10年前の話

2000年はわたくし結婚した年なんですが、
結婚の準備と共にリフレクソロジーの勉強を始め、
サロンに勤務するために、学校を卒業してから
サロン研修という、それはそれは大変な研修に参加しました。

それがちょうど10年前の7月。
研修は体育会系というか、ほんとうに厳しくて
短い期間でサロンで通用する技術を身に付けるため
必死の毎日。
手を酷使していましたから、氷を持っていって
途中冷やしながらやったものです。

そんなきついサロン研修を終えて、ヘロヘロになって帰宅した時のはなし。

東京のお盆は7月で、迎え火、送り火を7月13日と16日にします。
その日の研修を終えて帰宅し、
送り火をして裏の川にお線香を持って行き、家に戻ろうとした時でした。

我が家の前にある学校の玄関前で中学生くらいの女の子と、
自転車に乗ったサラリーマンらしき若い男性が
ぶつかってしまった様子。
女の子は泣いていました。
泣き声が聞こえ、どうしたんだろうと見に行こうとしたら
私も研修でヘロヘロになっていて、足元がふらつき
我が家の車庫で転んでしまいました。
本当に転がったんです。
車道まで飛び出さなくて良かった。
転がってから、運悪く、自転車や車にぶつかっていたら
今この場にいなかったかも・・・。

膝痛い～（＞＜）黒いパンツも破れた（＞＜）。。。。
あ～あ、足もつれてるわたし。相当疲れてるなあと思いながらも
女の子が気になり、
「どうしたの～？？」と痛い足を引きずりながら近づいて行きました。

女の子に泣かれ、サラリーマン、オロオロ。
「おい！サラリーマン！何か声掛けんかい！」と思いましたが、
そこは大人のわたくし、女の子に優しい声で？！
「大丈夫？？」と聞きました。

どうにも女の子が泣き止まず、大丈夫そうでもない。
家にいる夫に相談したら救急車呼んじゃえばということになりました。
サラリーマン、さらにオロオロ。

救急車が到着し「一人で乗れる？？」と聞くと、
「いいえ」と不安げに私を見つめます。
もしかして私に一緒に乗ってくれと？？？
仕方ない、乗るか。

女の子から名前と電話を聞き、親御さんには主人から連絡を
入れてもらい、私は救急車に乗ることになりました。
病院わかったらまた連絡を入れますからと。

ついでにおまわりさんも来てサラリーマンに何か聞いてましたっけ。
サラリーマン、オロオロオロだよな。
でも自転車が歩道をスピード出して走るとこういうことに
なるんだよねー。

さて、救急車に乗った私、隊員さんに関係は？？と聞かれた覚えが。
「事故現場の前に住んでいる者です」
隊員さんも「ああ、そうですか～。ご苦労様です」とかなんとか
言ってたかな。
女の子が痛がっていたのは手首の模様。
隊員さんが手際よく手当てしてました。
「あの～私の膝も～」とお願いしたかったのですが、止めときました。

救急車には付き添いで何度か乗ったことがあるのですが
何処を走っているのかまったく分からないのです。
今思えば、連れて行かれた病院は歩いて家に帰れるところなのですが
結婚してすぐでしたので、地理感がまったくわからず
夫に迎えに来てもらうことになりました。

女の子の状態は、結果的にいいますと手首の骨折。
若木骨折というのらしいです。
若いと骨がしなるようになっていて、完全な骨折ではないらしいけど
痛いらしい。。。
考えるだけでも痛いわ。
それは後日、親御さんと我が家にご挨拶に来てくれたときに
聞いたのですが、その時は別人のように元気だったなあ。

あの少女は今はもうお嬢さんになっているんだろう。
10年だもの。
サラリーマンはどうしているかなあ。
自転車乗るの止めたかなあ。

お盆が来ると、この出来事を思い出し、
膝小僧を破いた黒パンツ（結構気に入っていた）を見ても思い出し…。
夏の始まりの思い出の話でした。
皆様も自転車との接触には気をつけて下さいね。

明日あたり、梅雨明けでしょうか。
今日はセミも鳴いてたよ。
ついにやって来たな、夏。
頑張って乗りきらなくちゃな。
そして秋にハワイに行くんだ～。
写真の海に行くんだ～。

10年前のおななしでした。