JAZZ from Nishinomiya

V・プレミアリーグのJTマーヴェラスを応援しつつ、日々の出来事や雑感を語ります。ときどき毒づきます。

ハンドルやサドルやライトなどの話

2014年10月13日 19時56分34秒 | 自転車
今日はハンドルやらライトやらの話です。いつも以上に個人的な話で、興味のない人には全く興味のない内容となっております(笑)


1. ハンドルとステムとサドルの話

現在の愛車はオルベアのオルカ・シルバー。ピナレロ・クアトロが廃車になってオルカをフレーム購入したわけですが、クアトロからはコンポ、ホイール、ペダルまで使えるパーツは全部移植してもらいました。ただ、クアトロのハンドル、ステム、サドルはピナレロオリジナルブランドのMostでして、しかも色は白基調。このMOST製品、ピナレロのバイクについている分にはサマになるんですが(当たり前か)、オルベアにつけるといくらなんでも見た目がアレだなぁ・・・ということになり、この3点だけは買い換えたんです(※1)。

※1)他にチェーンとBBはお店の判断でデュラに、各種ワイヤーも交換(一部はフレームに付属)。

ハンドルについては、俺は腕も短く身体の柔軟性もないため、初めからショートリーチタイプと決めており、パーツカタログでリーチやドロップの数値、ついでに重量を穴が開くほど見比べていたのですが、最終的にはあまり深く考えない方が良いという結論に達しました。とりあえず日本でごく普通に売られている標準的なものでいいかな、と。幅はクアトロについていたのと同じ400mmで。

ステムは特にこだわりはなかったんだけど、長さは100mmで!とリクエストしました。なぜか。クアトロのステムも100mmだったと思うんですが、それくらいが一番カッコいいからです。短いステムほどダサいものはない。ただ、今となっては「あと20mm短いと楽になるのになぁ」ってのが本音(笑)。でも乗り続けていると、身体が自転車にある程度順応してくるものですよね。

結局、落車で廃車という経緯もあってか、あるいはそこまで高価なものも不要という判断か、お店からはハンドルもステムもアルミ製を勧められました。個人的には少なからずカーボンにも憧れがあったのですが、予算の問題もあり(カーボンモデルは高いもんね)、アルミのド定番「Deda Zero 100」に決定。ハンドルはいわゆるショートリーチのアナトミックシャローに分類されるそうな。標準的な日本人にはピッタリの形状らしい。うん、実際のところはよくわからんけど(笑)。あとは上ハン部分が扁平気味になっていて握りやすい。

いずれにしても、ハンドルもステムもフレームとのカラーコーディネートはバッチリ。Dedaに強いこだわりはなく、3Tやイーストンも候補だったのですが、ショップのスタッフさん曰く、イーストンはイマイチらしい。3Tは、詳細は忘れたけど、イタリア生産品ならOK的な。そしてやっぱりDedaは信頼性が高いんですと。ちょうどZero100ステムのトップキャップ破断でリコールがあった時期だけど、店頭にあったものは全てパーツ交換済みでした。

さて、残るはサドルです。これが一番難しい。

とりあえず色は「黒赤」か「赤」にするつもりでした。というのもペダルが赤なので、サドルとバーテープは赤系がいいかな、と。自転車には「3つのル」というものがあり、それは「ハンドル」「サドル」「ペダル」です。乗り手が自転車と接する3点です(手と尻と足)。ロードバイクというのはダイヤモンドフレームですので、前三角の頂点(の延長線上)に当たる部分、つまりこの「3つのル」を同色にすると、見た目はとてもまとまるはず(もちろんフレームカラーとのバランスが重要です)。一般的にはバーテープとサドルの色を合わせるのがセオリーですが、俺の場合はペダルがすでに赤だから、3つまとめて赤で揃えちゃえ、となりました。幸いにしてフレームは黒と銀。どんな色でも合うでしょう。

さて主要なサドルブランドというと、セラ・イタリアセラ・サンマルコフィジークプロロゴセラSMPエルゴン、カーボンにはまず似合わないけどブルックス、あとは自転車メーカー系でボントレガースペシャライズドあたりでしょうか。

