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【写真:「開いててよかった!」道東道十勝清水IC@北海道・清水町 2016年09月02日12時59分撮影】
北海道に高速道路網は必要なのか
という議論をよく耳にします。札幌周辺はともかくも、十勝の平原
や道北では不要ではないでしょうか。…とかつて私はそう思っていま
した。しかし、今回の台風10号の経験からその考え方を改めました。
もしも道東道、特に日勝峠越えのルートが存在していなかったら…。
そう考えるだけでぞっとするのです。今回の台風による日勝峠付近の
惨状をご覧になりましたでしょうか。1990年代にあのような地理的に
険しいエリアを開拓し国道 274号線の石勝樹海ロードが開通しました。
それだけでも画期的なことでした。なぜならば、札幌・帯広間の移動
距離と時間が劇的に短縮されたのですから。
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国道38号線清水町で通行止
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水が引いた後の乾いた土埃が残る清水町
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水害の爪痕が残る清水町役場前
しかし、峠越えということは自然環境が厳しいわけです。特に日勝
峠は悪天候の場合、プロのドライバーでも敬遠するハナシを聞きます。
従って、高速道路網を構築することで安全性を確保。今回のように、
災害時のバックアップルートとして機能するのです。
そのことを今回、実感しました。天候や地理的環境によって、道路
状況が変化し通行止になるリスクは、本州以南の比ではない…と推察
します。
北海道に高速道路網は必要です
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