1370．大場久美子 「スプリング・サンバ」

【SINGLE 「スプリング・サンバ c/w ヘッドホーン」】

　大場久美子さん。芸能人（今でもなお）の方ですが、どこか距離の
近さを感じていました。彼女がデビューしたのは1977年 8月。「一億
人の妹」なるキャッチ・コピーで颯爽と登場です。歌だけではなく、
歌番組の司会も務めていました。『紅白歌のベストテン』で紅組キャ
プテンとしてあの「堺しぇんしぇい」と絶妙なトークを展開していた
姿が印象に残っています。『コメットさん』「Ｈ食品のプリンのＣＭ」
も彼女を語る上で忘れてはいけません。

　本業の歌では、とてもシュールなパフォーマンス（失礼）によって
多くの視聴者や観衆を魅了していました。当時、よく物真似もされて
いましたが、題材としては、今回の記事で取り上げた「スプリング・
サンバ」や「エトセトラ」が多かったかと思います。しかしながら、
誰一人として「スプリング・サンバの独特な完結感のない終止法」や
「ディレイを深くかけたようなエ・ト・セ・ト・ラ効果」を再現する
ことはできませんでした。

　あ。今回も「スプリング・サンバ」そのものに触れませんでした。
魅力的な彼女です。きっと許してくれることでしょう。



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