【19日 西宮出発 ~ 前泊】
というわけで19日になりました。この日は滋賀に出発し前泊です。バイクの掃除と注油を済ませ、忘れ物が無いかチェック。そうそう、自走でも輪行でもない旅って今回が初めてだったんですが、ビンディングシューズを忘れそうになりました(笑)。だって普通にスニーカー履いて家出るじゃないですか。下駄箱開けてたまたまビンディングシューズが目の前に飛び込んできたので「あっ・・・!」と事無きを得ましたが、本当に危なかったです。フロアポンプまで積んだのに靴忘れちゃったら悲惨ですよね。普通に考えたらあり得ない話かもしれませんが、念のためお気を付けくださいwww
というわけで発射!もとい発車!
西宮から大津までは名神高速を使えば1時間ちょい。県内の姫路に行くより、兵庫~大阪~京都~滋賀と経由して大津に行く方が近い。距離にして60km。もし俺が10歳ほど若ければ調子に乗って自走するパターン(そして翌日のビワイチ本番で疲れ果てて最終日は電車で帰ってくるパターン)。
スーパーホテルに着くと、事前に聞いていた通り、駐車場の各区画に予約者の名前が貼ってあったので所定のところに停めました。1泊800円と提携駐車場(1泊500円)より割高ですが、敷地内に停められるってのはいいですね。荷物が多いので、いったん自転車以外を持ってフロントに。この時にフロントで駐車場料金(総額)を払いました。
それにしてもこのホテル、駐車場予約などで何回か電話でのやり取りをした時から感じていたのですが、スタッフさんの接客が抜群に良いのです。これまで泊まったビジネスホテル/カプセルホテルの中でもトップでしょう。親切で気が利くのに押しつけがましくなく自然体。本当に素晴らしいです。スタッフさんのレベルの高さはこのホテルの大きな美点です。大津に泊まる際は強くお勧めします。
部屋については必要十分で、決して広くはないものの自転車もちゃんと置けます。ユニットバスも広くはないけど綺麗で掃除も行き届いていました。楽天トラベルの口コミなどを読むと、このホテルに限らずですが、たまにクレームじみたことを書いている人っているじゃないですか。「自分が払った金額を考えろよ」と言いたいです。今回、俺は2泊朝食付き11,000円(1,000ポイント使ったので1万円)だったんですが、そんな料金で泊まれること自体、素晴らしいことだと思いますよ。日本は不安になるくらい人件費が安すぎるのよ。それに加えてあの接客レベルの高さ。なにも言うことはない。ちなみに今回、キャンペーンでいいちこハイボール2本とミネラルウォーター、さらに未使用歯ブラシ返却でお菓子まで頂いたんですよ。こういうささやかな親切も嬉しいやないですか。
で、チェックイン後にもう一度駐車場に戻り、バイクを輪行袋に入れました。剥き出しのまま館内への持ち込みはNGだそうです。久々に使ったからどう入れるのか思い出せず四苦八苦しました。ついでにバイクにちょっとしたトラブルがあって。あの年代(グレードがゴールドとかシルバーとか)のオルカ乗りはご存知かと思いますが、右チェーンステーに貼られている「Orca」ロゴの金属プレートが取れたんですよ。走りには全く影響ないのですが、なんか嫌だなと思って、両面テープを買いに行くことに。ただ大津駅周辺ってとにかく店が少ないんですよね。事務用品店でもないかな、と思ってフロントに聞くと「これで良ければお分けしますよ。でも強いから今度剥がそうと思ってもなかなか難しいですよ」と設備補修用の両面テープを30cmほど頂けました。え、最初からそれを期待していたって?ヤダなぁ、そんなことありませんよ。そしてこれが幅も接着力もバッチリで完全復旧。スタッフさんの好感度ますます上がりまくりです。
とあれこれしているうちに18時。夕食の時間です。ライド前日ですから炭水化物とビタミンBを取らなければと思ったものの、緊急事態宣言なので近隣の飲食店がほとんど開いていないのです。酒は要らんから店くらいは開けといてくれよ。滋賀県の人たちは真面目だ。結局、某台湾料理店で台湾炒飯なるものと肉野菜炒め的なものを食べました。でも足りなかったのでコンビニでミミガーやベーコンやらなんやら買ってホテルの部屋で頂いたいいちこハイボールなどで晩酌。2ヶ月ぶりくらいに酒飲んだかなぁ。
