1969年 1月30日に、ビートルズが「ルーフトップ・コンサート」を
「開催」しました。その模様は、映画“LET IT BE ”の中で確認でき
ますが、警官がビルの屋上にやってきて「音量を下げるように」警告
を発します。そのような緊迫した雰囲気の中‘Get Back’の三回目が
演奏され、ポールが即興でこのように歌い出だしました。
You've been playing on the roofs again,
and you know your Momma doesn't like it,
she's gonna have you arrested!
また屋根の上で演奏したんだね。
そんなことをしたらママがいやがるだろ。
そのうち逮捕されちゃうぞ!
歌い終わると、モーリーンが特に熱心に拍手と声援を送ったので、
ポールが
Thanks Mo!
と応答。この部分はアルバム“LET IT BE ”のラストの部分でうまく
編集されているのを聴くことができますね。その後、ジョンがやおら
マイクのそばに近づいてきて、いくぶんかしこまった感じでコメント
を始めます。
I'd like to say thank you on behalf of
the group and ourselves,
I hope we passed the audition…
グループ、自分たちを代表して
皆さまに御礼を申し上げます。
これでオーデションに合格すると
うれしいのですけれども・・・。
思えば、1962年 1月 1日にデッカのオーディションを受け、彼らは
不合格となりました。それがずっとトラウマになっていたのかどうか
わかりません。しかし、このジョンのコメントはそんな彼らの経緯を
鑑みると、ぐっとくるものがあります。
戻ろうよ! あの頃に
・・・てね。そんな解釈もありでしょうか。そんなことを考えさせて
くれる点で、スペクターの演出(編集)は、評価してもよいのでは?
と思うわけです。
↑If this article is quite good, will you please click?
「開催」しました。その模様は、映画“LET IT BE ”の中で確認でき
ますが、警官がビルの屋上にやってきて「音量を下げるように」警告
を発します。そのような緊迫した雰囲気の中‘Get Back’の三回目が
演奏され、ポールが即興でこのように歌い出だしました。
You've been playing on the roofs again,
and you know your Momma doesn't like it,
she's gonna have you arrested!
また屋根の上で演奏したんだね。
そんなことをしたらママがいやがるだろ。
そのうち逮捕されちゃうぞ!
歌い終わると、モーリーンが特に熱心に拍手と声援を送ったので、
ポールが
Thanks Mo!
と応答。この部分はアルバム“LET IT BE ”のラストの部分でうまく
編集されているのを聴くことができますね。その後、ジョンがやおら
マイクのそばに近づいてきて、いくぶんかしこまった感じでコメント
を始めます。
I'd like to say thank you on behalf of
the group and ourselves,
I hope we passed the audition…
グループ、自分たちを代表して
皆さまに御礼を申し上げます。
これでオーデションに合格すると
うれしいのですけれども・・・。
思えば、1962年 1月 1日にデッカのオーディションを受け、彼らは
不合格となりました。それがずっとトラウマになっていたのかどうか
わかりません。しかし、このジョンのコメントはそんな彼らの経緯を
鑑みると、ぐっとくるものがあります。
戻ろうよ! あの頃に
・・・てね。そんな解釈もありでしょうか。そんなことを考えさせて
くれる点で、スペクターの演出(編集)は、評価してもよいのでは?
と思うわけです。
↑If this article is quite good, will you please click?
デジタルリマスターラインナップが今年の9月9日発売でデジタル処理された映画”Let It Be”のコンプリート版が来年って事でしょうか?(期待をこめて)
山下達郎氏が自身のツアーの合間にラジオオンエアー用のデジタルリマスターを短時間に仕上げられる事からEMI&アップルがアルバムのデジタルリマスターだけで4年もかかるわけがないので、4年の意味は多分全セッションテープのデジタル移行に費やした期間だと思われます。
EMI&アップルはストーンズの紙ジャケシリーズがかなりの利益をもたらした事を念頭に’先ずデジタルリマスターから!’段階的販売をもくろんでいるのでしょう。’その後にコアなマニア用にレア音源&映像とデジタルリミックス’ってね。(多分映画”Let It Be”も)
最初と二回目のブート”Get Back”を聞けば”Let It Be”出来の評価は歴然ですね。
映画“LET IT BE”はその音楽的内容や1969年という時期的情勢を含め
やや「たそがれた」感じを受けていました。
デジタル化によって印象がどのように変わるのか(変わらないのかも)
楽しみです。
プロデュースや編曲(編集)という視点で
“LET IT BE ”を聴きなおしてみると
面白いなと常々思います。