【写真:OVER DRIVE AND DISTORTION 2007年09月24日23時58分撮影】
ファズは主としてエレクトリック・ギターに利用され、歪んだ音を
電気的に作り出す装置(いわゆるエフェクター)である。ビートルズ
では、1965年の“RUBBER SOUL ”あたりから利用された。
ファズが登場する前にもエレクトリック・ギターが出現した時点で
ギターのトーンはある程度「歪み」が含まれていたのである。そして
この「歪み」がギター・トーンの中である種の特色を決定する要素と
なっていたのである。初期における「歪み」はごく自然なものであり
小出力の真空管アンプのボリュームをあげることによって得られた。
現在でいう「オーバー・ドライヴ」系のものであった。
1965年になると、イギリスではヤードバーズの「ハートせつなく」
やローリング・ストーンズの「サティスファクション」等、ファズを
フィーチャーした曲が広く大衆に受け入れられた。このあたりから、
いわゆる「商業的志向」ではなく、技巧派プレイヤーによりブルース
を追求する動きが生まれたのである。いわゆる「ブリティッシュ・ブ
ルース・ロック・ブーム」の到来である。
この流れにいち早く反応したのが、ポールである。彼はこれからの
ギター・トーンの主流になることをあたかも予見していたかのように
“RUBBER SOUL ”の‘Think For Yourself’でファズ・ボックスを利
用した。しかしこれは次の年の伏線に過ぎなかった。
1966年の初頭はサウンド面でも機材面でも、ビートルズの音楽シー
ンの大きなターニング・ポイントになった。ギター・トーンは劇的に
変化し、“REVOLVER”の楽曲にその影響が反映された。
これ以降、ビートルズはファズ・ボックスやボックス・アンプに内
蔵されたブーストやディストーションを駆使しヴァリエーションに富
む「歪んだギター・トーン」を得たのである。
それにしても‘Revolution’の音色とレコーディング方式はまさに
「革命」(註)であった・・・。
(註)このレコーディングはギターのプラグを直接ミキサーに接続し
さらにミキサーをオーヴァー・ロードの状態にして歪みを得る
という方式で、当時クリームがしばし行っていたものである。
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の音をファズ(ディストーション)に通していた
記憶が。。。。。
ヤマハのエフェクターは私も使用していました、
マクソンとかボスも
なつかしすぎます
‘PAPERBACK・・・’のときのベースの音には驚きました。
その意味では、その前の‘DRIVE MY CAR’でも
「おっ」と思いました。
あれはリッケンの利用による音質の変化だったのですね。
おお、キングクリムゾンですか♪
ファズっぽい音といえば
ディープ・パープルの‘HIGHWAY STAR’あたりの
オルガンの音がそれっぽいかな・・・
なんて今思い返しています。
どうやってあの音を出していたのでしょうか。