JAZZ from Nishinomiya

V・プレミアリーグのJTマーヴェラスを応援しつつ、日々の出来事や雑感を語ります。ときどき毒づきます。

ハングリーであれ

2010年09月15日 02時26分03秒 | JTマーヴェラス/高木理江選手
ちょっと今しんどいんで、文章ムチャクチャかもしれませんが御勘弁下さい(苦笑)

サマー決勝の3試合についてはいろいろ思うことがあるんですが、それを文面にする時間も正直あまりないので、今回は少しだけ書きたいと思います。他のことについては書きたくなったら随時書くとします。

サマーでは本職のリベロがおらず、守備の連携、また純粋な守備力という点でもずいぶん苦労をしていたように見えました。あらためて本職リベロのすごさを思い知った感があります。万が一コトエが怪我をしてしまったら、プレミアリーグはどうなるのでしょうか。現状見る限りはチエミでは対応しきれないと思います。そういう場合はリベロ経験もあるチエがこなすことになるのでしょうか。

本職リベロがいなかったこともさることながら、体調面で本調子ではなかった選手も少なからずいたようですし、現状のメンバー構成における100%の力を出せたようには見えませんでした。

が、しかし。

コートに立つ以上はそんなことは言いわけに過ぎず、全力でプレーをしなければならないことは言うまでもありません。

苦しいながらも日立戦、パイオニア戦、東レ戦と、時間を追うごとにチームが良くなってきたのはスタンドからもわかりましたし、特に東レ戦に関しては、第2セットまでは「やればできるやんけ!」と思わざるを得ない試合展開でした。

第3セットになって、東レは森選手を投入してきました。このセット、マーヴェは頑張ったと思うのですが、残念ながらデュースで落としてしまいます。こうなると東レというチームは勢いづきますし、マーヴェは守勢に回る。というのがこれまでのパターン。

だがしかし。

第4セットのマーヴェは予想をはるかに超えて酷すぎた。もう初っ端から落胆&やる気なしモード全開・・・とまでは言わないけど、お見合いはするわサーブミスはするわコンビは合わんわ、とにかく集中力が切れっぱなしで目も当てられない状態でした。

これをもって精神的な弱さ、踏ん張りきれない弱さであると、一昨日の記事で書いたのですが、それとは別にひとつ文句を言わせて下さい。これは東レ戦に限らずなんですが。

俺はスポーツ選手であれ歌手であれ芸人であれ、およそサイン(ここでいうサインとは文字通り色紙に書くサインのことです)を持ってる人というのは、客の前では絶対に手を抜いてはいけないと思うんです。

スポーツ選手と芸能人は違うだろうし、アマチュアとプロでも違うと思うんですけど、いずれにせよ金を払った観客がいる中で興業をするという意味では同じだし(サマーリーグであれ客を入れて金を取るならそれは興業です)、どういうスタンスであれ誰かに夢や希望や喜びを与えるという意味では同じ商売だと思うんですよ。

商売って書くとなかなか学生さんなどには俺の言わんとすることが理解していただけないかもしれませんけど、まあ簡単に言うと、プロであれ実業団であれ、観客の前でプレーをすることには変わりないということです。観客といっても体育館に足を運ぶ理由は人それぞれです。プレーを見たい人、応援をしたい人、勉強しに来たバレー部員・・・それこそいろんな人が来ているわけですが、そういう人たちの前で失礼な行動を取るなと言いたい。

初日、私設の横には中学校のバレー部員と思しき女子生徒の一団がいらっしゃいまして、我々の応援に合わせて手拍子や声援を送ってくれていました。彼女たちは3試合目の途中あたりで帰ったのですが、1階のロビーで先生が彼女たちを集めて「今日はいろいろ勉強になったと思う。学んだことをこれからのプレーに活かして」うんぬんと仰っていましたよ。

コートでプレーをしていたマーヴェの選手たちも、彼女たちと同じ年齢の頃は同じ立場だったと思うんです。何度も言いますが、Vリーグの選手といったらバレーをする者たちの頂点に立つ存在であり、彼女たちの目標であり、憧れであり、アイドルやスターでもあるわけですよ。

勝ち負けはともかく、気持ちも含めたトータルなプレーでガッカリさせてやるなよ、ということですよ。

東レ戦の第4セットに話を戻しますと、1セット取られてもまだこっちが有利な状況で、なぜそこまで精神的に崩れるのか。応援・観戦してた人ならわかると思いますが、選手たちは途中からあのセットをあきらめてましたよね。ワンプレーを大切にしないこともさることながら、あのコートに立っていた選手の中には、実戦の機会に飢えていた者も少なくはないのではないでしょうか。サマーリーグとはいえ、1秒でも長くコートに立ちたいんじゃないの?それを投げやりなプレーの連続で、たった12点しか取らずに終わらせてしまった。2セット先取して3セット目もデュースに持ち込んだチームが、次のセットで「12点しか取れない」わけがないじゃない。「12点しか取らなかった」んだよ。

ファンから見てもマーヴェが「決してハングリーなチームではない」と思わざるを得ないのは、そういうところですよ。

最近、私設の仲間で女子プロ野球の応援に行くメンバーが少なくないんですが、彼らがいつも口にするのは「彼女達の爪の垢を煎じてマーヴェに飲ませたい」ということです。いかにマーヴェの選手が恵まれた環境で自分のやりたいことをやっているか良くわかるんだそうです。くれぐれも比較論として「マーヴェが悪い」と言っているわけではないですし、現状に感謝しろなどと偉そうなことを言えた義理でもないんですが、まあなんというかね、少なくともサポやファンや観客を失望させるようなプレーはしないでほしいです。

第3セット落としたことも、第5セット取れなかったことも、残念ではありますが決して責めたりはしません。だけどあの第4セットだけは「お前らバカヤロー!」でしたよ。


これ以上はキリがないので、今回はこのへんで。


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2 コメント

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Unknown (姐さん)
2010-09-21 12:21:41
うん、言いたいことよ~くわかる。

同感!!
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Rodoriguez (Rodoriguez)
2010-09-25 13:11:39
お久しぶりです!

コメント認証が遅くなって失礼しました。しばらく自分のブログを見ていなかったもので、コメントチェックを忘れてました。スイマセン( ´・ω・)

自分のやりたい仕事ができる人ってのはごく限られていて、しかもそれが誰かを励ましたり喜びを与えたりとなると尚少ない。彼女たちはそういう環境に身を置いてるんだから、人前で諦めたりだるいプレーを見せてほしくないとはファンとして常々思っています。

あんまり偉そうなこと言えた身ではないんですけどね(笑)
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