JAZZ from Nishinomiya

V・プレミアリーグのJTマーヴェラスを応援しつつ、日々の出来事や雑感を語ります。ときどき毒づきます。

クソガキ君(仮称)へ

2005年11月20日 03時52分32秒 | 釣り
風邪がだいぶんマシになったから南甲子園浜に行ってきました。

15時半に着いたら90%は埋ってました。沖向きで釣りたきゃ14時には出かけて陣取ってなければなりません。鳴尾浜向きでも16時がリミットかな。なお南東の角は常連のオッサン連中が陣取っているので、普通の人は入り込めません(笑)

俺は鳴尾浜向きに竿を出しました。ちょうど「比較的」広めのスペースが空いていたもので。右隣はウキ釣り、左隣はマナーの良いファミリー。今日は気持ち良く釣れそうです。

16時を過ぎても人はたくさんやってきますが、良い場所がなく帰ってしまう人もいます。こればっかりは人様の都合ってものがあるから「もっと早くおいでよ」とも言えません。仕事が終わってこれでも頑張って早く来たのかもしれませんしね。

さて左隣のファミリーなんですが、俺に一番近いところでは小学生くらいの男の子が釣っていました。その子がエサを付けにお父さんの所に行ったんです。早く戻って来れば良いのに、なかなか戻ってこない。誰が見ても空きスペースになってしまいました。

案の定、そこには新しいファミリーが。しかし待って下さい、4人連れです。おいおい、4本もサオを出す広さはないで。観察しているとウキ2本&サビキなのでまあ文句は言いませんでした。せっかくの家族揃っての釣りなんだし。でも、4本も竿を出されたら、文句言ってたかも(笑)。でもおめーら、4人もまとめて入るんなら、両隣に挨拶ぐらいせぇよ。お父ちゃん、びしっとしぃや。スペースの広さと入る人数を考えると、するべき状況ですよ。俺、この時から嫌な雰囲気がしていたんです。

ところで最初にいたファミリーのお父さんは良くできた人でね、先出の男の子の場所は黙って後から来たファミリーに譲り、自分の子供は自分の傍に置いて、絡まらないように上手く釣ってましたよ。

さて俺の右隣にはいつのまにかルアーのお兄ちゃんが入って来ました。潮が流れてなくてウキも動かないから入ってきても全然OK。ガキからじいちゃんまで楽しめるのが釣りの間口の広さです。みんなして楽しく釣らないと。

ところがお兄ちゃんの第一投が俺のウキから推定50cmの距離に。「ウキのすぐそばですやん!」と注意。「すんません」とお兄ちゃん。わかればいいんです(笑)。敵意(笑)はないことを見せるため、こちらから話しかけたりしてその後は仲良く釣ってました。

時合が来たようで幸先良く1匹釣りあげました。昨日と今日は全体的に不調のようなので。とりあえずボーズは回避。急いでエサを付け替え仕掛けを投入・・・したらライントラブル発生!リールと格闘すること5分。潮が流れていないのでウキも流れず、なんとか周りには迷惑かけることなく、最後には道糸を切って結び直し、復旧。しかし時合いは終了。ルアー兄ちゃんとその右のウキ釣り氏、俺と3人仲良く1匹ずつ仕留めました。

その後なかなか釣れず、お兄ちゃんは撤収。右隣が広く使えます。先程より気持ち良さ5割増しです。左隣のファミリーのために少し右に移動しても良かったんですが、また誰か入ってくるやろうと思いそのままいたのが間違いでした。

しばらくしてウキが沈み、水面下で揺れています。タチウオがエサを咥えてじーっとしているようです。いわゆる喰い渋りです。ええ~ぃ、スパッと沈まんかいっ!と思っていたら、その時。俺の視界にありえないものが。

俺のウキ奥30cmを左隣のファミリーの息子(小学生高学年?)の仕掛けが華々しく強襲!おいおい。どんな投げ方したらここに飛んでくるねん(図参照)???さすがにこれは怒らないわけにはいきません。釣り糸を垂れている以上、初心者も子供もお年寄りも関係ありません。特に初心者と子供には、こういうときは厳しくしなければ。だってこうやって失敗して怒られて、マナーやルールを覚えていくんですから。

でもね、そのクソガキ君(仮称)はじめお母さんもお姉ちゃんも、なんで俺が怒っているのかわからなかったと思う。それくらい初心者だったのかもしれない。唖然と&ボケ~っとして、一言も謝りもせず、仕掛けも回収せず。とっとと回収を促しましたけどね。怒りながらしかし丁寧語でね。「それ回収して投げ直してください!」と。子供とはいえ一人の釣り人とみなす以上、頭ごなしはイヤですよ。

こういうときはどうすれば良いのか。おい、あの時のマヌケなクソガキ君(仮称)、もしこのブログを読んでいるのなら、おじさんが教えてあげるからよく覚えておくように。

①君が釣っている場所は、君自身が選んだ場所であるということ。それゆえに、先に釣っている人に極力迷惑はかけないこと。
②特に人のウキのそばに自分の仕掛けを投入した場合は、故意でなくとも一言スイマセンと謝り、すぐさま仕掛けを回収すること。オマツリ(お互いの仕掛けが絡む)になるから。

