これなら広くても大丈夫。
納骨まで時間があったので、あちこち散策。
遠くの山々をバックにコスモスが咲いています。いい場所です。近ければもっといいなあ・・・・・。
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鶴見のご本山では650回の大遠忌が行われていましたが、この時期はお寺の慶事が各地で行われています。
東北では、稲刈りが終わって一息ついたこの時期に晋山式(しんさんしき・・住職の新任式)や本葬儀が行われることが多いのです。
17、18の両日、私も福島の友人のお寺で行われた、晋山式と退董式(たいとうしき・・住職の退任式)に出席してきました。
以前、義捐金をもって伺った三宅さんのお寺です。
山門から本堂へ続くレッドカーペット。新住職が先代住職の思いを受けとめて本堂にすすむ、一筋の赤い道。
式の中で、歴代住職が受け継いできた袈裟を先代住職から譲り受け、肩にかけたその瞬間、新住職の顔はグッと引き締まったように思えました。
「相承」という言葉が今回の鶴見本山大遠忌のテーマとなっていましたが、地方の個々の寺院に置いてもそれは同じことです。
師資相承。
50年以上前、身体ひとつでお寺にはいったあと、先代住職は伽藍を復興し、幼稚園を始めて地域に貢献し、休む間もない日々を送ったそうです。
震災や原発の影響からの再建を託された新住職。
袈裟の重さ以上に、重いものを感じたことでしょう。
釈尊から受け継がれてきた仏法の重さを丁寧に次の代にわたしていくことの大切さを、あらためて感じさせられました。
修行僧の第一座を勤める首座(しゅそ)和尚の師匠が、弟子であり息子でもある首座にかけた祝いの言葉にもハッとさせられました。
「私が今かけている袈裟は、震災で亡くなった私の師匠、つまり君のお祖父さんのお袈裟です。
津波に流されて、法衣もほとんどダメになったしまいました。このお袈裟も、なんとか修繕してもらったものです。
師匠も君のこの式に出たかったと思います。今日はこの袈裟をつけることで、師匠と二人で君の首座としての大事な式を見守らせてもらいました。」
涙を禁じ得ません。
宮城、福島、岩手をはじめ、震災に遭った地域のお寺では、私たちの想像できないようなこの4年間をおくってこられたのだと思います。
このところの自分のあり方を・・・反省。
と言いながら、口ばっかりの住職は、福島の復興状況を視察に夜の街へ。
昭和の匂いがプンプンする福島駅東口の「狸小路」。みんな元気で営業中でした。
いやぁ、いいなあ、福島。
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おまけ
記念写真。
初めてです。クレーンから写されたの。
今日はここまで。
さんぜのまなざし goo別院 1510