闘病中だったアメ
1月14日の夕方4時半頃、
眠るように息を引き取りました。
お正月明けぐらいから食べる量が減ってきたので
少しでも栄養を採って欲しくて
乳飲み子用の粉ミルクを解いて
シリンジで飲ませていました。
幸い飲んでくれたので
こんなに飲むなら、もっと早くから
お水代わりに与えれば良かったと思いましたが
その命綱だったミルクも、数日後には
3,4口飲んでは飲まなくなる。
多分ですが、口の中?喉の中?にも
ガンが広がってきて、飲みたくても飲めない
そんな状態になっていたのかと思います。
そして翌日からは
チュールを口元に付けてやっても舐めることもなく
ミルクも水も1日10mlぐらいがやっと。
それでも12日はふらふらしながらも歩いていましたが
13日にはほとんど動かず、ずっと寝ている状態で
人間でいう「昏睡状態」のようでした。
心配だったのでその夜はリビングに布団を敷いて
アメと並んで寝ましたが、全く動かないので
1時間置きぐらいに呼吸をしているか確認。
それでも朝方少しウトウトしてしまい
は!っと気づいて隣を見るとアメの姿がありません。
びっくりして辺りを探すと
私の布団の足元に移動しているではありませんか!
あんな状態で歩いて移動出来たとは・・・
信じられませんでした。
そして14日朝になり、リビングから
いつも寝ているアメのベットに移して
私は、アメが見える場所で家事をしていました。
その日は、本当は習い事に行く日でしたが
アメの事が心配でお休みして
今日はアメと残された時間をゆっくり過ごそうを
考えてました。
ところがこのあと
とんでもない事が起こったのです!
家事をしていると、なんとなく焦げ臭いが・・・
庭の方に目をやると、母屋の舅の部屋から
もくもくと煙が出ているではありませんか!
私達夫婦は、今、離れに住んでいて
舅は母屋に住んでいます。
え?! あの煙なに?? 火事??? まさか~!!
急いで、母屋に走り
リビングにいた舅に「なんか煙が出てるけど大丈夫?」と聞くと
舅は、ハッとした表情になり、急いで自分の部屋へ!
私もあとを追って舅の部屋へ!
ドアを開けたら、ものすごい煙!!
電気ストーブがつけっぱなしで
その熱で、近くにあった服や布団がくすぶり
炎が上がる寸前だったのです。
ギリギリセーフで大きな火災にならずに済みましたが
それでも長い時間くすぶっていたようで
部屋の中は煙とススで真黒!!
もし私が気付かなかったら
もし私が習い事に行っていたら
どうなっていたか・・・
想像したら震えてきました。
そのあと、舅の部屋の片づけに時間を要し
離れに戻ったのがお昼過ぎ。
アメを見に行くと、暖かい寝床から
冷たいフローリングの上に移動していました。
死が近づくと、温度の低い場所に移動したがると
聞いた事があるので
もうお別れが近いと感じました。
その4時間後
アメは眠ったまま
呼吸が段々遅くなり・・・
止まりました。
やっとお迎えがきたんだ・・・と思いました。
8月頃から目に違和感を感じ
10月に扁平上皮癌と確定
11月に視力を失い
ほぼ5カ月の闘病でした。
火事騒ぎで、アメと
最期の日をゆっくり
向き合えなかったのが本当に心残りですが
火事が大事に至らなかったのは
アメのお陰だと思いました。
アメが防いでくれたんだと思いました。
動物病院から届いたお悔やみのお花です。
14日は満月だったので
月明かりに照らされて
迷う事なく虹の橋に行けたかな。
アメ、本当によく頑張ったね。
7年という短い猫生だったけど
私のお家に来て幸せだったかな。
また、会おうね。
ありがとう。