ことさら今日のように魚の活性が低い日、ようやくアタリが出たのに、その真っ最中にあんなことになったら、怒らない人はまずいないと思って下さい。それが原因で魚が逃げることもあるし(普通は逃げる)、もしもオマツリしてしまった場合、君の道糸を有無を言わさず切ってしまうオッサン連中はゴロゴロしています。


・・・たかが魚1匹の話です。相手は子供だし、本来であれば笑って許してやればいいんです。だけど、先程のような理由で、俺はあえて大げさに怒りました。彼がこれからも釣りをしていくのであれば、やっぱりルールやマナーはこんな機会にでも身をもって体感してほしい。失敗するのは良いんです。誰だってしますし、特に今日のような風の強い日にはよくあることです。

今日のクソガキ君(仮称)には、今度どこかの釣り場で同じ様な失敗をしたときは、その時は「スイマセン」とひとこと言えるようになっていてくれればうれしく思います。そしていつか君が今日の俺のような目にあったとき、ちゃんとその相手を叱ることができるようになっていて下さい。そしてなにより、これからも思いっきり釣りを楽しんでください。


さて19日の甲子園浜ですが、イワシがほとんど回遊していないということで、タチウオも厳しい状態でした。それでも釣る人は釣っていたと思うんですが、ごく一部のベテランさんだけではないでしょうか。ちなみに俺は、上記の2本だけでした。クソガキ君(仮称)の強襲にあったアタリは、無事仕留めることができました(笑)

遠投できるウキ

2005年11月14日 21時59分06秒 | 釣り
前回は比較的早い時間(16時)からの釣行でしたが、普段は早くて19時から。釣座は比較的空いていますが、大きな時合いは過ぎています。

そういうわけで、21時頃になるとあっちで釣ったりこっちで釣ったり、波止を結構うろつきます。ウキ釣りにルアーの感覚を持ち込んだといえば聞こえは良いのですが、俺の場合はただ単に落ち着きが足りないだけです(笑)。でもせっかく空いてるんだから、いろんな所にサオを出すのも良いもんです。意外にそういうところでアタリがあったりします。俺がこれまでボウズがなかったのも、こういう釣り方のおかげだと思っています。

さて釣れない時にはいろいろな解決策があるもので、場所を移動する以前に、まずはウキ下の長さを変えてみるというのが良くある方法ですよね。それでも釣れない時。今度は沖目を狙います。つまり遠投するわけです。ところがなかなかこれが難しい。非自立のウキならそれほど飛ばないし、乾電池を使うようなでかいウキは使いたくない。というわけで自立ウキを使うことが多いのですが、その中でもオススメはこれ。俺は3号を使っています。

とにかく飛ぶ!追い風に乗ろうもんなら爽快なまでに飛ぶ!俺は周りが全く釣れない時に、これで遠投して毎回オイシイ思いをしています。ウキの内部に移動式のオモリが仕込んであって飛距離を稼ぐという代物。視認性もなかなかのものです。

難点が2つ。1つ目はウキトップの故障が多いこと。ラバートップでもなく非常に硬質な樹脂製で、またウキ自体がある程度重いので、耐衝撃性に弱いんです。俺はハネやキビレ、スルメイカなどたいがいの夜釣りにはこのウキを使っていますが(0.5号、1.5号、3号)、これまで破損した回数は数知れず。本体はなんともないのにトップばっかり壊れるんです。

しかし、これまで売ってなかったのか近所の釣具屋に置いてなかっただけなのか知りませんが、トップが単品売りしてなかったんです。いつも無駄なというか嫌な出費を強いられていました。しかし1ヶ月ほど前に気がついたんですが、いつのまにやらトップ単品が売られているではありませんか。しかも保護用に蛍光ラバーまで付属してます。これはありがたい!多分このウキの衝撃性の弱さについてはユーザーからも多々指摘されていたんでしょうね。

さてもう1つの難点ですが、本体実売価格が1,300円+税と、なかなか高いこと。

俺のサオはシマノの安い磯竿で、セールで5~6,000円くらいで買ったもんです。リールも同じくシマノの安いリールで、これまたセールで3,500円くらいで買ったもんです。ずっとこれらを愛用しています。つまり道具に金をかけないくせに、このウキを使い出してからは、壊れては買い&壊れては買い、かれこれ15本は購入しました。

しかしウキトップ単品売りのおかげで、このウキに対する出費もかなり緩和されました。正直ホッとしています(笑)


感度もなかなか良く、0.5号でもかなり飛んでくれるのでこれからも愛用し続けることでしょうが、もう1つ注文をつけるなら、ウキトップをネジコミ式にしてほしいものです。たまに弛んでいたことに気がつかず、いつのまにか水が入って電極がショートしちゃってるんですよね。

ヒロミ産業さん、ぜひご検討下さい!ただあの細さでは、ちょっと難しいかもね(笑)

またまた甲子園浜

2005年11月14日 02時36分33秒 | 釣り
土曜日に行ってきました。

現地には16時入りしたんですが、見事に満員。ちょっと無理かなと思った隙間にそれでも入らせてもらおうとしたら案の定断られ、なんやかんやでとある方の好意でなんとか場所を確保しました。

