【写真:「べが」の勇姿@八戸港 2004年09月19日20時08分撮影】
また、北海道の旅をともにした「旧友」が静かに去っていきます。
川崎近海汽船の八戸⇔苫小牧航路(シルヴァー・フェリー)を就航
していた「べが」が、今年の 6月30日 9時30分苫小牧発18時八戸着の
運行をもって退役します。
思えば、昨年の4月に同航路から「フェリーはちのへ」が退役しま
したが、あいつぐ「旧友」の退役にショックを隠しきれません。もっ
とも、フェリーはちのへが、インドネシアで第二の人生を送っている
のと同様に、べがもどこかできっと第二の人生を送ることになるのだ
と思います。ささやかなお祝いをしましょう。
べがとの付き合いについては、この記事で取り上げました。よろし
ければ、お読みになってください。べがは、1973年の建造から40年。
主に三陸の沿岸から北海道苫小牧を主戦場に、大活躍しました。
学生のときに出会った「ぼらん」に続き、彼女とは社会人になって
から出会いました。八戸港で眺めるその姿、乗船するときの高揚感、
そしてデッキから眺める深夜の八戸港、早朝の苫小牧港…。思い出は
尽きません。
余談ですが、青森から北海道に就航するフェリーの中で、べがは、
唯一「レストラン設備」がありました。需要減と人件費圧縮の狭間で
フェリーでは、ほとんど「オートレストラン」にシフトしています。
八戸港で乗船後、レストランに入り北海道の地図を眺めながら、行程
について、仲間とわいがやで、時には独りで思いめぐらすのも「旅の
醍醐味」でしたが、それも去っていってしまうようです。
出会いがあれば、別れの時が来る…。世の常ですが、長年頑張って
きた「べが」に幸あれ! これからも応援します。
HERE
↑If this article is quite good, will you please click?
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます