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映画館では泣かない奴

2005-06-14 23:29:30 | 映画
ニライカナイからの手紙
監督・脚本/熊澤尚人
出演/蒼井優、平良進、南果歩、金井勇太、比嘉愛未
ニライカナイという、幸い住む桃源郷がある。
沖縄や奄美大島の人たちは、ずっと昔からそう信じて暮らしてきた
毎年、遠く海のかなたから神が渡来して豊穣や幸福をもたらす…。
だから、古来より南の島の人たちは、あらゆる来訪者を笑顔でもてなした。
ニライカナイ、そこには病や死さえなく年齢を重ねることもない。
この物語は、太陽(てぃだ)の恵み溢れたニライカナイからの手紙が運んだ、
ひとりの少女の成長の物語、そして忘れかけた人の絆の抒情詩である。


映画館では泣かない、と言う変なポリシーと言うか意地があるんですが、この映画は危なかった(^^;
死がすぐそこに迫り、見ることの出来ない娘・風希(蒼井優)の成長を想像し、想い、手紙を書き綴った母(南果歩)の気持ちってどんななんだろう。
おじいや島のみんなの風希への愛情、13年もの間真実を伝えられずにいたおじいの気持ちは…。
後半、風希が真実を知ってからのシーンはもう…

風希を演じた蒼井優さん、良い意味で垢抜けてなくて素朴で、とても風希という役がぴったりだと思いました。
それ程有名な役者さんは出ていないけれども、それがかえって良かった。
舞台になっている沖縄県竹富島の美しい風景と、そこに住む人々の優しさが伝わってきた。
東京のシーンもありますが、いやぁ、ごちゃごちゃしてる…せかせかした感じ、時間の流れるスピードが違う。

この映画、上映している映画館少ないんですよ、東京は一箇所(17日まで)、横浜も一箇所だけ(~17日までMOVIX本牧、18日から横浜ニューテアトルで公開)、宣伝とかもあんまりしてないんじゃないですかね、もっと多くの人に見てもらいたいなぁ。
DVD発売されたら買います。

手紙、いいですね。
最近は書かなくなりました(元々滅多に書かなかったけど…)、今じゃ殆どメール、手紙を書くのは年賀状くらい、それもパソコンで印刷して手書きで一言添える程度。
手紙って字がヘタクソでも一生懸命書いたのって、すごく想いが伝わりますよね。
手紙を出す相手がいない寂しい今日この頃…海外旅行とか行くと家とか友達に送ってみたりしてましたが、手紙が届くより日本に帰ってくるほうが早かったりしました(^^;

コメント (3)
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