早くても19時位から釣るので、こんな時間からタチウオを狙うのは初めてです。

左隣が引き釣りで、ちょっと釣りにくいなと思ったんですが、まあ仕方なし。図を見てもらうとわかりますが、ウキ釣りの場合はウキを潮に流しながら釣り、隣の人の邪魔になりかけた所で仕掛けを回収。周りもそれにあわせます。引き釣りの場合は前後の釣りなので、そこでウキの流れが分断されちゃうんですよね。もちろんウキ釣りをする人間本位の考えですけどね。

それはさておき、右隣にオッサンが入り込んできて・・・人の良さそうなオッサンなので、やんわりと「そんな狭い所で釣れますか?俺は問題ないけど」というと、「大丈夫ですよ」と言うのでどっか行けというのはやめときました。普通は入らない狭さなんですけどねぇ。俺も入れてもらったことだし、こういうときはお互い様ということで。やはり釣りは楽しくないと。

夕方、陽が沈みかけた頃、自合いがきました。ここで左隣の引き釣り師が本領発揮。かなりのベテランだと思うのですが、仕掛けをブン投げて巻いてHIT!をじつに手際よく繰り返すんですよ。しかもマシンのように動作を繰り返すもんだから見ていて感心するばかり。ちなみに引き釣りの仕掛けというのはこんな感じ。デカイ針にドジョウをワイヤーで縛り付けてブン投げるという、まさに「生きたルアー」といった仕掛けです。

引き釣り師は10分足らずで4~5本釣りました。素晴らしかった。しかしかなりの御歳だから、途中でゼイゼイ息切れしてました(笑)。そりゃあんだけ猛烈に引いたら疲れますよ。8本くらい釣って、時合いが過ぎればとっとと引き上げていきました。かっこよかったです。

夕方の時合い=ゴールデンタイムだから、波止が殺気立ってくるんですよ。タチウオは歯が鋭くて、口から針を外す時にはどうしても〆る(殺す)ことが必要なんですが、時合いは短いから、これに時間を掛けていられないんです。前述の引き釣り師は、頭を思いっきり踏んづけて息の根を止めていました。俺は普段はタオルで頭をつかんで脊髄をサバ折りにするんですが、今回は「首の下あたりを踏んで、頭部を蹴っ飛ばし」ました。合掌。

これはじつにいろんな方法があって、ナイフで頭を切り落としてしまう人、ペンチでエラ~アゴにかけて一気に引き剥がしてしまう人など、様々です。いやあ、人間って残酷なもんですね(笑)

俺は夕方に3本釣って、その後2本追加しました。人が少なくなった22時頃からはイカ仕掛けのサオを出して、コウイカを2杯。驚いたのはタチウオ仕掛けに27cmくらいのイシモチが引っかかったことです。普通投げ釣りで狙う魚なんですけどね。

夜釣りの経験、ゴミ問題など

2005年11月08日 03時21分17秒 | 釣り
前回の釣行記を書いてから更に2回行ったわけですが、結果は思わしくなく。

たいがい21時以降に出かけるわけで、つまりゴールデンタイムを過ぎてからの釣りなんで結果が良くないのはある意味当然なんですが、とりあえずボウズがないのが何よりの救い。

まだタチウオがあまり入ってきていないらしいです。言うまでもなく回遊魚なので、大きな群れが入ってこないことには話になりません。常連さんが言うには今週末から良くなるはずとのことなんですが。。。

釣りを始めて3年半弱、何回釣行したか全く覚えていないんですが、まあ仮に100回行ってたとしたら90回以上が夜釣り、しかも電気ウキを使ったウキ釣りです。この釣り方に関しては、ある程度の経験とスキルを積んできました。俺が夜釣りが好きな理由は以前に書きましたが、視力が2.0あるのもある意味救いでした。夜に目が見えるというのは、非常に有利です。

で、タチウオ釣りも夜釣りには変わりなく、これまでの経験が大いにモノをいっていると思っています。決して自惚れるつもりはないんですが、前回(土曜日)の釣りでは、周りがほとんど釣れていないのに俺は2匹釣り上げることができました。経験の積み重ねは大切だなと感じている次第です。

逆に昼間の釣りとなると、これはもう酷いものです(笑)。もちろん数えるほどしか釣ってないから何ともいえないのですが、多分1年選手とほとんど変わりないでしょう。だいたい昼間はテンションが・・・いや何も言うまい(笑)

しかしまあこんなふうに屁理屈をこねている間はまだまだ青二才なワケで、甲子園浜の主のように8号のウキに2号のオモリをつけて「これがちょうどいいんや」などと言えるような境地に達するには、その道のりは果てしなく遠いというわけです(笑)

なお、甲子園浜の主のことが出たついでにひとつ。甲子園浜の某所にはゴミ箱が設置されています。甲子園浜の主ことおっちゃんはほぼ毎晩(というより深夜に限りなく近い早朝)ここに来て釣りをしはるんですが、釣りの合間にゴミ箱のゴミを分別し、仲間と一緒に作ったという簡単な石積みの炉で可燃ゴミを焼却されています。ビニルやプラスチックを燃やすのが良いのかどうかは別にして、このゴミ箱が溢れ返らないのは、ひとえにこの人のおかげなんです。多分このゴミ箱もおっちゃんと仲間達が設置して下さったんでしょう。

