【写真:「いざ戦わん!」 大阪ドーム 2005年04月16日12時34分撮影】
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2008年ペナントレースも4月の戦いが終了した。ここで、私の
順位予想を振り返ってみよう。(→№865の記事参照)
■予想順位
1.千葉ロッテマリーンズ
2.福岡ソフトバンクホークス
3.埼玉西武ライオンズ
4.北海道日本ハムファイターズ
5.東北楽天ゴールデン・イーグルス
6.オリックスバファローズ
4月30日終了時点の順位は以下の通りである。
■順位(2008.04.30時点)
勝差 5月
1.埼玉西武ライオンズ 18勝12敗 1分 0.0 ↓
2.東北楽天イーグルス 17勝14敗 0分 1.5 ↑
3.北海道日本ハムファイターズ 17勝15敗 1分 2.0 ↓
4.千葉ロッテマリーンズ 17勝16敗 0分 2.5 ↑
5.福岡ソフトバンクホークス 15勝18敗 0分 4.5 →
6.オリックスバファローズ 12勝21敗 0分 7.5 →
■解説
対戦カードがホーム・ビジターとほぼ1巡した。各チームとも自軍
や相手の「戦力」が見えてきた時期で、「自軍で結果を出せている選
手、相手のチームで自軍にとって結果を出されている選手」が見えて
きたということだ。現在、各チームとも対策を講じ実行に移している
ところだろう。「やられてやり返す」のか「やられてやられっ放し」
なのか、これからの「対戦」が注目である。
Lions
投手力の不安、攻撃力不足が懸念され下馬評は芳しくなかったライ
オンズ。渡辺新監督のもと、好調を維持している。石井一、キニー、
岡本真、ブラゼル、ボカチカら新戦力が、結果を出しチームに活力を
与えている。しかし、大事な場面でのメンタル面の脆さが払拭できて
いない。特に、ゲーム後半の競った場面で苦境を跳ね返すことができ
るか、注目してみたい。課題はやはり投手陣を中心とした守備力と1
番打者の出塁率向上であろう。
Golden Eagles
開幕をハデな連敗・連勝でスタートしたイーグルス。現在、投打の
バランスが6球団の中でもっともよい。課題の投手陣が整備されつつ
あるため、安定した戦いが出来ている。もともとつなぎのある攻撃力
には定評があるので、ディフェンス面の安定が維持できれば、V争い
に十分参加できるだろう。リック、フェルナンデス、山武の中軸が
勝負強く、渡辺直が絡み得点力が高い。また岩隈、田中、朝井、永井
ドミンゴら先発陣が安定しゲームを作れる。ノムさんも「舌好調」だ。
課題はセット・アッパー、クローザーの固定か。
Fighters
得点・チーム打率がいずれも最下位でありながら、投手陣を中心と
した堅牢なディフェンスによりこの位置をキープしているのは、接戦
に強いチームカラーそのものである。その強みをさらに発揮するため
には、打撃面で不調の森本、金子誠の打率アップが欠かせない。この
二選手が出塁するとファイターズの攻撃力は劇的に向上する。課題は
攻撃力の向上であるが、すぐに期待効果を出すことは難しい。従って
新戦力の抜擢・起用も、場合によって必要であろう。武田勝の離脱が
チームにどのように作用するのか、5月の戦いを注目してみたい。
Marines
今やホークスを越える磐石な先発陣である。しかし、清水直が復調
したと思いきや、小林宏、久保が不調。戦力を維持するのはなかなか
難しいものだ。ただ、今年も野手では根元、早坂が活躍を見せており
チーム力の底上げが確実に進んでいる。大松の勝負強さも圧巻である。
ここ一番の集中力に定評がある打線であることと、元来投手スタッフ
が充実しているため、今後上位に浮上してくるのは間違いない。強い
て課題をあげるならば、クローザーの安定だろうか。
Hawks
故障者続出で苦しいスタートとなった。斉藤和、和田(復帰)、新
垣、柳瀬、馬原、大村、本多、多村・・・。この陣容でよく戦ってい
るというのが率直なところではないだろうか。チームの窮状を支えて
いるのが大隣、大場、小椋、ホールトン、仲澤、松田であろう。その
中で長谷川、小斉といった新戦力も登場してきた。ホークスもチーム
の変わり目である。これら「代役」と復帰した離脱者が融合した時、
「とてつもない巨大戦力となり手がつけられなくなる」というのが、
わたしのシナリオである。
Buffaloes
「ビッグ・ボーイズ」に代表される破壊力満点の打線を「売り」に
スタートしたバッファローズ。4月はいささかその名前に見合った結
果を出すことができなかった。やはり攻撃面よりも投手陣のスタッフ
が十分に整備できていないため、最下位に甘んじている。金子、近藤
小松、山本らで先発陣を支えている。チーム浮上のためには、川越が
もてる力を発揮し、平野、デイビーらが復帰することが必要であろう。
野手では、成長著しい坂口、村松、そして日高が好調であるだけに、
復帰した北川が実力を発揮すれば「ビッグ・ボーイズ」の存在が相手
にとって「真の脅威」になるだろう。
今シーズンは、各チームとも「決定的な強さ」がないため、現在の
ようなダンゴ状態が交流戦まで続くであろう。5月上旬の厳しい9連
戦を戦った後、各チームがその状態をいかに維持できているか、これ
を首脳陣の選手に対するコーチング、選手の取り組み姿勢・自己管理
能力の結果と判断した上で、観察してみたい。
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気になってます。僅差で鎬を削るような試
合を勝っていかないと優勝争いはできませ
んよね。
やはりセットアッパーからストッパーがい
まいちなことが原因のようですね。
これから整っていくのか。
西武が好調ですね。石井一久選手のがんばり
が大きいように感じてます。
今年の東北楽天は打力もそうですが
なにせ、防御率がよいです。
課題の投手陣の整備が結果として数字に
表れていますので、注目ですね。
埼玉西武はなんだかんだいっても細川の存在が
大きいと思います。
数字には出ていませんが、涌井もよく頑張って
います。
やはり捕手の成長は大きいと再認識しました。