そしてアルコールも入っていい感じになったので入浴後は爆睡・・・のはずなんですが、これがまったく眠れないのでした。遠足前のワクワク感なのか、とにかく眠れない。結局横になってしばらく目を瞑ってはまた起きてタバコ吸ってテレビ観て、の繰り返し。実質2時間半しか眠れませんでした。大丈夫なんでしょうか。
【20日 ビワイチスタート】
なのに朝はしっかり4時過ぎに起床。やっぱり遠足モードなんだな。すね毛剃ってシャワー浴びて準備を。予想最低気温が20℃超だったのでウィンドブレーカーなどは持ってこなかったけど全然正解。念のために持って来たサドルバッグは使わないことにしたので(というかサドルバッグ着けたらダサいですよね)、ボトルケージにツールボトルとドリンクボトルを1本ずつ。今回のコース、コンビニはともかく自販機がどれくらいあるかわからなかったのですが、真夏でもないしドリンクボトル1本でなんとかなるだろうと、最小限の装備になりました。その分、ジャージのポケットにはいろいろ入れましたよ。補給食(1本満足バー的なもの)やら天然塩やらクエン酸やらミニサイズの性感もとい制汗スプレーやらビワイチマップやら自作メモやらなにやらなにやら・・・というわけで5時過ぎにビワイチスタートです。
さすがにこの時間帯は車の交通量が少なく大津市内も安全・快適に走ることができました。走って気が付いたのですが、ほとんどの場所で低速コース(歩道)と上級コース(車道)が並行しており、ロードバイクなどは当然ながら高速コースを走ったほうが走りやすいです。というか低速コースは歩道ゆえ常になだらかなアップダウンがあるので、20km/h以上で巡行できるならクロスバイクだろうがママチャリだろうが高速コースを走ったほうが快適だと思います。また路面には水色の矢羽根(いわゆるブルーライン的な)が、途切れ途切れだけどコース全体にペイントされていますので、基本的にそれをトレースすれば湖を一周できます。もっとも、後でわかったけど湖北の1~2ヶ所だけ途切れていましたし、それを抜きにしても事前に地図作成ソフトやGoogleMapなどで充分に道のりを予習しておいた方が良いでしょう。
そうこうしているうちに「瀬戸の唐橋」にあるビワイチの起終点を通過。橋を渡ると湖東をひたすら北上します。大津から40kmくらいまでは快適そのものでとても気持ちよい道が続きます。まあ人によっては単調とも言うかもしれませんね。気合いの入ったクロスバイク兄ちゃんに抜かれたりしつつ、28~30km/hくらいで巡行し、途中のコンビニで朝ごはんにサラダ巻きなども食べつつ「もう5分の1を越えたか。楽勝ちゃうんけ」などと思っておりました。そういやコンビニで思い出しましたが、湖東のコンビニはサイクルラックを設置しているところが結構あり、また店員さんもサイクリストに親切でしたよ。というか対サイクリスト関係なく、誰にでも親切でした。
が、世の中なかなか上手くいかないもので。
【ケツに異変が出た & ビワイチの路面の悪さに対する愚痴】
急に、ホント急にケツが痛みのあまり悲鳴を上げだしたのです。もちろんアヌスではなく座骨ですよ。「やっぱりメガパッドを買っておくべきだったか・・・」と思っても後の祭り。嫌な感じもしたのですが、とりあえず行けるところまで行こうと。だいたいケツ対策でタイヤの空気圧を6.7barまで落としているのにさ、なんだよ、もっと下げたほうが良かったのかよ。いやいやこれはやはりブランクのせいだろうな、などと思いつつ、次のコンビニでフェイスタオルを買ってパッド代わりにレーパンの中に詰めました。
だけどあんまり効果が無いんですよねぇ。実際にタオルを詰めて走ってみるとわかりますが、つくづくパッドって考え抜かれた形状と素材で考え抜かれた位置に縫い付けられているんだと理解しましたよ。そもそもケツ痛ってパッド云々だけじゃないから、いくらタオルを詰めてもダメなんですよ。極端な話、ケツにサドルを合わせるというよりサドルにケツを合わせろと言うと暴論でしょうか。でもぶっちゃけそういう部分もあるんですよね。とにもかくにも、なんかもうスタート50km時点で罰ゲームのような様相を呈してきました。