それぞれの個人的イメージ(あくまでもイメージ)はこんな感じ。

【セラ・イタリア】 王道、デザインが野暮ったい
【セラ・サンマルコ】 モデル分類がわかりやすい、モデルごとに性格の違いがはっきりしている
【フィジーク】 オサレ&ちょっとスカした系、スパインコンセプトが胡散臭い
【プロロゴ】 先進的、デザインがスポーティ
【セラSMP】 独自路線、鳥のくちばし
【エルゴン】 お尻が四角い、よくわからんけどエルゴノミック
【ブルックス】 革、クロモリやステンレスフレーム用
【ボントレガー】【スペシャライズド】 どちらも派手さはないけど上質なデザイン


性能や相性は・・・そんなもん、使ってみないとわからないですよ(笑)

さて、当初はセラ・サンマルコの「マントラ」という、インドっぽい名前でなんとも変態的なフォルムを誇るモデルの黒赤カラーが欲しかったんですが、ショップの店頭に無かった。他のショップで実物はチェック済みだったんですが、取り寄せようにも黒赤は廃版らしい。残念。そこでショップのショーケースを見ていたんですが、なんだかんだでフィジークも上品でカッコいいな、と思って。特にアリオネがカッコいいと思ったのですが、「相当乗っている人じゃないとアリオネは痛くなるよ、アンタレスなら大丈夫」とアドバイス頂いた次第。ここはおとなしく経験者の言葉に従う。

なおフィジークの提唱する「スパインコンセプト」では、身体の柔らかい人はアリオネ(アニマルタイプ:スネーク)、固い人はアリアンテ(同:ブル)、中間の人はアンタレス(同:カメレオン)ということになりますが、そんな超胡散臭い分類をまんまと信じるほど俺は馬鹿ではありません。そもそも中間のアンタレスは一番最後に発表されたモデルですよ。んでもってそのあとにスパインコンセプトなんてものがぶち上げられたんです。最初にコンセプトがあって、それに準じたラインナップが発表されるならわかりますが、製品が先にあって後付けでコンセプトを発表されても説得力がない。

さてオルカのシートポストのやぐらは設計がアレらしく、太いカーボンレールは削らないと入らないとの噂。アンタレスにもいろいろグレードありますが、幸いなことにショップには金属レール(キウム合金)で、かつ重量175gの軽量モデルがあった。勝手に「サドルは200g以下」と決めていたのでちょうど良かった。これはサドルとバーテープのセット物だったので、カラーコーディネートは悩まずに済みました。完全に真っ赤なものもあったのですが、比較的落ち着いた黒赤にしました。ただ欲を言うなら、バーテープの黒い部分の全面にプリントされた銀色のフィジークロゴ、ちょっとウザいなぁと。穴とロゴでゴージャスにゴテゴテしすぎ。どうしてもというならロゴはダークなガンメタくらいにしなきゃ。でもまあ、そのうち慣れるだろうと。

後から調べたら、このサドル/バーテープのセットは、フィジークが毎年出している限定チームレプリカモデルのようで、これは「2009チームレプリカ(サーヴェロレッド/ブラック)」らしい。サーヴェロかよ!オルベアならエウスカルテルやろ!などといったこだわりなど皆無ですから全然OK。色さえ合えばいいんです。ちなみにショップではショーケースに入っていたので、2009年モデル(購入時点で4年前の商品)とはいえ、傷も退色もまったくありませんでした。

ただし、裏を返せば、もしサドルの寿命が尽きて、次もまた同じものが欲しくなっても、入手できる可能性は極めて低いということです。

ところで色に関しては、セオリー無視で赤のペダルに黒のサドル、ブルーメタリックのバーテープとかでも面白いと思ったのですが、結局無難な方向に落ち着いた次第。一発目から冒険はやめておこうと思って。

ただ本当は、皆さんもご存じのとおり、俺の一番好きな色は緑なんですよ。緑のペダルやサドルが揃うなら、そうしたいというのが本音ではあります。だけど、緑はなかなかないよ。自転車用品で多いのは黒とシルバー。次に白と赤。青や黄色はグッと減って、緑なんて異端ですよ(笑)

なお緑が好きだとは言うけれど、メリダやキャノンデールのような「黄緑」はあまり好きじゃないです。

話を戻すと、今となってはこのアンタレス、「座面がもう少しやわらかい方が良いな」とは思うけど、かといって特段不満もなく。先日の岡山ロングライドでは尻が痛かったけどね。

