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【写真:摘出した「胆石」 2015年11月08日14時03分撮影】
胆石症 慢性胆嚢炎
結果的には、そのような病名で入院。そして胆嚢摘出手術を受ける。
今年の1月中旬のこと。とある会合で深酒をした後、胃のあたりに
疼痛が走り眠れない。しかし、翌朝になって解消。
たんなる飲み過ぎ食べ過ぎだよね
まっ、いっか…
思えば、そこで原因を追及しなかったことが、問題解決を遅らせる
ことになってしまったのだ。翌週も胃のあたりの不調が続き、診察を
受ける。急性胃炎のお見立て。
しかし、その後もあいつはやって来た。7ヶ月もの間ほぼ1ヶ月に
1回の割合で。あの「夜の疼痛」だ。7月上旬の徹夜が響き、体調が
悪化。そして8月。冒頭の診断が出た。処置は腹腔鏡下胆嚢摘出術…。
てっきり、胃だと思っていたのに、まさか胆嚢だとは…。胃炎のお見
立てをされた内科の先生も恐縮することしきり。もっとも、初診の際
胆嚢のことをしっかりと伝えていなかった私に落ち度がある。
前ぶれはあったのだ。2006年に会社の定期健康診断で13mmの胆石と
約 4mmの胆嚢ポリープがあると医師から言われた。しかし、経過観察
でよいと。それ以降、脂質の摂取には極力注意を払ったつもりだが、
いろいろな意味で認識が甘かった。あまり深く考えずに酒も飲んだし
食事もしていた。なによりも運動量が減った。デスクワークが増え、
生活のリズムもさらに不規則になった…。そんな中、2015年がやって
くる。
「夜の疼痛」の正体は…、胆石発作だったのだ。そして、ついに…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/46/70e2980c1bc3cc5d272be2dc8dd1e611.jpg)
病室
2015年11月上旬に入院。そして、ある晴れた日の昼過ぎ、手術室に
入り手術台の上に横になった。まわりには、何人の医師・スタッフが
いたのであろうか。冷気が走る手術室の中、話し声が響いた。両肩を
固定され不自由な状態になった。緊張はしていたのだろうが、あまり
恐怖感はなかった。
では、始めます。
お名前と生年月日をお願いします。
執刀医の問いかけに対し答えると、麻酔担当医が全身麻酔の処置を
始めたようだ。そして、次の瞬間…
らば~そうるさん、終わりましたよ。
との声。覚醒してはいるものの、動けない。主治医が摘出した胆石
を示している。
けっこう、大きかったですね。
混濁した意識の中で相棒を見る。長径25mm。ずいぶん成長したもの
だ。ずっと体の中に飼っていたのだ…と思うとむしろ感激した。その
後、ずっと待ってくれた家族の姿を確認しながら病室に搬送された。
周辺臓器と胆嚢の癒着が激しい場合、腹腔鏡下から開腹手術に移行
するという説明を事前に受けていた。その場合には5~6時間の手術
を要するのだが、腹腔鏡下で完了したようである。同日の夕方、10ヶ
月もの間苦しめられた胆石が胆嚢とともに、私のもとを去っていった
のである。手術開始から3時間が経過していた。あとで家族からそう
告げられた。
胆石とは約10年間、胆嚢とは50年以上もの長い間、ともにしてきた。
いなくなると、なんだか寂しい。「五臓六腑」と言われるが私は今や
いわば「五臓五腑」の状態である。別れがあれば出会いもある。五臓
五腑の私。今後の人生ではたしてどのような出会いが待っているので
あろうか。
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手術後の初めての食事(翌日の昼食)は三分粥でスタート!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/10/25fcb59dca4bff307977ad5e28590340.jpg)
「恥ずかしながら、事例共有目的で傷痕を公開します…」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/67/ab7d57ad6a2a32607e3e7f2ae6d3a84b.jpg)
「相棒」
本当の闘いはこれからだ。
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