そして北上するにつれ路面が悪くなっていくわけですよ。ビワイチは路面があまり良くないと聞いてはいたんですが、阪神間の上品な路面と違い、市街地の幹線道路から外れた琵琶湖畔の道は「中国の会社が施工したんか?」と思ってしまうほどの、なかなかの酷さです。もちろんケツの調子が万全ならそこまで振動を感じることもなかったのかもしれないけど、こちとら座っても痛いわ持ち上げた瞬間も痛むわのケツ地獄。長浜に入るとひび割れを補修材で修復した網目状の道が続くのですが、この荒れた路面の振動がボディーブローならぬヒップブローの如く延々と座骨をイヂメるのであります。湖東の道は県道331号線、愛称は「さざなみ街道」でございますが、ケツ痛がさざ波の如く続くのであります。「もう堪忍して~」と叫ぶ気力すら失うのであります。我が愛車・銀鯱ちゃんは履いているホイールもタイヤ(ヴィットリア・オープンコルサ)も決して乗り心地の悪いものではないはずなのですが、元民主党衆議院議員にして現滋賀県知事の三日月大造に対しさざ波のように殺意が湧き続けるほど路面からの振動が酷い。いやこれは確実に、ケツの調子を差し引いても、お世辞にも良い道とは言えません。試しに低速コースを走ってみたら、なおさらケツに厳しいハードモードです。ドマゾなら嬉しいのかもしれませんが、俺はどっちかというとSですぜ。
俺は思ったんですけど、確かにビワイチは湖北の一部を除き平坦基調で、単調ながらも景色は悪くなく、理屈の上では初心者にも走りやすいんですよ。万が一の時にもコースの外周を琵琶湖線と湖西線が走っているからJRに比較的簡単にエスケープできます(輪行バッグが必要とはいえ)。だけど、路面状況は、お世辞にも良いとは言えないと思いました。関西のサイクリスト的には、しまなみ海道とアワイチ(淡路島一周)、そしてこのビワイチが3大人気コースだと思うんですが(小豆島一周略してマメイチというのもありますが、個人的にはパス。理由はアップダウンが多いからw)、他の2つに比べてビワイチの路面の悪さはちょっと・・・と思ってしまった。特に長浜と高島の一部区間の路面の悪さは覚悟しておいた方がいいでしょう。まあこれもケツが万全ならバッチコイだったのかもしれないけど、それでも果たして本当に初心者向けと言えるんだろうか。まあ最近のロードバイクは25Cのタイヤが標準になったから、オルカちゃんに履かせている23Cよりは多少なりとも乗り心地は良いんでしょうけど、それにしてもです。路面の悪さ、これはビワイチの最大の欠点です。もちろんブルーラインやブルーアローがあるだけで車は避けてくれるし安全・安心さは大いに増します。それは本当にありがたいことなのです。しかし道に青いペンキを塗るだけじゃ快適な自転車コースにはならない。自転車道の整備というものはそうそう簡単なものじゃない。つくづくそう思いました。
というわけで、もう何を書いても愚痴にしかならない。ケツさえ、そう、ケツさえ痛くなければ絶対に違う感想のはず。だからこれからビワイチに挑戦しようと思っている人はこれを読んでもあまり参考にしないでください(散々文句書いといてそれかよ)。ついでに滋賀県の皆さんごめんなさい。
というわけで19日になりました。この日は滋賀に出発し前泊です。バイクの掃除と注油を済ませ、忘れ物が無いかチェック。そうそう、自走でも輪行でもない旅って今回が初めてだったんですが、ビンディングシューズを忘れそうになりました(笑)。だって普通にスニーカー履いて家出るじゃないですか。下駄箱開けてたまたまビンディングシューズが目の前に飛び込んできたので「あっ・・・!」と事無きを得ましたが、本当に危なかったです。フロアポンプまで積んだのに靴忘れちゃったら悲惨ですよね。普通に考えたらあり得ない話かもしれませんが、念のためお気を付けくださいwww
というわけで発射!もとい発車!