自転車乗りにとって、自分の尻に合うサドルを探すのは永遠の旅などと言われていますが、実際のところはどうなんでしょうか。この手の話はブログでも2ちゃんの自転車板でも山ほど出てきますが、どれも取付角度を変えてみろとかパッドの量がどうだとか、座る位置がどうとかロードバイクそのもののポジションが合ってないとか、もちろんレーパンは履いてるよね?とか・・・いやいや、ちょっと待ってください。タイヤの空気圧のことにはほとんど触れられていないのが不思議でなりません。俺、いろんな方のブログ読んでると、タイヤの空気圧が高すぎるんじゃないのかなって思いますよ。後輪を0.5気圧ほど下げてみたら尻にも優しくなると思うんですけどね。

最後に余談。オルカを組んでもらってしばらくしてから日本でも発売になったASTVTE(アスチュート)のサドル、あれは本当に良さそうですね。ショップで発売初日に触らせてもらいましたが、作りが丁寧ですし先端部分もクッションがしっかりしてる。もしサドルを変えるとしたら、次はアスチュートが第一候補です。まあ俺が1年で走る距離など微々たるものですから、しばらく交換の心配はなさそうですがw


さてサドルの話はこれくらいにして・・・ライトの話です。いきなり変わります。


2. ライトの話

オルカ・シルバーはシートポストがエアロ形状の専用品ですから、ポストにリアライトを装着できないんです。切断面が丸ではないので、できたとしても厳しいというか(エアロポスト対応のリアライトもあるらしいけど)。ただサドルバッグには装着できるし、またシートステーにも取り付けることはできる。でも俺はシートステーにライトを取り付けるのは好きではありません。あそこって、振動吸収の要というか・・・そんなところに異物を装着するのが好きじゃないのです。まあ精神的なものなんでしょうけど(笑)

で、基本的にはサドルバッグにリアライトを装着することになります。モデルはボントレガーの「Flare1(フレア1)」です。ただし最近はツール缶を使っているのでバッグは付けていない。なんでつけていないかというと、サドル周りはスッキリした方がカッコいいからに他なりません。特に後ろから見たとき。エアロポスト、独特の形状のクランプ、そしてオルカのデザインアイデンティティともいえるカクカクのシートステー&チェーンステー。オルカは横から見てもカッコいいけど、実際のところは後ろから見たときが一番カッコいいと思っています。

サドル/ポスト周りは何もつけずにスッキリさせたい


オルカの特徴的なバックデザイン

(前輪にスタンドをつけて撮影しています。しかし写真下手糞だな、俺w)

おまけ:オルカのロゴは品があります  フレーム汚れてるなぁ・・・


つまりサドルバッグをつけるといっぺんにダサくなるんですよね。炎天下のロングライドでボトルが2つ無いと困るとか、そんなとき以外はツール缶をシートチューブのボトルケージに取り付けて、サドルバッグは使わなくなりました。見た目が良くなった以外にも(※2)、ダンシングした時にとても軽くなりました。

※2)というか、単にこれまで余分なものを着けて見た目悪くしていたんですよね。

余談ですが、自転車の座るところはサドルと言うのに、なぜシートポストだとかシートチューブって言うんでしょうね。

・・・というわけで、現在はフィジークのサドルにワンタッチで装着できる専用ライトを使っています。

フィジークのサドルはI.C.S.(Integrated Clip System)という仕組みを採用しております。サドルのリア部分、フィジークのロゴがある樹脂パーツを外して、そこに専用のライトやサドルバッグを装着できるというわけ。

最初に買ったのは、ド定番のこれ。色は黒。

ICS blin:k light
http://www.riogrande.co.jp/catalog/node/2933


流石に純正品らしく、デザイン上の相性はバッチリ。とてもスマートです。単体デザインも優秀で、しかも重量が20gしかない。その反面、光量に乏しく夜間の視認性はイマイチ。自転車に乗っていて日も暮れかけ「ちょっと帰るのが遅くなっちゃったなぁ」って時にはこれでも良いんでしょうが、最初から夜間走行する前提であればちょっと厳しいのでは。

自転車の夜間走行に当たって、フロントライトは「道路の状況を確認しながら前に進む」ための重要な装備です。一方でリアライトも「後続車に自分の存在をアピールする」「後続車の追突から自分を守る」という意味で、こちらも非常に大切な装備です。リアライトを光らせていないと、自転車ってドライバーからは意外と見えないものですよ。フロントライトさえ点いていれば存在そのものは確認できるけど、これがまた、対向車なのか同一進行方向に走っているのか、接近するまでは結構わかりにくかったり。だけど赤ランプが光っていれば、同じ向きで走行しているのが確実にわかる。だからある意味、リアライトはフロントライト以上に大切な装備だと思っています。そして「点灯」ではなく「点滅」が、より効果的です。だって、点滅なら一発で自転車ってわかるじゃないですか。オートバイも原付も点滅なんてしないんだから。