現在、兵庫突堤や南芦屋浜ベランダといった人気スポットでは、釣り人の出すゴミが問題になっており、ネット上の掲示板などでも「ゴミのポイ捨てはやめようや」「ゴミは持って帰ろうや」などと活発に議論がなされています。エサ屋さんもゴミ拾いに来られています。ただ議論している人たちはもともとゴミを捨てるような人ではなく、実際に捨てている人たちが無関心だと意味がありません。

特に感じるのは、家族連れのマナーの悪さ。ことゴミに限らず、これはもう酷いものです。お父ちゃん、子供にちゃんと教育したらなあかんで。そりゃ俺だってゴミが風で飛ばされて海に落ちたり、糸の切れ端がどっかに行ったりということはあります。仕掛けが根掛かりして切れたことも多々あります。だから偉そうなことは言えないけど、せめていつも意識だけはしておきたいと思っています。最近は、自分が帰る時に周辺にあるゴミは拾って一緒に持ち帰るようにしています。

ゴミは自宅に持ち帰るべきなんですが、「店に持って来て下さい」といってくれるエサ屋さんもあります。要は釣り場にゴミを放置しないことが重要なんですよね。

海釣り公園以外での釣りは、基本的に港湾管理者等に「黙認」してもらっているわけで、ゴミ問題などが大きくなると、最悪の場合、その場所は立入禁止にもなりかねません。みなさんくれぐれも、ゴミのポイ捨てはやめましょうよね。自分で自分の首を絞めるようなマネだけは、したくないもんです。

甲子園浜の主

2005年11月04日 02時57分03秒 | 釣り
2日の晩にまた甲子園浜に行ってきました。

本当は3日に行くつもりだったけど、4日が仕事なのでやめにしました。例によって現地に着いたのが21時前、完全に時合後です。

人も疎らな中、釣り人に「こんばんは。釣れますか?」と聞くと、「僕はダメやけど他の人は釣ってるみたいやで」とのこと。この人は置きザオにして折りたたみチェアに腰掛けてましたが、まあこれではなかなか釣れないだろうと思いました。

さて仕掛けを投げてみてわかったんですが、潮が悪くなかなかウキも流れません。荷物を置いたまま移動したら、2本ほど釣れましたが、またここも潮が流れなくなりました。

最初の場所で釣っていると、潮上にいたオッサンがHit!「浮き下は2ヒロくらいですか?」「もうチョイ深いわな」と物凄く面倒臭そうな答えが。とりあえず2ヒロ半に調整して、オッサンの5m横から投入すると、オッサンが「人の釣ってる所に投げるなや!」と激怒。俺はさっきより潮上から流していきたかっただけなんですが、まあ考えてみればちょっと接近しすぎたのかもしれません。俺はウキと一緒に自分も歩いていくタイプなんですが、まあそんなことはこのオッサンが知る由もなく、それにオッサンにしてみれば自分の釣れたポイントを釣るな、ということでしょう。ピンポイントなんてないはずの場所なんですが、まあこれは俺が悪いということで。もしこのブログ読んではったら、あの節はどうもスイマセンでした。

しかしこのオッサンは円錐ウキを使っており、このウキの動きを眺めていましたら次回の釣行時のヒントになりました。

気を取り直してオッサンから離れて釣っていると、ウキが沈みました。どうせイカやろうな。この日はずいぶんイカが邪魔をしてくれるんです。かといってイカ専門で狙うほど数は釣れなさそうだし、悩ましい日です。まあ念のためアワセを入れると、あら本命のタチウオでした(笑)

こいつがかなりの引きを見せてくれまして、取り込むまでに3号の磯竿を何度も強烈に曲げてくれました。指4本の良型で、尻尾が切れていた(他のタチウオに喰われていた)ので長さはわかりませんが、推定95cm前後といったところでしょうか。

結論から言いますとこれ以降はイカのあたりばかりでまったく釣れなかったんですが、1時半頃に「おはようさん」と1人のおっちゃんがやって来て、いろいろ喋っているうちに朝になってしまいました(笑)

おっちゃんは現在80歳で、まあおっちゃんというより爺ちゃんなんですが、18年ほど甲子園浜で釣っているらしく、自称「甲子園浜の主」とのこと。季節ごとの釣れる魚、大阪湾の魚の回遊コース、釣り場の深さ、釣れる時間帯、時間による潮の動きなどなど本当に貴重な情報を教えて頂きました。先程のオヤジとはエライ違いです(笑)。そのお礼というのもなんですが、おっちゃんの電気ウキの電池が切れかけで予備もなかったため、俺の予備をあげました。たいそう喜んでくれました。

で3時過ぎくらいからおっちゃんの釣り仲間がやってきて皆で釣っていたんですが、なかなか釣れません。おっちゃんが「これ使ってみなよ」と塩漬けして身を引き締めたイワシを2匹くれました。しかしこれでも釣れず。

途中で雨が降り出したときに、おっちゃんたちが傘を差し始めたのには少々驚きました。傘差しながら釣りかよ!普通はレインコートやろ!なんというか、年季が入ってるというか、もうこの歳になると何かと達観してますな。素晴らしい。で、結構アタリはあったんですが、なぜか俺だけ釣れず結局7時に納竿としました。「またおいでや~」とおっちゃんは自転車で去って行きました。