西宮から大津までは名神高速を使えば1時間ちょい。県内の姫路に行くより、兵庫~大阪~京都~滋賀と経由して大津に行く方が近い。距離にして60km。もし俺が10歳ほど若ければ調子に乗って自走するパターン(そして翌日のビワイチ本番で疲れ果てて最終日は電車で帰ってくるパターン)。
スーパーホテルに着くと、事前に聞いていた通り、駐車場の各区画に予約者の名前が貼ってあったので所定のところに停めました。1泊800円と提携駐車場(1泊500円)より割高ですが、敷地内に停められるってのはいいですね。荷物が多いので、いったん自転車以外を持ってフロントに。この時にフロントで駐車場料金(総額)を払いました。
それにしてもこのホテル、駐車場予約などで何回か電話でのやり取りをした時から感じていたのですが、スタッフさんの接客が抜群に良いのです。これまで泊まったビジネスホテル/カプセルホテルの中でもトップでしょう。親切で気が利くのに押しつけがましくなく自然体。本当に素晴らしいです。スタッフさんのレベルの高さはこのホテルの大きな美点です。大津に泊まる際は強くお勧めします。
部屋については必要十分で、決して広くはないものの自転車もちゃんと置けます。ユニットバスも広くはないけど綺麗で掃除も行き届いていました。楽天トラベルの口コミなどを読むと、このホテルに限らずですが、たまにクレームじみたことを書いている人っているじゃないですか。「自分が払った金額を考えろよ」と言いたいです。今回、俺は2泊朝食付き11,000円(1,000ポイント使ったので1万円)だったんですが、そんな料金で泊まれること自体、素晴らしいことだと思いますよ。日本は不安になるくらい人件費が安すぎるのよ。それに加えてあの接客レベルの高さ。なにも言うことはない。ちなみに今回、キャンペーンでいいちこハイボール2本とミネラルウォーター、さらに未使用歯ブラシ返却でお菓子まで頂いたんですよ。こういうささやかな親切も嬉しいやないですか。
で、チェックイン後にもう一度駐車場に戻り、バイクを輪行袋に入れました。剥き出しのまま館内への持ち込みはNGだそうです。久々に使ったからどう入れるのか思い出せず四苦八苦しました。ついでにバイクにちょっとしたトラブルがあって。あの年代(グレードがゴールドとかシルバーとか)のオルカ乗りはご存知かと思いますが、右チェーンステーに貼られている「Orca」ロゴの金属プレートが取れたんですよ。走りには全く影響ないのですが、なんか嫌だなと思って、両面テープを買いに行くことに。ただ大津駅周辺ってとにかく店が少ないんですよね。事務用品店でもないかな、と思ってフロントに聞くと「これで良ければお分けしますよ。でも強いから今度剥がそうと思ってもなかなか難しいですよ」と設備補修用の両面テープを30cmほど頂けました。え、最初からそれを期待していたって?ヤダなぁ、そんなことありませんよ。そしてこれが幅も接着力もバッチリで完全復旧。スタッフさんの好感度ますます上がりまくりです。
とあれこれしているうちに18時。夕食の時間です。ライド前日ですから炭水化物とビタミンBを取らなければと思ったものの、緊急事態宣言なので近隣の飲食店がほとんど開いていないのです。酒は要らんから店くらいは開けといてくれよ。滋賀県の人たちは真面目だ。結局、某台湾料理店で台湾炒飯なるものと肉野菜炒め的なものを食べました。でも足りなかったのでコンビニでミミガーやベーコンやらなんやら買ってホテルの部屋で頂いたいいちこハイボールなどで晩酌。2ヶ月ぶりくらいに酒飲んだかなぁ。