ただし、ただしである。ここで理不尽な真実をお伝えしましょう。道路交通法では赤色反射板をリアに装着することが定められています。一方で、後続車のヘッドライトが当たって初めて用を成す反射板よりもはるかに視認性/アピール度の高いリアライトの点滅は、それ単独で使うと道路交通法違反となるのです。あくまでも反射板と併用しなければならない。反射板なんてつけてられっか!というなら、点滅ではなく常時点灯にしなければならないのです。とりあえず反射板つけとけば合法。だけど反射板なしでリアライトを点滅させていたら違法。こんな理屈がまかり通るのが、現在の道路交通法なんです。現状に全く対応していないわけさ。もっとも、反射板を装着せずリアライトの点滅だけで走っていても、警察に捕まることなんて99%あり得ないでしょうけど。

そもそも点灯より点滅のほうが視認性が良いという研究結果すら出ているし、だからこそ電動アシスト自転車に標準装備されている尾灯は点滅なんだよね。っておい、点滅でもOKなのかよ!このへんがね、道路交通法のわかりにくいところなんだよね。

あと、自転車に装着を義務付けられているものとして警音器(ベル)がありますが、使い方を簡単にまとめると以下のように定められています。

(1)「警笛鳴らせ」の道路標識がある場所を通行する際は、ベルを鳴らさなければならない。
(2)道路標識により「警笛区間」に指定された道路の区間を通行する場合には、見通しのきかない交差点、曲がり角、上り坂の頂上等を通る際に、都度ベルを鳴らさなければならない。なお、この区間であっても、見通しがきく場所ではベルを鳴らしてはならない。
(3)道路標識に従ってベルを鳴らす場合と、危険を防止するためにやむを得ずベルを鳴らす場合以外には、ベルを鳴らしてはならない。例えば、前方の自転車や歩行者に進路を譲らせるためにベルを鳴らせば、警音器使用制限違反に該当することとなる。


なんじゃこの法律。「警笛鳴らせ」の道路標識があったら、自転車もとりあえずベルを鳴らさなければならんのです。車やオートバイならわかるよ。だけど自転車のベルごときでどんだけ聞こえるんやっちゅうねん、って話ですわ(道路交通法上の警音器は車も自転車も区別はありません)。そして(3)の危険防止のためにやむを得ず鳴らす場合。俺だったら、ベル鳴らす暇があるなら大声出して警告しながらブレーキレバー握るけどな!

というわけで、スポーツ自転車乗りのほとんどは、アホらしくてベルなど装着していないのが現実。ただでさえハンドル周りはサイコンやライトを装着する一等地です。余計な物に裂くスペースはないし、意味のない数十グラムのものなど装着するほど馬鹿じゃない。警察もベルがついていないからといって、いちいち取り締まっていないのが現状(そんな摘発事例、聞いたこともない)。つまりどうでも良い内容なのに改正されないから昔の法律の文言だけが生き残っている状態。

こういう有形無実な法律はどこの国にもあって、例えばアメリカだと、

■アリゾナ州など18の州ではオーラルセックス(フェラチオやクンニリングス)が違法。
■ヴァージニア州では電気をつけての性行為が違法。
■オレゴン州では性行為中の言葉責めが違法。
■ジョージア州では未婚のカップル間のセックスは違法。
■ワシントンD.C.では正常位以外の体位では違法。
■ウィスコンシン州の一部の地域では、女性が絶頂を迎えている時に男性が射精する事は違法。
■ペンシルバニア州のハリスバーグでは料金所でトラックドライバーと性行為を行うことは違法。
■フロリダ州ではヤマアラシとの獣姦は違法。
■ワシントン州では獣姦は合法だが、動物の体重が40ポンド(約18kg)以上になると違法。


いかん、下ネタばっかりになってしまった。しかし料金所でトラックドライバーと性行為とかなんなんだよ。昔はそういうことが頻発したんでしょうかねぇ。

閑話休題。

ブリンクライトは光量が乏しいという話でした。というわけでこのたび、新兵器を導入。

ICS CATEYE RAPID 3
http://www.riogrande.co.jp/catalog/node/28765


ひとことで言うと、キャットアイのラピッド3というリアライトに、フィジーク独自規格であるI.C.S.に対応する専用ブラケットを組み合わせたたコラボ商品です。キャットアイではなくフィジークのHPに載っております。前述のブリンクライトと比較するとサイズが全く違うだけあって格段に明るい。単3電池1本仕様で重量60g(ブラケット込み)とデカいのですが、安全を買うと思えば仕方のないところ。あと好みだろうけど、デザインはもっさりしていてあまり恰好良くはありません。