朝方はコウイカをエギで釣っていた別のおっちゃんともずっと喋ってました。このおっちゃんは職場がポートアイランドで、昼休みとかにもちょくちょく釣りをするとのこと。好きですねぇ(笑)。ある時など昼休みにタコ3匹釣ったそうですよ。ええなぁ、昼休みに釣りなんてめっちゃ楽しそうやなぁ。

釣ったタチウオは、塩焼きにして晩御飯のおかずになりました。基本的に魚の写真は撮ってませんが、ちゃんと釣ってますよ。現地ではベトベトの手でカメラを触りたくないし、捌く前にわざわざキレイに手を洗って撮るのも面倒なんですよ。くれぐれもウソは書いてませんのでそこのところはヨロシク(笑)

次回の釣行予定は金曜日か土曜日、雨だったら日曜日です。波が穏やかだったら例の円錐ウキを試してみようと思います。楽しみです。

雨の南甲子園

2005年10月31日 02時35分17秒 | 釣り
というわけで、日曜日も行ってきました南甲子園浜。

いつもの尼エサ西宮店でエサとケミホタルを購入。ちなみに尼エサ西宮店はマーヴェ体育館の近く(43号線沿い)にあり、この後マーヴェ体育館の前のミニストップでオニギリ&水分を買い、マーヴェ体育館に一礼した後、その前の道(今津西線)を南下するというのが清く正しいマーヴェファン釣り師のあり方です。体育館前の自販機でRootsなどを購入すればなおグッドw

さて今日はちゃんと16時半に到着。人多い~。なんとか隙間を見つけて入らせてもらいました。両隣はエギング、俺はウキ釣り。エギはルアーみたいなもんですから前後と上下の釣り、ウキ釣りは基本的に左右と前後の釣り(言わんとすることわかります?)ですので、嫌がられるかなと思ったけど、両隣ともイイ人達でした(笑)

コウイカがポツポツ釣れているようなので、とりあえずイカ仕掛けをセット。今日は波風が強くて釣りにくく、おまけにライントラブル頻発。そんな中、気がつけばコウイカHit。とりあえずビールのアテは確保(笑)。

その後アタリもなく、ダラダラとリールを巻いていたらいきなり足元でイカ仕掛けにタチウオが引っかかりました!しか~し、イカ仕掛けは針に返しがついていないため、あえなくバラシ。即刻タチウオ仕掛けにチェンジです。

ところがアタリがなかなか来ない。周りでイカが釣れている=タチウオはあまりいないということでしょう。そうこうしているうちに風と波が治まりだしました。するとアタリがちょこちょこ出てきましたよ。しかし針に乗らない~。今日のキビナゴは少々大きめのため、食べるのに時間がかかっているんでしょうか。

こうなったら昨日より遅アワセやな・・・と思っていると雨が降り出しました。しかも集中豪雨です。靴の中まで水浸し。アカン、帰ろう、と仕掛けを回収しようと思ったら、ウキが見えない。あまりの雨の強さで電気ウキが見えないんです。

・・・んなワケもなく、つまりアタっていたんですね。アワセを入れるまでもなく手元にグイグイっと明確な魚信が!指3本/85cmのタチウオを釣り上げました。このまま続けてたらもっと釣れそうな気配だったんですが、晩秋の雨は冷たすぎます、これにて納竿としました。

この季節、雨の中の原チャはツライものがあります。顔が硬直しそうでした。しかもこの日は釣用のグローブ(親・人指し・中指が穴あき仕様)しか持って来ていません。超薄の使い捨てゴム手袋の上に釣用グローブをはめましたが、凍傷になりそうなほど冷たかった。

余談ですがこのゴム手袋、冬の釣行には重宝します。原チャだと運転中は手袋をはめるわけですが、帰路では臭い手に手袋をはめなければなりません。水道のある釣り場もありますが、水で洗ってもなかなかエサの臭いなど取れるものでもないし。ところがこれをはめてからその上に手袋をはめると、まったく汚れず臭いもつかないというスグレモノ。ホームセンターなどで1箱100枚入りが4~500円で売ってます。車のハンドルが汚れるのがイヤという方も、ぜひお試し下さい。

今日はイカとタチウオ、まとめてバター焼きにしました。まあマーガリンなんですがね(笑)。美味かった~!

初タチウオin甲子園浜

2005年10月30日 14時32分08秒 | 釣り
金曜日の晩に、釣りに行ってきました。

満潮からもかなり時間が経過していましたが禁断症状に襲われ、エサ屋さんに電話。「あ~まだ釣れますよ~」との返事なのでGO!9時前にエサ屋さんに到着しました。

今回の獲物wはタチウオです。釣りを趣味として3年が経ちますが、なぜかタチウオ釣りをしたことがなかったんです。このあいだのハゼ/コウイカ釣りのためにリールには2号の道糸を巻いていたけど、4号に巻き直してもらいました。キビナゴとタチウオ仕掛け、ケミホタルを買って甲子園浜に着いたときには21時半になっていました。

「人少なっ!」。時合い(釣れる時間帯)を過ぎたのか、人がほとんどいません。嫌な雰囲気です。そこでタチウオは置いといて、まずコウイカを狙いました。しかし20分経ってもうんともすんとも言わず。ダメ元でタチウオに切り替えました。

ネットで予習はしていたので餌のつけ方とかは無問題。仕掛けを投入してアタリを待ちます。5分、10分、15分・・・20分ほどして浮きが沈みました。キタ─────(・∀・)─────ッ!!!

