JAZZ from Nishinomiya

V・プレミアリーグのJTマーヴェラスを応援しつつ、日々の出来事や雑感を語ります。ときどき毒づきます。

ソマリア沖と北朝鮮と日本と

2009年04月03日 00時59分08秒 | 雑感
初の護衛、無事終了=ソマリア沖派遣の海自艦-防衛省

お疲れ様でした。

ご存知の方も多いかもしれませんが、吉田茂・元首相が、1957年(昭和32年)2月の防衛大学第1回卒業式にて、以下のようなスピーチを残しています。

「君達は自衛隊在職中、決して国民から感謝されたり、歓迎されることなく自衛隊を終わるかもしれない。きっと非難とか叱咤ばかりの一生かもしれない。御苦労だと思う。しかし、自衛隊が国民から歓迎されちやほやされる事態とは、外国から攻撃されて国家存亡の時とか、災害派遣の時とか、国民が困窮し国家が混乱に直面している時だけなのだ。言葉を換えれば、君達が日陰者である時のほうが、国民や日本は幸せなのだ。どうか、耐えてもらいたい」

今回の艦艇派遣は、確かに日本にとって幸福なことではありません。もちろん派遣云々の是非を言っているのではなく、わざわざ遠く離れたソマリア沖で自国船のための護衛を行わなければならない現状が不幸ということです。根本的にはソマリアという国が抱える問題なのですが、攻撃対象の中に日本船が含まれるのだから、日本にとって幸福な話であるはずがない。

ソマリアの件もそうだし、北朝鮮のミサイル問題にしてもそう。自衛隊が活躍するときは日本にとって本当に不幸なときです。だからこそ自衛隊の皆さんには頑張ってほしい。こういうときのために我々は文句も言わず税金を払っているわけです。そして頑張ってほしいからには全力でバックアップしたい。もちろん個人的になにかできるというわけではありません。世論として後押ししたい。彼らに気持ちよく、存分に働いてほしい。できることなら法改正・法整備も含め、存分にポテンシャルが発揮できる体制を整えてあげたい。だから国民はまともな政党や政治家に投票しなければならない。

一方で、「ミサイルが飛んでいるのが見えたら面白いな。見えたら『ファー(打球の飛ぶ方向にいるプレーヤーや観客に警告するかけ声)』って言うのにな」と語った政府高官がおる。このアホはミサイル防衛について「鉄砲を撃ってきたのを鉄砲で撃っても当たらない。(ミサイルを)撃ってきたら当たるわけがない」と発言したクソ野郎です。

弾丸が発射されて1秒以内に目標に命中するピストルと、ミサイルを一緒に考えるなよ。ミサイル防衛ってのは、思いっきり原始的に例えると「100m先で打たれた野球のボールが飛んできたから、こっちも別のボールを投げて空中で命中させた」というようなもんでしょう、簡単に言えば。

実際には何十倍ものスピードで何万倍の距離を越えて飛んでくるわけですから難しいのは当然で、迎撃率100%ってことはありえないものだというのはわかります。10発打たれたら1~2発は防衛網をかいくぐって落下するかもしれないけど、迎撃側はもちろんベストを尽くす。それがミサイル防衛だと思います。

ゴルフに例えて呑気なことを言ってるクソ高官など、それこそH-IIAロケットにくくりつけて人工衛星と一緒に飛ばしてしまえや。「ファー」って叫びながら飛んでいけ。ミサイルが飛んでくるのが見えるどころか、飛行しているロケットからの風景を観られるぞ。さぞ本望だろう(笑)

ついでに、わけのわからん活動を次から次に繰り出す糞市民団体たちもどうにかしてほしいものです。そろそろ野山にも花々が咲き誇る季節となりましたが、この人達の「頭の中のお花畑」は年中満開なんだなぁ。

「北ミサイルの迎撃中止を」=防衛省前で市民団体アピール

お前らこそが平和な市民生活を間接的に脅かしてるんだろうが。ことあるごとに邪魔しやがって。バカタレが!


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2 コメント

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平和だからこそ文句も言える (Rodoriguez)
2009-04-03 19:14:42
> 赤いアイサポヲター さん
こういう話を進めていくと行き着くところは憲法改正云々になります。僕は現在の憲法9条が悪いだとか一概に言うつもりはないのですが、現在の世界情勢に対応できなくなっているのなら躊躇することなく改憲するべきだと思っています。平和憲法というのは平和な時期には世界に誇れるものであったとしても、今は確実に日本の国土防衛の足枷になっている。自分の国を自分でまともに守れない国をアメリカが本当に助けてくれますかね。何のための日米安保かという方もいらっしゃるかもしれませんが、あれは1年前の予告により一方的に破棄できるものです。それに金を出しているとはいえおんぶにだっこでは、とても対等な国同士のあり方とは思えません。日本が自らを守る気概がないことには、アメリカだってバカらしくもなりますよ。

今回の件は、(もちろん自分含めて)日本国民が国防や平和を考えるいい機会になっていると思います。僕も戦争は体験したことがありませんが、日本のすぐ隣にカルト宗教を国ぐるみでやっているような国があるので、いつまでも平和ボケではいられない。我々国民は目を覚まさなければならないときです。ややこしく考えることはなく、外国が攻めて来て死にたいか?占領されたいか?嫌ならどんな準備をするの?それだけだと思うんですよ。

> そんな人達に限って人工衛星(?)の破片が落ちてきて犠牲者が出れば真っ先に政府を批判しそうな気がします。

彼ら彼女らは、普段自分たちが誰に守られて平和な暮らしが出来ているのか、死んでもわからないのではないかと思います(苦笑)。いずれにせよ100%の安全なんてどこにもありません。だからこそ、100%に近づける努力をするんですよね。右翼だとか左翼だとか安直に分類するのはナンセンスですが、理想論だけで国が守れるのなら楽なものです。

まあとりあえず我々は、週末の「戦い」を頑張りましょう。最終戦では体調不良であったという隊長とマホも復帰していることでしょう。援護射撃、打ちまくりまっせ~(笑)
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またもや (赤いアイサポヲター)
2009-04-03 08:44:35
バレー話でなくこんなネタに食い付きました(笑)


そうですね、あんなボンクラ政治家は空のかなたに飛ばしてしまいましょう。
ミサイル防衛網が精度に関して色々な議論があるのはわかりますが、国が防衛手段のひとつとして導入してるシステムを否定するんなら、もっと論理的に国民が納得できる言い方をするべき。
あんな笑い話的な言い方をするようなアホはとっとと議員バッチを外して貰いたいですね(怒)

それからアホな市民団体ども。
まさしく年がら年中頭ん中はお花畑なんでしょうね。
PAC3が市民生活を脅かす?
まさしく「寝言は寝てから言わんかいっ!!」ですわ。
百歩譲って北が発射するのが人工衛星だとしても、あの国の技術じゃ打ち上げ失敗もありえるでしょう。
その衛星が日本の国土に落ちてきたらどうすんの?
「わー、落ちてきたー」って拍手しながら見物するんですかね?
自分の家に落ちてきて家族に犠牲者が出たとしてもまだ「PAC3は市民生活を脅かす、不必要な物だ!!」って言い続けてられるんなら、賛成は絶対にしないけど心意気は買いますが。
そんな人達に限って人工衛星(?)の破片が落ちてきて犠牲者が出れば真っ先に政府を批判しそうな気がします。
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