JAZZ from Nishinomiya

V・プレミアリーグのJTマーヴェラスを応援しつつ、日々の出来事や雑感を語ります。ときどき毒づきます。

こいつは驚いた!

2009年06月06日 13時35分12秒 | 雑感
かなり前の記事ですが、今日たまたま知ったものです。


コモドオオトカゲのなぞ解明 獲物に毒を注入
毒で獲物を仕留めるコモドオオトカゲ

それがどうした、と思われるかもしれませんが、爬虫類好きの人間からしてみればアンビリーバブルなビッグ・ニュースです。

記事中にもありますが、コモドオオトカゲ(コモドドラゴン)が獲物を襲う際は、まず噛み付くことを第一とするわけです。噛み付けさえすれば、口腔内に生息する細菌によって、獲物は敗血症を発症し、数日中に死亡する。コモドドラゴンはそれを待てば、労せずして食料が手に入る。一旦傷つけた獲物はコモドドラゴンの前から立ち去りますが、その異常に進化した嗅覚によって、コモドドラゴンは死体の場所がわかる・・・これまではそう思われており、それ自体が大きな発見でした。

記事中の研究者はこれを否定しているけど、まるっきり間違いではないでしょう。でも今回は、少なくとも実際に毒を持っていた、ということが発表されたのです。これが事実であるなら、根本的にトカゲに対する認識がガラッと変わってくるわけ。これまで世界中に毒を持つトカゲはアメリカドクトカゲとメキシコドクトカゲの2種類しかいないと信じられてきたわけで、コモドドラゴンよ、お前もか!という気持ちでいっぱいです。

ちょっと不思議なのは、これまで毒腺の存在に誰も気がつかなかったのかな、ということなんです。個体数の少ない保護動物ではありますが、本当にわからなかったんでしょうか。それとも「毒トカゲは2種類だけ!そもそも毒など持たずとも充分強力なコモドドラゴンに、まさか毒などあるわけがない!」という固定観念があったのか。それとも今回の研究発表がガセなのか。それにこの毒が本当に体内で作られたものなのかどうか(細菌が作った毒じゃないのか)・・・でも毒腺があるということは、そういうことなんでしょう。

コモドドラゴンといえば、2~3年前に(真偽の程は不明ですが)単為生殖を行うことが明らかになったりして、そのときも「まさかこんな大きな生物が!」と度肝を抜かれましたが、今回の驚愕は、個人的にそれ以上のものです。しかも記事を読む限りイグアナにも毒があるってか!?にわかには信じられないな。

そういや昔、バシリスクに指を噛まれて出血したことがあったけど、あのトカゲには毒はなかったんだろうか。まあ今でも普通に生きているから、あっても気にならない程度の弱い毒だったんでしょうね(笑)

それにしても、つくづく爬虫類好きのロマンをかきたてるコモドドラゴン。ほんと謎だらけ。個人的には、同じドラゴンでも「龍神NIPPON」よりはるかに興味深いです。


P.S.
でも本音を言えば、毒ではなく細菌の仕業であったほうが、正直面白かったのになぁ。毒ってあからさますぎるからなぁ(苦笑)


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (赤いアイサポヲター)
2009-06-07 06:29:51
僕も「龍神NIPPONN」は「ふ~ん。あ、そう」くらいの反応しかしなかったですが、これに関しては「えーっ!マジっすか?」ってなりました。
コモドオオトカゲってデカイのにまだ毒まで持ってるなんて反則ですわ(笑)
自然界ではデカイってだけでも生き延びるのに有利やのになぁ・・・
ほんと生き物って奥が深いというかおもしろいですねぇ。

ちなみに、爬虫類といえばリクガメを飼ってみたいですねぇ。
あの丸い甲羅がとてつもなくかわいいです(笑)
返信する
たしかにずるい (Rodoriguez)
2009-06-08 02:23:59
> 赤いアイサポヲター さん

コモドドラゴンは地域限定の「局地的猛獣」なんですが、それにしたってズルイですよね(笑)
あの巨体に毒って・・・ニシキヘビ類だって毒持ってないのに。
それに単為生殖ができるんですよ。オスがいなくてもメスが卵産んでオスばかり産まれて、
そのオスと交尾して子孫を増やすことが可能なんだそうです。
もう普通のオオトカゲとは別の分類にした方がいいのではないでしょうかw
でも分布が狭いからそれでいいのかもしれません。あれでアジア全域に分布してたらちょっとヤバい。
自然とはうまく出来たものですね。

リクガメは、ロシアリクガメなら加温なしで飼えると聞きました。
そういやペットショップでマスコット的に飼われているリクガメって、
甲羅にいろいろ書かれていることが多いんですよね。
記憶があいまいなんですが、かつて「甲羅に乗らないでください」って
書かれたカメを見ましたよ。店内放し飼いでした(笑)
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。