しかしタチウオは「遅アワセ」とのこと。「30秒経っても針に乗らないことがありますよ」とエサ屋の兄ちゃんの弁。それを信じて30秒ほど待つと・・・ウキが浮上!あれ???エサは喰われてました。遅すぎです。

次のアタリでは15秒待ってみました。これも遅すぎた。次は5秒、今度は早すぎです。難しいっちゅうねん!でも面白い!

そこで、夜釣り専門wの経験を活かし、もう自分の勘を信じることにしました。釣りはイメージが大切です。浮きが沈んだあと、水面下ではどのような光景が繰り広げられているかをイメージします。その結果導き出されたのは「視力2.0の俺の目でウキの灯りが完全に見えなくなってから5カウント」

今度は見事にHit!サオに重みが載ります。途中で軽くなり心配しましたが、足元で派手に暴れてくれました。銀色の魚体が真っ暗な海面から上がってくる光景は、何ともいえずにイイもんです。

その後も何度かのバラしとHitを充分に楽しんで、結局2本追加の計3本で終了。指3本・80cmクラスばかりでしたが初めての釣り、しかも時合外れにしてはなかなかの釣果だと自画自賛。

そうそう、最後の1本は、針を外すために〆める時(タチウオの場合は首をサバ折り)、華々しく抵抗してくれました。油断していた俺の手にタチウオの歯が当たった瞬間、出血しました。傷は小さかったんですけどね、噂には聞いていたものの、素晴らしい切れ味にしばし感動。市販のカミソリやカッターよりはるかに良く切れますよ。5分くらい血は止まりませんでした。

タチウオは家に帰って、1匹は塩焼きにしました。残りの2匹は小麦粉をつけて焼き、和風の餡をかけて美味しく頂きました。でも小骨が喉にグサグサ刺さり、少々後味の悪い結果となりました。

しかしこんな楽しい釣りならもっと早くからやっておくべきでした。

てんぷら

2005年10月25日 20時19分31秒 | 釣り
会社の人にイカ釣りの話をしたら「天麩羅が美味いで~」と言われた。ホンマや!すっかり忘れてた、コウイカはてんぷらが美味いんや~!あの肉厚の身・・・ぐはっ!

来週は釣れるかどうかわからんし・・・メッチャ悔やみますなぁ。

甲子園浜でハゼボーズ&コウイカ好釣

2005年10月24日 22時26分13秒 | 釣り
昨日は仕事仲間のF氏と釣りに行きました。

F氏は先月にサオを買い、釣り師への道をひた走るのかと思いきや・・・まだ1回しかサオを使っていない様子。なんでも会社の人と淡路に釣りに行ったものの、何も連れず結局サビキで小さなアジを50匹ほど釣ったのが、そのサオでの最初で最後の釣行だったらしい。

F氏は耐寒性のありそうな顔つきのわりには寒さにめっぽう弱く、冬を迎えると釣行などするはずもありません。それまでに一度彼のサオにも魚の引きを味わわせてやろうと思い、誘ってみたんです。もっともそのサオはなぜか投げ釣り用のサオで、用途が限られるにもかかわらず最初の一本にこれを選んだF氏はつくづく可哀想です。誰かアドバイスしてやれよ。結局、投げ釣りでも何とかいけそうなハゼをターゲットとしました。

しかし、F氏はサオを持参してこず(家のどこかにあるらしい)、予定通りサオを貸しました。しかもこれだけは持ってこいと言っていたタオルすら忘れて来ました。これはいけませんねぇ、それくらいは持って来いよ!

もっともF氏は釣り場に本を持参してのんびりムード、根本的に釣りは二の次のようです(笑)。これからピークを迎えるタチウオ釣りでは、阪神間の波止の至る所が鉄火場となります。 F氏のようにのんびりしていたら殴られそうです(笑

この日は満潮と干潮が1回ずつしかない日で、朝は雨&風。昼から暖かくなってきたけど、どこも軒並み貧果だったようです。我々もものの見事にボーズでした。これほどエサが余った釣りは久しぶりでした。

夜釣りに特化した俺としては、周りの景色が見えるためか、昼間に釣れない時のイライラ度は、夜の比ではありません。小さい頃から動物が好きで、生物部(高校)~農学部(でもじつは分析化学)を過ごした俺にとっては、のんびりするにはもっと自然の雰囲気、というか植物の緑が必要ですね。昼間の波止は、景色が人工的でダメです。味気ないコンクリート護岸やゴミがずっと目に入っていると、なんともいえない気持ち悪さを感じます。行きかうウインドサーフィンも小蟹を取る親子連れも、それ自体を切り取るとひとつの絵として成り立ちますが、全体的な協調性のなさは妙な薄ら寒さを感じます。なぜだろう。

一度場所替えをしたものの、釣れないと判断し、ハゼは早々に切り上げました。木っ端グレやらボラはいっぱい泳いでたんですけどねぇ。そういうわけで、陽が沈む前にコウイカのポイントに移動。時期的にそろそろ回遊してくるであろうタチウオを狙うたくさんの釣師が早くから場所を確保しており、何とかその隙間に入り込みました。

ここで電気ウキの電池を忘れたことに気がつき、F氏に買ってきてもらいました。2人分買ってきてもらったのに、F氏はサオを出しません。なんでも6時から日本シリーズを見るため、もうすぐしたら帰るとのこと。1本のサオを交替で使うことにしました。

