らば~そうる “IN MY LIFE”

旅、音楽、そしてスポーツのこと。過去、現在、そして未来のこと・・・「考えるブログ」。

880.FOUL

2008-04-03 | 22.Bowling
【ファウル・ライン】

 「ファウル」と言えば・・・野球! サッカーの反則!

 そうですね。その通りです。もともと“Foul”には、好ましくない
イメージの意味があります。不潔であるとか、道路が泥だらけである
とか、鎖がからんだとか、食物が腐敗したとか、天候が悪いとかなど
です。競技では「反則である」とか「不当・不正である」とか「やり
方がきたない」とか、そんな意味で使用されます。

 ボウリング競技にも「ファウル」が存在します。冒頭の画像でアプ
ローチとレーンの間に一本のラインが見えます。「この線を越えちゃ
いけねえよ」てな感じで、そのラインを「ファウル・ライン」と呼び
ラインを越えて投球した場合、その投球はいかなる結果になろうとも
得点は0点になります。例えば1投目で「ファウル」した場合、得点
は「ガター」と同様「0点」になり、2投目に際しては、ピンを10
本立て直して投球します。2投目にファウルを犯した場合は、ノー・
タッチ(スコア表記では「-」)と同様になります。

 正式な競技では、ボウリング場の設備により「ファウル・ラインの
センサー」を有効にします。投球者がファウル・ラインを越えると、
センサーが作用しブザーが鳴動します。しかし競技でない場合、一般
のボウラーが娯楽で利用している際には、センサーを無効にしている
ボウリング場が多いようです。理由は「一般利用客がファウルという
ルールを知らないため、無意識にファウル・ラインを越えてしまった
際に得点が加算されないことからクレーム・トラブルが発生するから」
とのことです。

 これは賛成できませんね。第一危険です。レーンにはレーン保護と
ボウリングの競技性そのものを保つためのコンディショナー(オイル)
が散布されています。それがシューズの底に付着したままアプローチ
に運ばれてしまうのです。その後に投球した人は、いったいどうなる
のでしょうか・・・。

 「そんな堅いこと言わんといてや。ええやんか」と言われそうです
が、やはり「ファウル」なのです。野球で打者がよい当たりをしても
ファウルの打球であれば無効です。サッカーでフォワードがシュート
を放ち見事ゴールしても、直前にファウルすればその得点は無効にな
ります。オフサイドなども同様でしょう。

 ボウリング場の経営者は、利益を創出しなければなりません。当然
のことです。しかし、その一方でボウリングという競技を一般利用客
に広めることも是非していただきたいと思うのです。センサーを有効
にし、利用客からクレームがあったときでも毅然とした態度で、他の
競技の例を出しながらひとつひとつ丁寧に説明していく姿勢が必要だ
と思います。



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