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シン・ケニーのひとりごと通信

ジャン=ポール・ベルモンドXオマー・シャリフ主演Xアンリ・ヴェルヌイユ監督「華麗なる大泥棒」

昨日は、大好きなジャン=ポール・ベルモンドの命日、一周忌でした。新宿武蔵野館で9月2日から始まったジャン=ポール・ベルモンド傑作選3に来ました。





2020年傑作選では、仕事都プライベートで時間が合わず、涙を飲みました。しかし、2021年傑作選2では、「リオの男」「カトマンズの男」とベルモンドに夢中にはなった映画を映画館の大画面出見れる歓びに、心が躍りました。「相続人」に加えて、初めてスクリーンで見た劇場未公開の「エースの中のエース」に血沸き肉踊りましたね。




今回も7本が選ばれましたが、劇場未公開が1本、昔、映画館で見たものが4本、見逃したものが2本というラインアップ。



今日のひとりベルモンド祭り第1弾は、1957年公開の映画『The Burglar』をリメイクして、1971年高校1年の冬休みにロードショーで見たジャン=ポール・ベルモンドXオマー・シャリフ主演Xアンリ・ヴェルヌイユ監督「華麗なる大泥棒」です。




アテネに集結した3人の男と1人の女。とある豪邸に押し入った彼らは、鮮やかな手際で金庫を開けると大粒のエメラルド36個を取り出す。4人は港へ向かうが逃亡用の船は修理中で、5日間別行動で身を潜めることに。そんな彼らを地元のベテラン警視ザカリアが追うが、ザカリアの真の狙いは4人の逮捕ではなく、彼らが奪ったエメラルドだった。




出だしから、巨匠エンニオモリコーネの音楽で51年前にタイムスリップしました。細かいところは覚えていなかったのですが、舞台は、ギリシャのアテネでしたね。泥棒シーンは、どうしてもその前に見ていた「トプカピ」と「黄金の7人」にはかなわず、イマイチでしたが、金庫開けるのに電子技術を使ったのが目新しかったですかね。ベルモンドが、まだまだ軽やかで、身体を張ってアクションやってて拍手喝采!オマー・シャリフになぜか馬に乗らせたのは「アラビアのロレンス」へのオマージュでしょうか。アテネ市中のカーチェイスは、凄まじく、1968年にカーチェイスの新しい流れを作った「ブリット」に勝るとも劣らなかったのですが、当時、この映画を見た3ヶ月後に見た「フレンチ・コネクション」の方が迫力という点では、上でしたね。仲間の女性を誰が演じていたかすっかり忘れていましたが、ニコール・カルファン、「ボルサリーノ」や「友よ静かに死ね」とこの作品しか覚えていません。ヌードモデル役にしてベルモンドを拐かす女役でダイアン・キャロル、ベルモンドの部下にロベール・オッセン、贅沢なキャスティングでした。スピード、テンポは良いし、今、見てもなかなか面白い。



☆☆☆3/4






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