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『杯 WORLD CUP』沢木耕太郎

2006-01-08 22:04:15 | 本・雑誌
ワールドカップイヤーの2006年、最初の読書はこの一冊。
杯 WORLD CUP

沢木耕太郎

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2002年の日韓ワールドカップの観戦記、というより旅行記といった方がいいかもしれません(沢木さん自身、あとがきで旅行記、と書いています)
大会前、日本代表メンバーの発表から始まります、そして日本や韓国のテストマッチ、本大会へと続いていくのですが、4年前を思い出しました。
俊輔が外されたことが話題になりましたが、他にも代表落ちした選手はいるわけですよ、波戸とか…
小野と西澤が盲腸になったり高原がエコノミークラス症候群になったり、ミスジャッジのオンパレードだったり、いろいろあったなぁ…

試合についてのことよりも、各競技場への道のり、そこにいるサポーター、スタッフの対応、スタジアム外での人とのふれあいが描かれていて、そのへんが旅行記と捉えられるところですね。
それにしても日韓合わせて21試合も観戦するなんて、なんとも羨ましい…
仕事だし相当なハードスケジュールだけど、これだけ試合を見られて、おいしいものをいっぱい食べたりして(韓国ではかなり飲んで、食べてますよ)なんか、かなり楽しそう。
ワールドカップの楽しみとして、自国の代表チームの活躍を見る楽しみと、世界最高のものを見る楽しみがある、と言うような事が書いてあるのですが、日本人にとってはホントそうですよね、イタリアやブラジル、ドイツなどの人にとっては自国の代表が全てになるとは思いますが。
あとは共同開催になったことで(韓国単独だったとしても)異国の地で異なる文化、食事に触れることもできたんですよね。サッカーも楽しめるし、旅も楽しめる、ん~ドイツに行きたくなってきたぞ~
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