【SINGLE 「出発の歌-失われた時を求めて- c/w アルカディア-理想郷-」】
わたしにとって悲しいことが多かった1971年。そんな年もあと少し
で終わり・・・という12月に、「出発(たびだち)の歌」がリリース
されました。
演じているアーティストのことなど、幼少のわたしにはこれっぽっ
ちもわかりません。六文銭や上條恒彦さん、そして小室等さんの名を
知ったのは、ずっとずっと後のことでした。
さあ今 宇宙に さあ今 未来に 飛んで行け
なんとスケールの大きな歌なんだろう・・・。
この曲を聴いたときの大きな衝撃が忘れられません。その時漆黒の
闇の中にいたわたし。そんなわたしに希望の夜明けの光が見えてきた
のです。そして宇宙のはるかかなたに向って今、出発します。着実に
一歩ずつ成長していくのです。
そんな勇気を、この曲はわたしに与えてくれました。
思えば、この曲の後、吉田拓郎さんの「結婚しようよ」が登場し、
1970年代の日本のミュージック・シーンにて「フォーク」なる分野が
確立されました。「出発の歌」はまさにその「出発」となる曲だった
のではないでしょうか。
この記事を書くために、「出発の歌」のことについて少し調べまし
た。その中でわかったことがひとつあります。それは、B面の「アル
カディア」。作詞が、かぜ耕士さんなのですね。かぜさんといえば、
わたしが高校生時代の合唱部の活動にて取り上げた曲「涙をこえて」
の作詞者でもあります。この曲のピアノパートを編曲し、演奏会にて
伴奏しながら、みんなで楽しく歌ったことを思い出しました。
映像はありません。しかし、わたしの中でそれは、天然色の動画で
鮮明に記憶されているのです。
↑If this article is quite good, will you please click?
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます