らば~そうる “IN MY LIFE”

旅、音楽、そしてスポーツのこと。過去、現在、そして未来のこと・・・「考えるブログ」。

1870.FENDER・BASSⅥ(1968)

2010-12-19 | 12.THE BEATLES
【JOHN LENNON with FENDER BASS Ⅵ】

 “SGT.~”以降、ビートルズのポール・マッカートニーがキーボー
ドを担当する機会が増加したため、ジョン・ジョージがベースを弾く
機会が増加しました。しかし、ギター・プレイヤーが即時にベースを
演奏するためには、ギターに近い操作性が必要であることから、6弦
ベースが選択されるケースが多々ありました。“Fender Bass Ⅵ”は
これらの背景からジョンとジョージに採用されたと思われます。

 この6弦ベースは1968年 9月の‘Hey Jude’のプロモーション・ク
リップでジョージが使用しています。また、映画“LET IT BE ”では
ジョンとジョージが使用していることが確認できます。‘Dig It”で
ジョンが「コード弾き」しているのは驚かされましたね。

 ボディは3トーンのサンバーストです。コントロール系は、すべて
スティール製のプレートに実装されています。また、ベースなのです
が、トレモロが装備されています。このベースの音が聴ける代表的な
曲としては‘Helter Skelter’と‘The Long And Winding Road ’で
すが、前者は非常にエッジの効いた音であり、後者はウォームでふく
よかなトーンとなっています。

 1960年代後半の6弦ベースは、通常の4弦ベースとギターの中間的
な音域を持っていましたが、フェンダー社としても、かなり実験的な
要素があったようです。1970年になると6弦ベースを利用するベーシ
ストはほとんどいなくなってしまいました。



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2 Comments

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はじめまして (自由人大佐)
2010-12-19 19:12:14
 時々こちらのブログを拝見しておりました。私もビートルズが好きで、レコーディングを解析されているサイトやブログを巡回しております。

 質問なのですが、「Let It Be」のレコードになったベースはだれの演奏なのでしょうか。
映画ではジョンが弾いていました。『Black Album』などのブートレグでも、初期アレンジ段階でコードのルートを全音符で弾いている演奏が確認できます。
しかしレコードになったヴァージョンでは、格段にメロディアスで、コードのルート以外の音が効果的です。これはポールがオーバーダブしたものなのでしょうか?

 いきなり不躾な質問でごめんなさい。今後もビートルズ関連の記事を楽しみにしております。
返信する
LET IT BEのベース (らば~そうる)
2010-12-19 20:28:29
to:自由人大佐さん

はじめまして。
コメントをいただき、ありがとうございました。

結論ですが
‘Let It Be’のレコード・ヴァージョンのベースの音は
ポールによるものではないかと推察しています。

この件について過去この記事にて記載いたしました。↓

http://blog.goo.ne.jp/rubber_soul_jp/d/20070527

よろしければ、コメントを含めお読みいただけると
うれしいです。

それでは、今後ともよろしくお願い申し上げます。
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