らば~そうる “IN MY LIFE”

旅、音楽、そしてスポーツのこと。過去、現在、そして未来のこと・・・「考えるブログ」。

903.ボウラーの視点

2008-04-26 | 22.Bowling
【写真:田町ハイレーン23番レーン 2008年04月19日21時52分撮影】

 どのようなスポーツでもそれぞれ「志向」と「段階」があります。
趣味や余暇の活動として競技を楽しむのもひとつですし、競技として
スポーツをとらえ取り組むのもひとつです。

 今回はスポーツとしてボウリングを取り上げ、ある程度ボウリング
を知った人(ボウラー)がどのような視点で何を考えながら動作して
いるのか、簡単にご紹介してみたいと思います。

 なにを隠そう、わたくしも最初のうちはボウリングを余暇の活動と
とらえながらボウリング場へ行っては、自分に合うハウスボール探し
投げていました。大学に入り「ボウリングは競技である」ということ
を偶然にも知ってからは、現在に至るまでその方向性でボウリングと
向き合ってきたのです。
 
 さて、練習ボウルで試投を終えたボウラーが今まさにゲーム開始で
第1投球を行おうとしています。アプローチにあがる前に、まず次の
画像に示すように、投球レーンのピンを見ます。これは、そのピンを
ターゲットにして投球するためのものではなく、ピンが正常にセット
されているのかを確認するためです。

 その後、アプローチにあがる前に今一度自分の投球する「ライン」
を確認します。これは今までの経験に練習ボウル等で事前に把握した
「情報」や「観察」(事実)を加味し判断したものです。

 ※ここでは右投げのボウラーの例として記述します。

投球ラインイメージする

 投球ラインを確認した際に、そのラインを投球するために、自分は
どの位置に立って投球動作を開始すればよいのかを決めておきます。
そしてアプローチにあがり、決定したスタンディング・ポジションに
足を置きます。この位置の合わせ方は、人それぞれいろいろな決め方
があります。これを「マイ・ポジション」と言います。肩幅や利き腕
のスウィングラインの位置であったり・・・。ひと言ではとても語り
つくせない要素がありますので、ここでは割愛いたします。

スタンディング・ポジションに立つ

 スタンディング・ポジションに立ったら、ボウラーは今一度、投球
ラインを確認します。例えば「ファール・ライン上10枚目にボール
を着地させ、10枚目のターゲットを通す」という感じです。

 投球動作を開始してからの視線は、よく“Eye On Spat ”と言われ
ていますが、必ずしもそれに拘る必要はないと思います。自分の身体
的特徴(身長等)と相談しながら、リラックスして投げられる位置を
視て投球すればよいのではないでしょうか。

ボールの着地点と通す位置を確認する


 リリース後の動作も重要です。十分フォロー・スルーをしながら、
ボールの動きを観察します。もちろん、ボールに対して自分の意志を
しっかりと伝える投げ方ができたのかを認識することがいちばん重要
なことです。

 ■自分の狙った位置をボールが通過したか。
 ■ボールの動きは自分の予想通りの動きをしているのか。
 ■ポケットにボールが入り1番ピンにボールが当った後、ボールが
  ピンに負け20枚目のラインより右へ行っていないか。
 ■自分の狙った位置にボールを着地させたか、スライドした左足の
  位置を確認する。

ボールの動きを観察する


 このように何気ない反復動作の中に、ボウラーはいろいろなことを
考えたり観察したりしているのです。

 ・・・とここまで書くと、このような質問をする方がいらっしゃい
ます。

 ボールには大きさがあるんだから
 何枚目を通過したか見えないじゃん?
 
 その通り。でも、そんなことは言わないの!



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2 Comments

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高度 (タケチャン)
2008-04-27 10:05:41
右から2つめのスパットを狙って、少しフックするよ
うに1番ピンに当てることがもっともストライクを
狙いやすいということは分かります。

すごく高度ですね。

僕は真ん中のスパットから1番ピンの真ん中にいく
ように狙います。スプリット生じやすいですけどね。
でもそれが一番無難です。僕のレベルでは。
返信する
楽しむ (らば~そうる)
2008-04-27 17:56:07
to:タケチャンさん

余暇として楽しまれていることと思います。
自分の思うように楽しむことが大事ですよね。
もしも興味が出てきてハマってくるようになると
また違った展開になる可能性もあります。
返信する

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