JAZZ from Nishinomiya

V・プレミアリーグのJTマーヴェラスを応援しつつ、日々の出来事や雑感を語ります。ときどき毒づきます。

情報

2005年09月15日 22時16分53秒 | 雑感
帰宅してビックリしました。水槽の水温が23℃を切っていました。普通、熱帯魚の適水温は26℃前後です。低温もダメだけど、高温もダメ。冬場はヒーターがあるけど、夏は調節が難しい。熱帯魚飼育で一番厳しい季節は夏なんです。水槽用のクーラーというものもあるんですが、これは高価だし、比較的大型水槽向け商品です。そこで我々庶民は水槽用のファン(扇風機)をつけて、なんとか夏場を乗り切るわけです。3℃は下がるのでたいしたもんです。

ところが今日は夕方から一気に寒くなったようです。あわててヒーターをつけました。白点病にならなければいいけど。。。

さて今日は毎月2回の朝礼日でした。こいつは俺の大嫌いな儀式です。

役員や幹部が持ち回りで話をします。良い話だなぁ、と思うのは1年に1回あればいいほうでしょうか。今日のお題は「情報化社会について」と「○○部の仕組みについて」。後者はまだマシでした。というのも、他の部署が何をやっているのか、なかなか知らないことも多いので。困ったのは前者でした。「人」「モノ」「金」といった経営資源に並んで、今は「情報」が4つ目の経営資源と位置付けられている、云々。

1985年に同じことを喋れば大したもんでしょうけど、残念ながら、今は2005年です。4つの情報資源など当たり前の話で、5つ目として「ブランド」が定着しようかという時代です。その方は御高齢で、また民間企業に来られてまだ数年でもあったので、正直仕方ないのかもしれません。でも「なるほど、そうやなぁ~!」といった感じでうなずいている人たちってどうなの?朝から思いっきりやる気を殺がれました。

情報といえば、この間のセミナーで、ためになるお話をお聞きしました。セミナーというのは、某出版社が主催する「編集・ライター養成講座」というもので、毎週土曜日、2時間×2講義×20週。自分の仕事には非常に役立つ内容なんですが、会社の主業務からは離れているので、どうせ理解を得られないだろうと思い、薄給はたいて私費で参加しています。

で、そのときの講師は、サンデープロジェクトなどでおなじみの高野孟さん(『インサイダー』編集長)。

そのなかでインフォメーションとインテリジェンスについてのお話がありました。たしか次のような内容だったと思います(間違っていたらスイマセン)。

全世界にあるCIAの支局では、毎日職員がそれぞれの専門分野ごとに情報(インフォメーション)を収集し、その取捨選択や、またリンクする情報を調べたりして、レポートにするそうです。インフォメーションをインテリジェンスに変える仕事ですね。そのレポートはワシントン郊外のCIA本部に送られる。ところが本部は本部で、毎日何百何千何万ものレポートが届くわけですから、これは彼らにとってのインフォメーションになるわけです。それをまた取捨選択し、インテリジェンスに変える。

最終的に、これらは1枚のレター用紙(日本でいうA4用紙のようなサイズ)にまとめられ、大統領に毎日提出されるそうです。「現在の世界情勢において、アメリカ大統領として、今日知っておかなければならない情報がこれです」というわけ。

またこんな話もありました。「日本の教育はインフォメーション教育で、欧米の教育はインテリジェンス教育」。つまり、日本の学校では、「『みんなが知っていること』を知っている」「『みんなができること』ができる」と誉められ、一方で欧米の学校では「みんなが知らないこと」を知っていたり、「みんなが出来ないこと」ができると誉められる、ということです。もっとも、欧米のインテリジェンス教育が行き過ぎの感もある、とも仰ってはいましたが。

つまり「考える力」「判断する力」「応用する力」が日本人には必要だ、ということです。自省。

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