LED3灯搭載で、光り方は以下の3パターン。

(1)中央の高輝度LEDのみが点灯する「点灯モード」
(2)左右のLEDが点滅する「点滅モード」
(3)中央と左右のLEDが交互に点灯する「RAPIDモード」


1の点灯モードはめちゃくちゃ明るいけど、アピールとして効果的なのは3のRAPIDモードです。2の点滅モードは、少し暗め。バッテリーは単3電池1本使用で、RAPIDモードなら20時間使用可能。

RAPIDモードはライトが交互に点滅、つまり通常の点滅とは異なり消灯している瞬間がない。ということで「点灯」扱い(のはず)。言ってみれば点灯と点滅を同時に満たすアイディアとなっております。

ちょっと気がかりなのは走行中にレンズ部分が脱落するケースがあるみたい。うーん、定期的なチェックが必要か、もしくはビニルテープでも巻くかな。今のところそれほど心配はしてませんが。。。

というわけで、朝出て夕方までに戻ってくるならブリンクライト、夜明け前に出発したり、またゴール時間が読めず夜間走行の可能性があるロングライドではラピッド3、と使い分ける予定です。

ライトのレポは文字だけだとわかりにくいから動画にしました。gooブログは普通のやり方ではスマホ/携帯動画がアップロードできないようで(昔はできた)、仕方なしにYoutubeにアップしましたよ。なんて面倒なんだ(苦笑)

自転車のリアライト(その1_点滅モード比較)

消費電力の少ない点滅モード。ブリンクライトは暗い、RAPID3はちょっと地味、Flare1は充分な明るさです。RAPID3の点滅モードは中央の高輝度LEDを使わないので少し暗めですね。

自転車のリアライト(その2_ランダムモード比較)

ブリンクライトは点滅モード(点灯/点滅しかない)。RAPID3はラピッドモード。左右のLEDと中央の高輝度LEDが交互点灯。これはすこぶる明るいし光り方もカッコいいですね。Flare1のフラッシュランダムはRAPID3のラピッドモード同様「点灯」扱い(のはず)。だけど個人的には光り方が中途半端にウザくて気に入らない(横じゃなくて縦に装着すればまだマシか)。

自転車のリアライト(その3_使用モード比較)

というわけで、実際の使用では、ブリンクライトとFlare1は点滅モード、RAPID3はラピッドモードを使うことにしています。

価格はブリンクライトが1,400円、RAPID3はノーマルが2,500円、ICSが3,490円、Flare1が1,500円程度(すべて税抜き)。フィジークのサドル装着を考えなければ、コスパはFlare1がダントツです。


なお前照灯は、キャットアイの「HL-EL540RC(エコノムフォース)」と、同じくキャットアイの「HL-EL460RC(VOLT300)」を使い分けています。

どちらもキャットアイのフロントライトの中では「結構明るめ」のクラスになります。

メーカー公称値ではエコノムフォース(以下エコフォー)が4,000カンデラ/170ルーメン、VOLT300(以下ボルト)が4,500カンデラ/300ルーメンとボルトの方が明るくなっています。しかし不思議なことに使ってみて明るさを実感するのはエコフォーなんですよね、これが。エコフォーは中心部が明るい、というか遠くまで明るいような気がします。周辺までぼんやり明るいのはボルトなんですが(それでも充分明るいんだけど)。

これは、ルーメンとカンデラとルクスの違いだと思います。以下のサイトが分かりやすい。

明るければ良いだけのライトではなく、対向車にもやさしいライトを
http://blog.worldcycle.co.jp/20131217/8269/


簡単に言うと、ルーメンとカンデラの数値はボルトが勝っていても、ルクスはエコフォーの方が強い、ということでしょうか。あとはやっぱりデカいレンズ使ってる方が良いんだろうね。

思いっきりわかりやすく言うと、

エコフォー = ヤマトの波動砲
ボルト = アンドロメダの拡散波動砲


ってところです(笑)


2014.10.19追記
あらためてテストしてみたんですが、実際のところ街中ではどっちもそんなに変わりませんわ(笑)。今度は完全に真っ暗な道で比べてみようかな。ただ色温度(色味)がだいぶん違います。エコフォーのほうが青っぽい光で、ボルトは自然な感じ。エコフォーが蛍光灯の昼光色ならボルトは昼白色ってところですね。