そしてアルコールも入っていい感じになったので入浴後は爆睡・・・のはずなんですが、これがまったく眠れないのでした。遠足前のワクワク感なのか、とにかく眠れない。結局横になってしばらく目を瞑ってはまた起きてタバコ吸ってテレビ観て、の繰り返し。実質2時間半しか眠れませんでした。大丈夫なんでしょうか。
【20日 ビワイチスタート】
なのに朝はしっかり4時過ぎに起床。やっぱり遠足モードなんだな。すね毛剃ってシャワー浴びて準備を。予想最低気温が20℃超だったのでウィンドブレーカーなどは持ってこなかったけど全然正解。念のために持って来たサドルバッグは使わないことにしたので(というかサドルバッグ着けたらダサいですよね)、ボトルケージにツールボトルとドリンクボトルを1本ずつ。今回のコース、コンビニはともかく自販機がどれくらいあるかわからなかったのですが、真夏でもないしドリンクボトル1本でなんとかなるだろうと、最小限の装備になりました。その分、ジャージのポケットにはいろいろ入れましたよ。補給食(1本満足バー的なもの)やら天然塩やらクエン酸やらミニサイズの性感もとい制汗スプレーやらビワイチマップやら自作メモやらなにやらなにやら・・・というわけで5時過ぎにビワイチスタートです。
さすがにこの時間帯は車の交通量が少なく大津市内も安全・快適に走ることができました。走って気が付いたのですが、ほとんどの場所で低速コース(歩道)と上級コース(車道)が並行しており、ロードバイクなどは当然ながら高速コースを走ったほうが走りやすいです。というか低速コースは歩道ゆえ常になだらかなアップダウンがあるので、20km/h以上で巡行できるならクロスバイクだろうがママチャリだろうが高速コースを走ったほうが快適だと思います。また路面には水色の矢羽根(いわゆるブルーライン的な)が、途切れ途切れだけどコース全体にペイントされていますので、基本的にそれをトレースすれば湖を一周できます。もっとも、後でわかったけど湖北の1~2ヶ所だけ途切れていましたし、それを抜きにしても事前に地図作成ソフトやGoogleMapなどで充分に道のりを予習しておいた方が良いでしょう。
そうこうしているうちに「瀬戸の唐橋」にあるビワイチの起終点を通過。橋を渡ると湖東をひたすら北上します。大津から40kmくらいまでは快適そのものでとても気持ちよい道が続きます。まあ人によっては単調とも言うかもしれませんね。気合いの入ったクロスバイク兄ちゃんに抜かれたりしつつ、28~30km/hくらいで巡行し、途中のコンビニで朝ごはんにサラダ巻きなども食べつつ「もう5分の1を越えたか。楽勝ちゃうんけ」などと思っておりました。そういやコンビニで思い出しましたが、湖東のコンビニはサイクルラックを設置しているところが結構あり、また店員さんもサイクリストに親切でしたよ。というか対サイクリスト関係なく、誰にでも親切でした。
が、世の中なかなか上手くいかないもので。
【ケツに異変が出た & ビワイチの路面の悪さに対する愚痴】
急に、ホント急にケツが痛みのあまり悲鳴を上げだしたのです。もちろんアヌスではなく座骨ですよ。「やっぱりメガパッドを買っておくべきだったか・・・」と思っても後の祭り。嫌な感じもしたのですが、とりあえず行けるところまで行こうと。だいたいケツ対策でタイヤの空気圧を6.7barまで落としているのにさ、なんだよ、もっと下げたほうが良かったのかよ。いやいやこれはやはりブランクのせいだろうな、などと思いつつ、次のコンビニでフェイスタオルを買ってパッド代わりにレーパンの中に詰めました。
