【写真:池の湯温泉(北海道・弟子屈町) 2003年10月16日11時54分撮影】
北見から美幌峠を越え、屈斜路湖に向かう。早朝の和琴温泉に入ろ
うと思ったのだ。
数年前に来た時と比べて大きな差はない。ところが、池(浴槽)の
手前に生垣が植えられていた。しかし、それは昼間に集中する観光客
の視線から隠れるというほどのものではなかった。その時、50歳代
と思われるおばはんの軍団が「あら~、誰もおらへんで、さっそく入
りまひょ。」と、私の存在を確かめながらわざと(とその時は思って
しまった)大声で仲間に呼びかけていたので、和琴温泉からそそくさ
と撤収した。
そこで急遽向かったのは、池の湯温泉である。実はここ、初めての
トライなのだ。湯温が比較的ぬるめということで、季節は10月中旬。
気温も低く、腰が引けていたのであるが、これが偶然の出会いという
ものだろうか。「おばはん」のおかげで、行くチャンスを与えてもら
ったようなものである。
実は、昨年(2002年)も池の湯温泉に行こうとしたのだが、入口が
なかなかわからなくて、迷ってしまった。パニック状態のまま「いな
せランド」で方向転換しようとしたところ、よほど慌てていたのであ
ろう。誘導看板に車の後方部をしたたかにぶつけてしまい、ほうほう
のていで屈斜路湖を後にしたのであった。「パンク・ノーブレーキ事
件」に続き、このざまである。やはり、年回り(註:この年らば~そ
うるは、厄年)には十分注意しなければならない。
今日からあなたも苔とお友達 池の湯温泉
さて、本題。なんと脱衣所があるんだよ~(中村華左ェ門風)。2
つほど。一応男女別なんだろう、きっと。私が訪れると同時に40歳
代半ばくらいの夫婦が登場。ほぼ同時に別々の脱衣場へ向かい、服を
脱いでいざ入湯。「うむ、確かに茫洋とした池のような温泉だ。これ
は、泳げるかもしれない。」と思い池に入ろうとすると、これがいた
く滑る。すべるのである。そう、苔だ。コケ。けっこう危ない。これ
は油断ならない・・・。転倒するぞ。それだけは避けねば。だって、
先程の夫婦、旦那だけ温泉に入り、奥さんがハンディカメラでその一
部始終を撮影しているのだ(ちょっと面白いシーンだった)。そんな
ところをもし撮られたら、さすがにいやだもんね(谷岡ヤスジ風)。
いっぽうその旦那は、奥さんに「ちゃんと大事なところ、撮ってる
かあ。」・・・ってますます「謎」だなあ。
お湯は無色透明である。無臭だと思うのだが、「苔」の匂いが少し
ばかり。ちょっと激しく動くと「もわー」という感じで、コケさんが
拡散するのである。それを手のひらで掬うと、あたかも「巨大な緑の
ヒル」が手のひらについているようだ。
というわけで、とても奇妙な状況と気分で温泉を楽むことができた。
湯温は、お湯に浸かっていれば、それほど気になるぬるさではない。
もっとも、湯から上がって速攻で服を着たことを付け加えておく。
【弟子屈町】池の湯温泉
■泉質 :不明
■泉温 :不明(40℃以下)
■湧出量 :不明(池の底から)
■pH :不明
■湯の特徴:・無臭だが苔の香り
・無色透明。
・気にならないぬるさ
■料金 :無料
日記としてまとめようと思ってついつい冬になってしまいました。
池の湯を見て思い出しました
どうもども♪
そうですね。
「今やろうと思ってたのになあ~」(西田敏行風)
しみじみ実感いたします。
ところで。
川湯の公衆浴場にいらしたんですよね!
このあたりの「山」というと
アトサトヌプリって
登山対象になるのでしょうか?
「海別岳」とか
ここは上級の山なんですよ。
わたしには無理かと・・・・。
海別岳は知床方面ですよね。
追々調査してみます。
今年は雄阿寒に登ってみたいのですが、
どうなるかなー