【写真:勝利後のライオンズ・ベンチ 2008年05月05日17時24分撮影】
★この写真と記事内容は直接関係がありません。
「北」へ旅立つ日。埼玉西武ライオンズの優勝マジックは、「2」。
その日、東北道を疾走している時間帯、ライオンズはホーム所沢で
イーグルスと戦っていました。岩手山にさしかかる頃、マジック対象
チームのバファローズが敗戦したことを確認。「さあ、これで!」と
言いたいところですが、8回表を終了しライオンズは2-5と劣勢。
しかし、勝負事に何が起こるかはわかりません。ライオンズはその
裏になんと5点をあげ、7-5と逆転してしまったのです。
やった~!!
その瞬間、ほとんどのライオンズ・ファンは、ホームでの胴上げの
シーンを確信したことでしょう。しかし、さらにドラマが待っていた
のです。
9回表、満を持して登板した守護神グラマンが、いつもの調子では
ありません。1点差に詰め寄られた後、フェルナンデスにグランド・
スラムを見舞われてしまいました。7-10。5点をもぎ取ったら、
5点のしっぺ返しをくらってしまったのです。その瞬間を、わたしは
八戸道の車中で知りました。名将野村監督の「まだまだ早いわいっ」
というノムコメがトンネルの中で亡霊のように耳に聞こえてきました。
もちろん、ソラみみですが・・・。
・・・その後、北海道滞在中に、ライオンズが勝利することはあり
ませんでした。稚内では細川がマリーンズのベニーに「背負い投げ」
をくらったり、苫小牧から仙台のフェリーの中では、ファイターズの
スウィーニーに完璧に封じ込まれたり・・・。これが「産みの苦しみ」
というのでしょうね。
いろいろとありましたが、ともかくもライオンズは優勝を決めまし
た。素直に喜びたいと思います。この一週間近く、ライオンズの選手
達は、さらによい経験をしてきたと思います。札幌における胴上げの
シーンや、その後の写真撮影等における選手達の一連の表情や振舞い
をみていると、このチームが発展途上であり、チャレンジャーであり
続けられるのではないかと感じました。
同じ時間に北海道をまわっていながら、優勝の瞬間に札幌ドームに
いられませんでした。しかし、それはそれです。フェリーの中の衛星
放送でリアルタイムに「観戦」し、ささやかに祝杯をあげたのでした。
純粋に喜ぶチームを見られたことがうれしい・・・
おめでとう!
そして、ありがとう!!
でもいちばんうれしいのは・・・
札幌ドームのFsファンのみなさま。
あの温かい拍手ですよ。
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