F氏は釣り上げられなかったんだけど、ウキのアタリを見る目だけは一流のようで、俺が釣ってる時には「当たってる!」などとよく教えてくれました(笑)。コウイカはスルメイカと違ってアタリがあまり明確ではありません。底棲性のイカだから、下からエサに喰らいつくんだと思います。つまり、食い上げが出るんだと思います。俺は遠投性を確保するために自立ウキを使っていたので、食い上げの時はアタリがわかりにくい。ウキからは文字通り目が離せない釣りでした。

日が沈む前に3杯釣り上げ、幸先良いスタートでしたが、F氏は早々に退散。もったいない。ロッテにボロ負けした試合なんか見んでもええのに。帰ってから入れ食いでしたよ(笑)。

しかしF氏は今日の釣行、楽しかったんでしょうか?なんか申し訳ない気分になったんですが。。。

さて港湾や船に灯が燈るころになると、ようやく風景に違和感がなくなります。

なにも見えない真っ暗な水面に、電気ウキの灯りが点々と並びます。仕掛けが隣の人のエリアにまで流れると、巻き戻して投入。「今何ヒロ(ウキから針までの長さ。1ヒロは1.5m)でっか~?」「遠くまで投げたほうが釣れるみたいやな~」「イカの群れが来たでー!」などと隣近所と雑談しながら、また投入。これを繰り返しながら、いつ沈むかとウキに集中しているほうが、俺の性には合っているようです。

釣れなければ周りも殺気立ち(笑)、釣れだすとそこかしこで歓声が上がる。イカが水を吐く「プシュー!」という音が聞こえます。小さなサオにイカをぶら下げて「釣れたでぇ~!」と騒ぎまくる邪魔なクソガキ(笑)や仕掛けをオマツリさせて文句を言われるおっちゃん。イカに墨をぶっ掛けられ服が汚れまくるドジな男(=俺)、などなど。些細なことだけど、悲喜こもごものプチドラマがそこにはあります。普段はアカの他人でもここでは共通の目的を持った仲間同士で、誰かラジオで野球中継でも流そうもんなら「あー赤星のボケ、なにやっとんや!」などと盛り上がります。やっぱり夜釣りが一番です。

結局この日はコウイカ18杯という好釣ぶりで、8時前に納竿としました。

それにしても寒かった!防寒着を持っていってたんだけど、下はジーパンだったので、ガクブルでした。すっかり風邪をひいてしまい、今も微熱が続いています。

イカは持ち帰って、身は刺身にし、ゲソは煮付けました。写真は調理後のものです。真ん中が耳の部分で、周りが胴体です。汚い海ですが、きれいに皮を剥いたら刺身でも美味しかったですよ。臭みもまったくありませんでした。もっともコウイカは別名スミイカというくらい墨を吐きまくります。家に帰ったときはさすがに生きていなかったけど、水で洗うと大量の墨が。。。下ごしらえにやたら時間がかかりました。台所の流しは真っ黒でした(笑

さて晩秋から初冬にかけての波止釣りのメインターゲット・タチウオですが、実は俺はまだ釣りに行ったことがありません。今年からはやってみたいなと思っています。昨日もコウイカの仕掛けに「ゴンゴンッ!」という明確な当りがあり、巻き上げるとエサが食いちぎられていたので、おそらくこれがタチウオだと思います。上手い人はコウイカの猛攻をかわして、何匹か釣っていらっしゃるようですよ。


やっぱり釣りは楽しいですね。

コウイカ1匹 <=:∈

2005年10月20日 19時59分49秒 | 釣り
先週の話になるんですが、金曜日の晩に久々に釣りに行ってきました。もちろんコウイカです。夜半から雨という事で、釣果はまったく期待できなかったんだけど、時間のあるときに行っとこうと思って。なかば禁断症状が出たんでしょうね。釣り人の悲しい性です。仕事が終わってからだから、時間的には少し遅い。コウイカは、だいたい17~20時あたりがBESTだそうです。

現地に着いたのが午後9時過ぎ。人多い~。甲子園浜にでも行ったほうが良かったかな、と思いつつ、なんとか釣座を確保。今日はキビナゴをエサにしました。ブラックタイガーを買ってなかったから(エサ屋にも売っていない)。しかし最近のアオリイカブームもあって、エギ(餌木)で釣ってる人が結構いますね~。エギって言うなればルアーですよね。ルアーフィッシャーってキャッチアンドリリース派が大半だと思うんですが、そういえばエギでイカ釣ってリリースする人ってのは聞かないですね。あとワームでメバルやガシラ(カサゴ)を釣る人も増えてきた。こういう人たちもほとんどリリースはしませんよね。

俺はゲームフィッシングという発想が嫌いで、釣った魚は食べなければならないと思っていますし、食べないなら釣るな、という考えの人間です(さすがに小さい魚はリリースしますけど)。餌みたいなものを泳がせて、針引っ掛けて、さんざんもてあそんで上陸させた挙句、はいサヨウナラ・・・キャッチアンドリリースといえば文明的なのか文化的なのか?魚をあまり食べない世界で育った文化ですから、それを一概に否定するものではありませんがね。

しかし不思議とヘラブナ釣りをしている人には嫌悪感を感じません。あれも全部リリースしますよね。もともと食用魚じゃないから、リリースに違和感を感じないんでしょうね。あとあの釣りは品がある。なんともいえない奥ゆかしさがある。まあ個人的な主観です。ブラックバスはどうでしょうか、あれも一般的には食用ではないから、リリースしても違和感ないのか、と思いきや、あれはダメです。そもそも外来種ですから。日本固有の種を食ってしまう。ブラックバスについては、可哀想ですがキャッチアンドキルが必要です。琵琶湖ではブラックバスはリリース禁止になっていますが、当たり前です。これに反対するアングラーの気が知れません。特に清水○明。お前はアホか!

