らば~そうる “IN MY LIFE”

旅、音楽、そしてスポーツのこと。過去、現在、そして未来のこと・・・「考えるブログ」。

1109.ビートルズ・“REVOLVER”について考える(2)

2008-11-18 | 12.THE BEATLES
 ビートルズの名盤“REVOLVER”のロシア盤をこの記事でご覧いただ
きました。“REVOLVER”について少しだけ思い出したことを、3回に
渡りお話をさせていただいています。前回の「タイトル」についてに
続き、今回は「エンジニアによる変化」について、お話をさせていた
だきます。

 デビューから“RUBBER SOUL ”までエンジニアを務めていたノーマ
ン・スミスに代わり、“REVOLVER”からはジェフ・エメリックがエン
ジニアを担当することになりました。

 1966年春の「音の革新」とともに、ビートルズのサウンドは確かに
大きく変化しました。一言でいえば、それまでの「オフ」な感じから
「オン」な感じに・・・。そして、その変化の原動力の一つとなった
のが、エンジニアに昇格したジェフ・エメリックの存在でした。

 ビートルズの「音」の過渡期が“RUBBER SOUL ”と“REVOLVER”の
間にあるとするのならば、「曲調」の過渡期はどこにあるでしょうか。
個人的には、“Help! ”(‘Yesterday ’を除く)とSingle“We Can
Work It Out c/w Day Tripper ”あたりにあると考えます。そして、
皮肉な偶然の一致として、ちょうどそれはビートルズにおける主導権
がジョンからポールへと移動する時期とほぼ重なりあうのです。

 ジェフ・エメリックとポールは相性が合いました。“REVOLVER”は
ポールが持つコンセプトをジェフ・エメリックが具現化するアルバム
の第一歩となったのだと思うのです。



↑If this article is quite good, will you please click?

Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 1108.ビートルズ・“REVOLVER... | TOP | 1110.ビートルズ・“REVOLVER... »
最新の画像もっと見る

post a comment

Recent Entries | 12.THE BEATLES