【写真:「日本最北端の地」の碑@宗谷岬 2012年09月27日09時15分撮影】
稚内市街から国道 238号線を東進。稚内空港をやり過ごすと、道は
緩やかに左にカーブ。やがて宗谷丘陵の風力発電施設が視界に入る。
もう、目指すゴールは近い。
もちろん「ここ」は本当のゴールではない。しかし、毎年の北行き
で「ここ」を目指してひたすら北上するのは確かだ。いったいなぜ?
「ここ」に何かがあるのだろうか。あるのは、「日本最北端の地」の
碑と駐車場スペースだけ。8時になれば、「宗谷岬」がBGMとして
流され、シーズンともなると碑の周りに団体の観光客が殺到する…。
しかし、そのような「モノ」だけにとらわれるのであれば、確かに
「ここ」は「何もない」と評価されるだろう。事実、そのような意見
を言う旅人も多い。そうなのである。「モノ」だけではない「何か」
が「ここ」にはあるのだ。「何もない」。それでよいのだ。だから、
毎年「ここ」にやって来るのである。
本当は「何もない」ことはない。「ここ」は実に多くのことを語っ
てくれる。寡黙ではあるが…。時々、強い風で話が聞えにくくなる時
もあるが、宗谷岬は今日も「ここ」に佇み静かにメッセージを発して
いる。
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