ビートルズの名盤“REVOLVER”のロシア盤をこの記事でご覧いただ
きました。“REVOLVER”について少しだけ思い出したことを、3回に
渡りお話をさせていただいています。前回の「タイトル」についてに
続き、今回は「エンジニアによる変化」について、お話をさせていた
だきます。
デビューから“RUBBER SOUL ”までエンジニアを務めていたノーマ
ン・スミスに代わり、“REVOLVER”からはジェフ・エメリックがエン
ジニアを担当することになりました。
1966年春の「音の革新」とともに、ビートルズのサウンドは確かに
大きく変化しました。一言でいえば、それまでの「オフ」な感じから
「オン」な感じに・・・。そして、その変化の原動力の一つとなった
のが、エンジニアに昇格したジェフ・エメリックの存在でした。
ビートルズの「音」の過渡期が“RUBBER SOUL ”と“REVOLVER”の
間にあるとするのならば、「曲調」の過渡期はどこにあるでしょうか。
個人的には、“Help! ”(‘Yesterday ’を除く)とSingle“We Can
Work It Out c/w Day Tripper ”あたりにあると考えます。そして、
皮肉な偶然の一致として、ちょうどそれはビートルズにおける主導権
がジョンからポールへと移動する時期とほぼ重なりあうのです。
ジェフ・エメリックとポールは相性が合いました。“REVOLVER”は
ポールが持つコンセプトをジェフ・エメリックが具現化するアルバム
の第一歩となったのだと思うのです。
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きました。“REVOLVER”について少しだけ思い出したことを、3回に
渡りお話をさせていただいています。前回の「タイトル」についてに
続き、今回は「エンジニアによる変化」について、お話をさせていた
だきます。
デビューから“RUBBER SOUL ”までエンジニアを務めていたノーマ
ン・スミスに代わり、“REVOLVER”からはジェフ・エメリックがエン
ジニアを担当することになりました。
1966年春の「音の革新」とともに、ビートルズのサウンドは確かに
大きく変化しました。一言でいえば、それまでの「オフ」な感じから
「オン」な感じに・・・。そして、その変化の原動力の一つとなった
のが、エンジニアに昇格したジェフ・エメリックの存在でした。
ビートルズの「音」の過渡期が“RUBBER SOUL ”と“REVOLVER”の
間にあるとするのならば、「曲調」の過渡期はどこにあるでしょうか。
個人的には、“Help! ”(‘Yesterday ’を除く)とSingle“We Can
Work It Out c/w Day Tripper ”あたりにあると考えます。そして、
皮肉な偶然の一致として、ちょうどそれはビートルズにおける主導権
がジョンからポールへと移動する時期とほぼ重なりあうのです。
ジェフ・エメリックとポールは相性が合いました。“REVOLVER”は
ポールが持つコンセプトをジェフ・エメリックが具現化するアルバム
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