2626．ＵＳ市場はECHO/REVERBがお気に入り？

　ビートルズをよく聴いています。

　
　彼らはオフィシャルで 213曲を世に送りましたが、いろいろなミッ
クスや編集、そしてプレス工程までに至ると実に様々なフォーマット
があり、そのすべてを聴くのは不可能であるとさえ言われています。

　最近、よく聴いているのがＵＳ盤です。ＵＳ盤の特徴は、おおむね
以下の通りです。

　１．著作権料のかねあいで一つのアルバムに収録される曲が最大
　　　12曲であること
　２．デュオフォニック（擬似ステレオ）・ミックスが聴けること
　３．大量のエコー（リヴァーブ）処理が施されている曲があること

　特に、「３」の特徴は“BEATLES Ⅵ”までのアルバムで顕著に確認
できます。例えば、“THE BEATLES' SECOND ALBUM ”の‘Roll Over
Beethoven’、‘Thank You Girl ’、‘You Can't Do That ’そして
‘Please Mister Postman ’に、“BEATLES '65 ”の‘No Reply’、
‘I'll Follow The Sun ’、‘She's A Woman’、‘I Feel Fine’に。
そして、“BEATLES Ⅵ”のいくつかのモノラル・ミックスの曲にです。

　その中でも「これはやりすぎ…？」という曲が‘I Feel Fine ’と
‘She's A Woman ’。「なにもここまで」というほど大量のエコーが
かけられています。当時のアメリカのニーズは「エコーたっぷりの音」
だったのでしょうか。このミックスは賛否両論だと思いますが、一度
お聴きになってみてください。あなたは“Yes ”or“No”？






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