【写真:「白い道」@宗谷丘陵 2012年09月27日09時43分撮影】
宗谷岬の内側のエリアは「宗谷丘陵」が広がる。今でこそ道道 889
号線が整備され観光バスまで入るようになったが、その昔は丘陵地帯
をダートが細々と延びていたにすぎなかった。1994年にこのエリアに
初めて入り、広大な周氷河地形に感動したものだ。
宗谷丘陵の中の道道 889号線を走行していて、ふとしたきっかけで
脇道に入り出会ったスポットがある。#2540で紹介した、サロベツの
「名も無い展望台」に優るとも劣らない場所である。アクセス方法に
ついては以前どこかの記事でオープンにしたので、興味のあるかたは
参照されたし。
白い道
宗谷丘陵に広がる不思議な空間である。「白い道」の正体はホタテ
の貝殻を砕いたものだ。
北方に目を転じる。そこには宗谷海峡のブルーが広がる。そして、
遠方にはサハリンの島影が視界に入る。彼我の距離、わずか「43Km」
しかないのだ。
「白い道」から北北東方向を望む
「白い道」から北方を望む
「白い道」から北北西方向を望む
この道が丘陵の奥まで続いている様は、まさに「超現実的」である。
そこはもはや不思議の国のアリスの世界。あたかも、一匹のうさぎが
今にも道端から飛び出してきそうだ。そんな錯覚さえ感じる。
「白い道」はどこまでも続く…
今回は空の白い雲と地上の白いサイレージが、見事に主役を支えて
くれている。時間が停止してしまうようだ。ああ、悠久かな…。
“White Road with White Cloud and Silage”
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