‘I'll Cry Instead’。邦題「僕が泣く」。秀逸なネーミングです。
「僕が」の「が」が、“Instead ”の訳なのですね。付き合っている
彼女に対してそうしたいことがいろいろあるのだけれども、「そうは
いかない。だからボクは泣くんだ」と。
この曲も、以前にご紹介した‘It's Only Love’と同様、UK盤の
“A HARD DAY'S NIGHT”B面2曲目の収録というよりはむしろUS盤
“SOMETHING NEW ”A面1曲目の収録という印象が強い曲です。全体
的なアレンジは「カントリー&ウエスタン」風味です。このあたりが
US編集盤でトップにフィーチャーされた理由でしょうか。
‘I'll Cry Instead’では、わずかですがポールのベース・ソロを
聴くことができます。この曲は1964年 6月 1日にレコーディングされ
ましたが、同じ日の‘I'll Be Back’のレコーディングの後、4人は
このように会話しています。
(注:この日はカール・パーキンスがスタジオに来ていました。)
(‘I'll Be Back’の収録を終えて)
MARTIN:お疲れさま。ボーイズ。素晴らしいじゃないか!
John :先生にそう言われりゃ、オレさまもたいしたもんだな。
なぁ、「カール・ハリスン」さんよ。
George:え? でもね、緊張しちゃったよ。だって、カール
パーキンスの前でギターを弾くなんてさ。
Ringo :でもさ、ジョージ、よくやったよ。
John :リッチー、おまえもな。
George:なんてったって、リンゴはね。‘Match Box ’を
歌ったんだからさ。
Paul :あ~あ。今日は出番が少なかったな~。
John :んにゃ。‘I'll Cry Instead’のベース・ソロは
すごかったぜ。
Paul :ありがとう、ジョン。
全員 :ともあれ、今日はお疲れさま!
John :オレさまは明日また新曲をひっさげてここへ
“I'll Be Back”さ!
「ジョンのリーダーシップ満載!!」てな感じですね。この曲は、
ジョンの作品でもともと「映画用」に作曲されたのですが、ディック
レスター監督が気に入らず、映画には使用されませんでした。
John :ディック・レスターは、この曲が使われる予定だった
場面に‘Can't Buy Me Love ’をもってきたのさ。
US盤“SOMETHING NEW ”のモノラル・ヴァージョンは、3番まで
演奏した後、もう一度1番を繰り返す「ロング・ヴァージョン」です。
レコーディング時にヴァースAとヴァースBを別々に収録しておいて
編集時の自由度を高めたのですね。現在では当たり前の手法ですが、
45年前にこの手法を既に採用していた事実は、ジョージ・マーティン
氏やそのスタッフがいかに進んでいたかを示すものだと思います。
↑If this article is quite good, will you please click?
「僕が」の「が」が、“Instead ”の訳なのですね。付き合っている
彼女に対してそうしたいことがいろいろあるのだけれども、「そうは
いかない。だからボクは泣くんだ」と。
この曲も、以前にご紹介した‘It's Only Love’と同様、UK盤の
“A HARD DAY'S NIGHT”B面2曲目の収録というよりはむしろUS盤
“SOMETHING NEW ”A面1曲目の収録という印象が強い曲です。全体
的なアレンジは「カントリー&ウエスタン」風味です。このあたりが
US編集盤でトップにフィーチャーされた理由でしょうか。
‘I'll Cry Instead’では、わずかですがポールのベース・ソロを
聴くことができます。この曲は1964年 6月 1日にレコーディングされ
ましたが、同じ日の‘I'll Be Back’のレコーディングの後、4人は
このように会話しています。
(注:この日はカール・パーキンスがスタジオに来ていました。)
(‘I'll Be Back’の収録を終えて)
MARTIN:お疲れさま。ボーイズ。素晴らしいじゃないか!
John :先生にそう言われりゃ、オレさまもたいしたもんだな。
なぁ、「カール・ハリスン」さんよ。
George:え? でもね、緊張しちゃったよ。だって、カール
パーキンスの前でギターを弾くなんてさ。
Ringo :でもさ、ジョージ、よくやったよ。
John :リッチー、おまえもな。
George:なんてったって、リンゴはね。‘Match Box ’を
歌ったんだからさ。
Paul :あ~あ。今日は出番が少なかったな~。
John :んにゃ。‘I'll Cry Instead’のベース・ソロは
すごかったぜ。
Paul :ありがとう、ジョン。
全員 :ともあれ、今日はお疲れさま!
John :オレさまは明日また新曲をひっさげてここへ
“I'll Be Back”さ!
「ジョンのリーダーシップ満載!!」てな感じですね。この曲は、
ジョンの作品でもともと「映画用」に作曲されたのですが、ディック
レスター監督が気に入らず、映画には使用されませんでした。
John :ディック・レスターは、この曲が使われる予定だった
場面に‘Can't Buy Me Love ’をもってきたのさ。
US盤“SOMETHING NEW ”のモノラル・ヴァージョンは、3番まで
演奏した後、もう一度1番を繰り返す「ロング・ヴァージョン」です。
レコーディング時にヴァースAとヴァースBを別々に収録しておいて
編集時の自由度を高めたのですね。現在では当たり前の手法ですが、
45年前にこの手法を既に採用していた事実は、ジョージ・マーティン
氏やそのスタッフがいかに進んでいたかを示すものだと思います。
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入手した際に「…んっ?長いぞ??」と気づいた曲が
この‘I'll Cry Instead’でした。
モノラルとステレオのヴァージョン差異など殆ど
知らなかった時代でした。
(少し前にモノラル限定カラーレコードが発売され、
ようやくファンの関心が向き始めた頃でしたね。)
昭和58年といえば・・・以下自粛。
レコード全盛期でしたね。
YOU&Iなんていうショップが近くにあり
よく借りにいってました。
ビートルズものはさすがに購入していました♪