あと河口湖でしたっけ?古くからルアーフィッシングのメッカで、今でも毎年積極的にブラックバスを放流しているところ。富士山が世界遺産に登録されないのは、お膝元にこんなDQNな湖があるからですよ(ウソ。最大の要因は登山客のゴミ問題)。

たしかにブラックバスは勝手に放流されたわけで、彼ら(魚)自身には何の罪もありません。命を奪うなという論法は、それ自体決して間違えていないでしょう。しかしブラックバスがそこらへんの池や湖に生息しているということは、例えが大げさですが、ヒョウが裏山に住んでいるようなもんです。人間に対する被害を言っているのではありません。生態系を崩す大きな要因となっている以上、リリース禁止と大々的な駆除は当然の方針でしょう。一方でブラックバスの食用化を進めている団体などもあって、こちらは非常に評価できる試みではないかと思います。

生態系というのは非常にシビアなもので、九州のメダカを関東の川に放流してはいけないらしいです。遺伝子レベルで異なるからだそうです。

しかしこういう話も行き着くと個人のエゴになってしまいましてね。お前が狭い水槽で熱帯魚を飼うのはええんか?命を弄んでるんとちゃうんか?と言われると、スイマセンとしか言いようがない。唯一の救いは、熱帯魚を水槽で飼っている以上はなんら日本の生態系に影響を及ぼさないことと、俺の飼っている熱帯魚はほとんどすべてが東南アジアでの養殖モノで現地の生態系破壊にも繋がっていないであろうということ。例を挙げると映画「ファインディング・ニモ」の影響で熱帯魚業界では「カクレクマノミ」の飼育ブームが起こり、今もその人気は続いているようです。現地での結構な乱獲が問題視されています。こういう試みは嬉しいことですよね。

本当は釣りという大きなくくりのなかでも問題は山積みしていましてね。漁師さんとの関係(毎年、大阪湾でも各漁協が多くの稚魚を放流しています)、港湾で働く人たちとの関係(港湾での釣りはあくまでも「黙認」されているだけ)もあります。改正SOLAS条約(海上人命安全条約)というものが発効されて、主要港湾の一部エリアでは正式に釣りが禁止になりました。ゴミ問題は言うに及ばずですし、これのおかげで閉鎖された釣り場もあります。

特に俺のよく行く南芦屋浜は、埋立地ということもあって阪神間でも比較的新しい釣り場です。対岸に芦屋浜を望む「水道」という愛称の北面石畳、同じく石畳の西面、手すりの付いた南面「ベランダ」、そして東面も。一部の禁止区域を除く周囲全面が好釣場で、ベテランから子供まで楽しめます。南芦屋浜はスポーツ施設やヨットハーバーなどの開発も進み、また人工の砂浜(遊泳禁止だと思うけど)もあって、釣り人以外の多くの人も利用します。もちろん居住者もたくさんおられます。南芦屋浜でもサビキ釣りのシーズン(ちょうど今)になると、エサのアミエビを洗い流さないために発生する悪臭や、ゴミ問題(特に家族連れのマナーが悪い!)など、そのうち釣り禁止になるんじゃないかとすら心配してしまいます。あんなにステキな釣り場なのに。エサ屋さん(○ishing MAX)などは、不定期に軽トラでゴミ回収に来ていますし、地元ボランティアも自主的に清掃をしていますが、肝心の釣り人のマナーが向上しないことにはいかんともしがたいです。

俺が言うのもなんですが、みなさん、釣り場では必ずゴミを持ち帰ってください。自分の周りに落ちているゴミもついでにね。

なんだか話が大きく逸れてしまいました。コウイカの話でした。雨の前ということで気圧も低く、活性も高くないだろうということで、タナ(ウキ下)を3ヒロまで下げてみました。しかしまったくウキが沈みません。自立ウキだから食い上げもあまりわからない。そのうち雨は降り出すわで、午前1時で納竿としました。この日はボーズ(0匹)と言いたいところですが、たまたまリールを巻いたら1パイ(イカの数え方は1パイ2ハイ・・・)引っかかってました。胴長10cm強のちっこいイカでした。コウイカは別名スミイカ、こいつも小さいながら、墨を吐きまくってくれました(笑)。イカはもちろん美味しく頂きましたよ。器に出汁に入れてゲソを浸し、ラップしてレンジで1~2分。胴体は皮を剥いで刺身に。イカは回遊性だから、汚い海でもなんとか刺身で食えました。

そして俺は今頃になって思い出しました。セミナーの宿題、すっかり忘れてた!締め切りは今週末じゃなくって先週末だった!O越さんごめんなさい!