両方とも充電式ですが、これは発売時期の差でしょうね、エコフォーは家庭用の100Vコンセントからアダプタを通じて充電するのですが、VOLTはUSB/miniUSBコードを介して充電します。つまりボルトはPCのUSBポート、スマホの充電アダプタ、また出先であれば携帯機器用のポータブルバッテリーと、様々な方法で充電できるわけです。今のご時世、ボルトの方がスマートかもしれません。

ただエコフォーは乾電池が使えるから、出先で万が一の際のバッテリー切れでもコンビニや100均までたどり着けばどうにかなるという安心感はあります(回路などがぶっ壊れてたら知りませんよ)。一応ボルトも、オプションパーツとしてカートリッジバッテリーが用意されています。

そんなこんなでいろいろと書きましたが、実は最大の違いは「大きさ」なんです。エコフォー227gに対しボルト120g。いかんせんエコフォーはでかすぎ&重すぎです。もちろんハンドルのステム周辺に装着している限りは、よっぽどのダンシングで振らない限り「重さ」を感じることはないとは思いますけど、視線を落とせばいかにも重そうな黒い物体が目の前にあるってのは精神的に宜しくない(笑)。暗い田舎道を夜間バリバリ走る必要がないならボルト一択ですよ。しかもボルトはハイパーコンスタントという、点灯と点滅を同時に実現したモードを搭載(ちょっと暗いような気はするけどね)。さすが発売当初、自転車乗りたちから「キャットアイの本気」と言われただけの製品ではあります。

もちろん両者は同じ猫目製品だからブラケット共通で付け替え自由なのが嬉しい(※3)。

※3)ライトとブラケットのはめ方がちょっとだけ異なります。うまく説明できないのですが、エコフォーはライトの溝がブラケットを覆う感じ、ボルトはライトの出っ張りをブラケットの溝にはめる感じです。

そういやVOLT700という700ルーメンのが新発売になったけど、あれはどうだろうなぁ。値段考えたらVOLT300の2本同時使用、重さを考えなくて良いならエコフォーとVOLT300のタイプの違う2本使用が良いと思いますね。金がある人はVOLT1200かな、あれはでかいけど(笑)

などなど、いろいろ書きましたが、じつは俺、ほとんど点滅モードでしか使ってないのよね。最後に点灯モードを使ったのは、しまなみ海道の帰路で今治から西条まで真っ暗な国道を走った時です。エコフォーでしたが、あの時はさすがにハイパワーモードでした。

ちなみに淡路島西岸も真っ暗だったけど、あの時はHL-EL520(生産終了モデル)でなんとかイケたよ。1,800カンデラしかなかったけど、あれはなかなか優秀な機種でした。

先週の岡山ロングライドでは、前照灯にVOLT300、テールライトはRAPID3を装着しました。夜明け前の国道43号線はトラックも多いため、リアはとにかく目立つラピッドモード。反面、43号線は照明自体は明るいので、フロントはVOLT300の点滅モードで充分(※4)。高松のフェリー乗り場までの夜間走行もVOLT300のハイパーコンスタントモードで充分でした。

※4)点滅モードは前照灯の役割を果たさないため、それ単独で使用するのは厳密には違法。ついでに言っておくと、道路交通法で定める前照灯というのは、400カンデラ以上と定義されているらしく、それを満たさない小型ライトはこれまた違法となります。初心者のためのスポーツ自転車購入ガイド本では、フロントライトのおすすめ商品として軽量小型のモデルがピックアップされたりしていますが、一部の書籍では400カンデラ基準を満たさないものも平気で掲載していますからね。くれぐれもご注意ください。まあリアライトやベルと同じで実際に警察に捕まることはないでしょうけど。

なお俺がフロントライトにキャットアイ製品しか使わないのは、ブラケットが全商品共通であり使い勝手が良いことが理由です。また他ブランドに比べて取扱店舗が圧倒的に多く、遠出先で万が一破損したとしても入手が容易だからです。それに関西の企業だし、愛着湧くよね(笑)


2014.10.19追記
つらつらと書きましたが、俺は視力が2.0あります。ライトの明るさについては人によって感じ方が異なりますので、あくまでも参考程度にお考えください。



以上、長々とおつきあいありがとうございました。


おわり ← 神門沙樹さん風


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