らば~そうる “IN MY LIFE”

旅、音楽、そしてスポーツのこと。過去、現在、そして未来のこと・・・「考えるブログ」。

1701.埼玉西武ライオンズ・帆足和幸投手

2010-07-03 | 23.Baseball
 プロ野球・埼玉西武ライオンズで今年成長著しい選手の一人として
帆足和幸投手があげられると思います。特に5月までは快調な投球を
続け防御率もトップに躍り出ていました。彼の持ち味はその特殊球を
低めに集め、相手打者を打たせゴロの凡打でアウトを重ねることです。

 しかし・・・。6月になると急に勝てなくなりました。原因は本人
とコーチの間で十分コミュニケーションを取り対策を講じているかと
思います。表面的な現象として「粘り」が無くなりました。勝ち続け
ていた時は、ピンチの場面を粘り、無失点あるいは最少得点に抑えて
いました。しかし昨今の投球では見事なまでに粘れません。失点した
後にさらに歯止め効かない状態になってしまいます。技術的に、球が
高めに集まってしまうなどの要因があるのでしょう。疲労感からか、
集中力の欠如もあるのかもしれません。壁ですね。ここをどのように
乗り越えるのか注目です。

 7月に入り、チームは4連敗。前日は頼みのエース涌井投手で敗戦
したライオンズ。7月3日のマリーンズ戦に帆足投手は先発しました。
マリーンズ戦の対戦成績が芳しくないこと、昨今の帆足投手の状態が
よくないこと、そしてチームが連敗していること・・・。ライオンズ
ファンは祈るような気持ちで帆足投手に託していたかと思います。

 そして。粘りました。立ち上がりに2死からピンチを迎えた場面で
大松選手。最近の傾向ではこのような場面で粘れず、ズルズルと後退
していました。ここを切り抜けさらに5回の裏。自軍が追加点を重ね
た直後、井口選手に適時打を喫し失点してしまいました。この流れは
確かによくありません。しかし後続を抑え最少失点で切り抜けました。
勝利できるための状況を自ら作り出しました。

 帆足投手は本日の登板に際し密かに「思うところ」があったのでは
ないでしょうか。石井一・岸投手の怪我による離脱、暗雲たれこめる
中での涌井投手の敗戦・・・。「ここでオレがへこんでいたら・・・」
「いや、そんな場合じゃない」と自らを奮い立たせ、マリーンズ打線
に挑んでいったのではないでしょうか。「普段通りですよ♪」なんて
コメントが帆足投手から返ってきそうですけれども・・・。

 春先のひょうひょうとしたコメントがきっと復活することでしょう。

  


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