<涸沢c/s>
選手の一挙手一投足に一喜一憂させ
られた、オリンピックが終わった。
そこで思うことは
人生で欲張ると、ろくな事はない。
『お前は、お前で丁度よい。
顔も体も名前も姓もお前に
それは丁度よい。
貧も富も親も子も息子の嫁も孫も
それはお前に丁度よい。
幸も不幸も喜びも悲しみさえも
丁度よい。
歩いたお前の人生も悪くもなければ
良くもない。
お前にとって丁度よい。
地獄へ行こうと極楽へ行こうと
行ったところが丁度よい。
うぬぼれる要もなく、卑下する
要もない。
死ぬ月日さえも丁度よい。
仏様と二人連れの人生
丁度よくないはずがない。
丁度よいのだと聞こえた時
情念の信が生まれます。』
らしい。