本日の未明、大きな地震がありました。
茨城県水戸市と栃木県茂木(もてぎ)町で震度5弱を観測した今回の地震。
ビックリした人も多かったと思います。
住職も蒲団からガバとおきだし、揺れる蛍光灯をみながら、これ以上大きく揺れないでくれ、
震度はいくつだろうか、千葉のお寺は大丈夫か、山形が震源ではないだろうな、
本堂の位牌は倒れていないだろうか、新潟は大丈夫だろうな・・などと一瞬の間にいろんなことを考えたりしました。
地震は思わぬときにやってきます。普段から地震に対して準備万端、
ヘルメットかぶって、さあいつでも来い!と云う人はあまりいないでしょう。
昔から、お通夜の晩など佛さまがいる間は、お線香を絶やしてはいけない、
お灯明を切らしてはいけない、などといわれています。
ですが、今回のように地震が起きたりするとその一本の線香やロウソクが非常に危険なのです。
実際、倒れたロウソクから火が付いて天井を焦がす火事になった、
線香が座布団の上に落ちて、気づかぬうちに畳から火が出ていた、などの話しを聞くことが時々あります。
線香やロウソクは、お参りする人がいる間だけにしてください。
①長い線香は半分に折って使う。
②ロウソクは5分ほどで燃え尽きる短いものする。
など、できるだけ目の届く範囲で火を使うようにしてください。
非日常の疲れがたまるのも、お葬式ならではのことです。
思わぬ疲れから、ぐっすり寝込んでしまい、その間に火が出たりすることもあります。
また、お参りの最中に人が来たり電話が来て、火を使っていることを忘れてしまったりもします。
どうかくれぐれも、火の扱いには注意してください。
故人様からかえって心配されることのないように。
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今日のおまけ
園内の雑木林にあるモミジが、きれいに色づいてきました。
もともと鳳倫閣前の池のほとりにあった木なのですが、
病気になったのか一部の枝が枯れてしまい、
やむなく今の場所に植え替えたものです。
今度は土がよかったのか、毎年きれいに色づいてくれます。
早くから赤くなるモミジにはたくさんの種類がありますが、
園内には夏まで暗赤色の「ノムラカエデ」、
真っ赤な出芽が美しい「猩々」、
「紅枝垂」とも呼ばれる「手向山」などがあります・・・たぶん・・(~_~;)
緑の木々に囲まれた真っ赤なモミジは、またひときわの美しさです。
お参りに来た時に、木々の傍でちょっと一休みしていかれるのも良いでしょう。
これらの写真は、魚眼ズームというちょっと変わったレンズで写したものです。
決してモミジの巨木、大木が園内にあるわけではありません(^^)。
今日はここまで。