だけどあんまり効果が無いんですよねぇ。実際にタオルを詰めて走ってみるとわかりますが、つくづくパッドって考え抜かれた形状と素材で考え抜かれた位置に縫い付けられているんだと理解しましたよ。そもそもケツ痛ってパッド云々だけじゃないから、いくらタオルを詰めてもダメなんですよ。極端な話、ケツにサドルを合わせるというよりサドルにケツを合わせろと言うと暴論でしょうか。でもぶっちゃけそういう部分もあるんですよね。とにもかくにも、なんかもうスタート50km時点で罰ゲームのような様相を呈してきました。
そして北上するにつれ路面が悪くなっていくわけですよ。ビワイチは路面があまり良くないと聞いてはいたんですが、阪神間の上品な路面と違い、市街地の幹線道路から外れた琵琶湖畔の道は「中国の会社が施工したんか?」と思ってしまうほどの、なかなかの酷さです。もちろんケツの調子が万全ならそこまで振動を感じることもなかったのかもしれないけど、こちとら座っても痛いわ持ち上げた瞬間も痛むわのケツ地獄。長浜に入るとひび割れを補修材で修復した網目状の道が続くのですが、この荒れた路面の振動がボディーブローならぬヒップブローの如く延々と座骨をイヂメるのであります。湖東の道は県道331号線、愛称は「さざなみ街道」でございますが、ケツ痛がさざ波の如く続くのであります。「もう堪忍して~」と叫ぶ気力すら失うのであります。我が愛車・銀鯱ちゃんは履いているホイールもタイヤ(ヴィットリア・オープンコルサ)も決して乗り心地の悪いものではないはずなのですが、元民主党衆議院議員にして現滋賀県知事の三日月大造に対しさざ波のように殺意が湧き続けるほど路面からの振動が酷い。いやこれは確実に、ケツの調子を差し引いても、お世辞にも良い道とは言えません。試しに低速コースを走ってみたら、なおさらケツに厳しいハードモードです。ドマゾなら嬉しいのかもしれませんが、俺はどっちかというとSですぜ。
俺は思ったんですけど、確かにビワイチは湖北の一部を除き平坦基調で、単調ながらも景色は悪くなく、理屈の上では初心者にも走りやすいんですよ。万が一の時にもコースの外周を琵琶湖線と湖西線が走っているからJRに比較的簡単にエスケープできます(輪行バッグが必要とはいえ)。だけど、路面状況は、お世辞にも良いとは言えないと思いました。関西のサイクリスト的には、しまなみ海道とアワイチ(淡路島一周)、そしてこのビワイチが3大人気コースだと思うんですが(小豆島一周略してマメイチというのもありますが、個人的にはパス。理由はアップダウンが多いからw)、他の2つに比べてビワイチの路面の悪さはちょっと・・・と思ってしまった。特に長浜と高島の一部区間の路面の悪さは覚悟しておいた方がいいでしょう。まあこれもケツが万全ならバッチコイだったのかもしれないけど、それでも果たして本当に初心者向けと言えるんだろうか。まあ最近のロードバイクは25Cのタイヤが標準になったから、オルカちゃんに履かせている23Cよりは多少なりとも乗り心地は良いんでしょうけど、それにしてもです。路面の悪さ、これはビワイチの最大の欠点です。もちろんブルーラインやブルーアローがあるだけで車は避けてくれるし安全・安心さは大いに増します。それは本当にありがたいことなのです。しかし道に青いペンキを塗るだけじゃ快適な自転車コースにはならない。自転車道の整備というものはそうそう簡単なものじゃない。つくづくそう思いました。
というわけで、もう何を書いても愚痴にしかならない。ケツさえ、そう、ケツさえ痛くなければ絶対に違う感想のはず。だからこれからビワイチに挑戦しようと思っている人はこれを読んでもあまり参考にしないでください(散々文句書いといてそれかよ)。ついでに滋賀県の皆さんごめんなさい。