7月20日(木)20時よりヤマザキ太田スタジオにて、理容競技全国大会優勝者で県講師の永井哲雄氏をお招きして夜間講習会が行われた。「セットの極意」をテーマに、チャンピオンによる大事なポイントやコツ、技術を披露していただいた。
まず始めに、顔型の分類によるスタイルと印象分析やスタイリングで求められる再現性、セットをしやすくする要素等をスライドで勉強した。分かりやすいスライドと説明のほか、お店での実際のスタイリングやカットの話をした後、実技に移った。
モデルは男性2名(40代、50代)で、セットする前に軽くアウトラインと毛量調整のカットを行った。両モデルとも、主にフィンガーブロー(毛量調整によるカットを行った結果)でボリュームを出すことができ、再現性も高かった。部分的に毛先の動きを出すため、ブラシを使用した時もひとつひとつ丁寧な動きをゆっくり見せてもらった。
また、お客様にどんな整髪料をどのように塗布したかを説明するのも店販に繋がるひとつの手法として大事なことだと説明した。
最後に、講師はマネキンを使用し、アップバングのセット方法を披露。特に前髪のデザインでは大きな役割を担う部分で、ブラシの通し方、熱の入れ方等を学んだ。受講者には、スタイリングだけでなくカットの技術も間近で見ること感じることができ、有意義な講習会だったと思う。
(広報 小林 美雄)みやま掲載予定原文ママ