ひなびた温泉も、またよろし！

そうそう続いて杖立ネタ！

黒川温泉は「もう一度行きたい温泉」でかなり上位にランクしているらしいですな。
湯布院もいいけど、結構な値段。我々庶民には高嶺の花。
それで、最近は黒川温泉もいいけど筋湯温泉やはげの湯なんかも隠れた人気らしい。
そこで我が家は、昔懐かしい「杖立温泉」へＧＯ！
ここが賑わうのは、ご存知「端午の節句」。
杖立川にかかる線引きの鯉のぼりは既に季節の風物詩となっていますが、最近ちょっと隠れた人気スポットらしいです。

まずは、観光案内所で「あの～建物が入り組んでる観光名所と、●●バー●ーのお店の場所を教えて下さい。あ、それと立ち寄り湯でお勧めはありますか？なんてお尋ねすると、愛想のいいお姉さん（ということで）が、丁寧に教えてくれました。
やはり観光案内書はご当地の玄関なんで、印象は大事ですね。日帰り客にも優しい対応は「合格！」です。


ここ杖立温泉の最近のトレンドはこれです。昔は誰も見向きもしなかったのでしょうが・・・「背戸屋（せどや）」と呼ぶらしいのですが、この立体的な路地裏が秘かな人気を呼んでいるようです。実際見てみると、なんか囲まれ感があって不思議な安心感に包まれるような気がします。アーティストの日比野克彦氏も絶賛のようで、この夏にも当地を訪れトークショーを開催したようです。



額に汗しながら２区画ほどの背戸屋区域の階段を上り下りしながら散策すると安い料金で入浴できる公衆浴場やら、玄関先のちょっとした小物やら、結構面白い発見があります。
狭い路地なんで、家の中のテレビの音が聞こえたり、何やらタイムスリップしたような間隔さえ覚えます。



杖立川の両岸をつなぐ橋には鯉の形をした絵馬が天井一杯にぶら下げられていまして、これもまた絵になります。



階段には石灯籠なんかもあり、夕暮れ時に歩くのも一考かななんて思うわけです。
ただ、如何せんこの時期は暑いので階段の上り下りは厳しい。気温も３６℃くらいあって、下界とほとんど変わりません。ご当地は山あいとは言え、日本有数の高気温を記録する日田市の近くとあって、あんまり涼しくはないのかも知れません。



しっかりと？汗をかいたあとは、温泉へＧＯ！です。
紹介していただいた旅館へ向かいます。
ここの特色は「むし湯」です。通常のサウナよりも温度が低く、湿度が高いのが特徴でからだに古きよき時代から受け継がれる体に優しいサウナということです。



確かに中は、サウナ特有の息苦しさがありません。ただ、御覧のように入口が小さく中は密閉感がありますので当然、テレビなどあるはずもなく、閉所恐怖症の方にはいかがなものかと・・・まあ、蒸し器の中のお饅頭になった気分を味わえることは確かです！

一汗かいて、腹ごしらえは名物「杖立バーガー」。上の「背戸屋」の写真の右下に写っている「喫茶ジュン」で１日限定２０個！なんで２０個ですか？と聞きましたら、自家製パンなので２０個しか作れませんとのこと。
なるほど、パンは自家製パン特有のモッチリ感でサイズの割には重量感たっぷりで食べ応えあり！具もジューシーで久し振りにおいしいハンバーガーを堪能しました。



今回は時間もなく日帰りとなりましたが、高級温泉街にくらべ宿泊料も比較的リーズナブル！次回はお泊りも考えようかと思った１日でした。
実は、温泉に入り、ぐったりしての帰路の運転の辛かったこともありまして、お泊りがよろしいかと・・・・