偉そうなタイトルで恐縮ですが(^^;)
私がこのブログを開設した理由の1つに、今問題となっている球団数削減や1リーグ化という「球界再編」の動きに対して、1プロ野球ファンとして黙っていられない、というのがありました。
これまでもいろいろなサイトで議論に参加してきましたが、やはり自分の意見を発信するなら、自前の拠点を持っておきたいと思うようになってきたのです。
ですので、これからこのブログでもどんどん議論して行く予定ですが、その前に、私自身が「球界再編」に対してどう考えているのか、どういうスタンスを取るのかを明らかにしておきたいと思います。
もちろん、私の考えを皆さんに押し付けるつもりはありませんし、中には間違いもあるかもしれません。
むしろ、間違っているかもしれないからこそ、ここで今の考えを皆さんの前に示して、どこが良くてどこが悪いかはっきりさせていきたいのです。"ver1.0"としたのもその思いからです。
というわけで、これから「球界再編」へのルパート・ジョーンズの考えを、1つ1つ書いていきます。
(なお、ここでの意見は必ずしも私のオリジナルではなく、関西アレ野球ニュースさんや習慣ベースボールさんでの議論を参考にしています。両サイト管理人の方をはじめ、共に議論させていただいた方に感謝申し上げます)
1. 現在進められている球団数削減には断固反対。これはファンや選手の思いを踏みにじる行為であるばかりか、経営判断としての正当性にも疑いがある。
球団の経営が破たんし、かつ支援企業が全くないというのなら、その球団が消滅するのはどうしようもありません。しかし、今のバファローズがそのような状態にあるとはとても思えません。
2. 消滅しようとする球団の経営者が経営判断としての正当性を訴えるのであれば、過去3年間の球団単体での損益計算書及び貸借対照表を直ちにに公開すべきである。
1.とも関連しますが、証拠も見せずに「経営が苦しいからもう無理です」と言われたところで、誰も納得しないでしょう。
財務諸表の公開は12球団全てが行うべきものと考えますが、特に消滅しようとする球団の経営者は、職員・選手・ファンに対する説明責任を果たすという点からも、公開を拒むことは許されません。
なお、ここで3年間としたのはあくまでも1つの案で、年数は絶対的なものではありません。つまり、1年分だけですと、そのデータが特殊なものなのか、それまでの経営体質を表したものか判断できないため、継続的なデータが必要である、ということです。
3. 1リーグ化には反対。ただし、次のどちらかの場合には、容認もあり得る。
(1)球団数削減回避のために他に一切の選択肢がない場合。
(2)(1リーグ制のメリット)+(2リーグ制のデメリット)>(1リーグ制のデメリット)+(2リーグ制のメリット)+(1リーグ化による移行コスト)が成り立つ場合
心情的には、私はいかなる場合でもセパ2リーグ制を支持していますし、今議論されているような、球団数削減を伴う1リーグ化に賛成することはありません。
しかし、今の12球団が存続していくために他に方法がないなら、そのときは1リーグ化も止むを得ないと考えています。
ただし、(2)でも書きましたが、これまで2リーグ制だったものを1リーグ化する際には何らかのコストが必ず発生します。
これまでの球界再編の議論では、2リーグと1リーグの比較に集中して、このコストに関してはあまり注目されてなかったような気がしてなりません。
ただこの点について書き出すと長くなるので、改めて書きたいと思います。
4.パ球団の経営難は大幅な交流試合の導入、新規球団の参入障壁緩和、ドラフトの準完全ウェーバー化、サラリーキャップ制導入等で対応すべきである。
まず、交流試合の導入自体にはセ球団経営側も賛成していますが、導入するなら1球団当たり数試合だけというのではなく、最低でも6球団すべてと3連戦を行うべきです。
そうしなければ、人気球団と当たるかどうかでパの球団側に不公平感が生じると思われます。
参入障壁緩和というのは、具体的には新規加盟料撤廃ということです。ただし、安易な参入や退出を避けたいのであれば、新たに審査機関を作るか、保証金制度を導入するかで対応可能でしょう。
ドラフトの「準完全ウェーバー」というのは、どう言っていいのか分からないのでそう呼んでみただけです(苦笑)要は、1巡目は抽選、2巡目以降はウェーバー方式ということです。
1巡目までウェーバーにすると、シーズン終盤に最下位争奪戦が起きる恐れがあります。それが自分の応援する球団だったら、負けるために試合をしているのを見るのはたまらんでしょう(苦笑)
サラリーキャップ制は本来球団の間の戦力均衡を図るためのものでしたが、「カネならいくらでも出すわい」というオーナーがいた場合は歯止めにならないという意見もあります。
実際、違約金などもろともせずに戦力をかき集めるヤンキースを見ていると、そういう批判も当たっていると思います。ですが、実はここがミソなのです。
日本でサラリーキャップが導入された場合も、必ず違約金覚悟で高額選手をかき集める球団が出てくるでしょう。どことは言いませんが(笑)。
そうなると、違約金の額を高めにしておいて、それを各球団に均等分配すれば、赤字球団への一種の救済策になります。私が狙っているのは、実はここなのです。
5. 選手会がストライキ突入を決断した場合は、これを支持する。ただし、選手会には年俸抑制策の導入や、裏金疑惑の徹底解明を希望する。
ストはあくまでも最終手段です。ただ、最終手段も立派な手段です。万策尽きたときは、迷わずストを決断すればいいと思います。
ただし、球団経営が悪化した原因の1つには選手の年俸高騰があるわけですから、選手会にはこの解決に協力する必要があるでしょう。
また、裏金を受け取ったのが今回明らかとなった1人だけとはとても思えません。この際徹底して疑惑を解明し、裏金が常識化しているのであれば、それをなくすようにしてほしい。これも、球団の経営悪化に歯止めをかけるために大事なことです。
長々と書いてしまいました。ただし、これはあくまでもver1.0です。よりよい策があれば、いくらでもバージョンアップします。
皆さんのご意見をお待ちしています。ただ、ツッコミは優しくしてくれるとうれしいです(^^;)
私がこのブログを開設した理由の1つに、今問題となっている球団数削減や1リーグ化という「球界再編」の動きに対して、1プロ野球ファンとして黙っていられない、というのがありました。
これまでもいろいろなサイトで議論に参加してきましたが、やはり自分の意見を発信するなら、自前の拠点を持っておきたいと思うようになってきたのです。
ですので、これからこのブログでもどんどん議論して行く予定ですが、その前に、私自身が「球界再編」に対してどう考えているのか、どういうスタンスを取るのかを明らかにしておきたいと思います。
もちろん、私の考えを皆さんに押し付けるつもりはありませんし、中には間違いもあるかもしれません。
むしろ、間違っているかもしれないからこそ、ここで今の考えを皆さんの前に示して、どこが良くてどこが悪いかはっきりさせていきたいのです。"ver1.0"としたのもその思いからです。
というわけで、これから「球界再編」へのルパート・ジョーンズの考えを、1つ1つ書いていきます。
(なお、ここでの意見は必ずしも私のオリジナルではなく、関西アレ野球ニュースさんや習慣ベースボールさんでの議論を参考にしています。両サイト管理人の方をはじめ、共に議論させていただいた方に感謝申し上げます)
1. 現在進められている球団数削減には断固反対。これはファンや選手の思いを踏みにじる行為であるばかりか、経営判断としての正当性にも疑いがある。
球団の経営が破たんし、かつ支援企業が全くないというのなら、その球団が消滅するのはどうしようもありません。しかし、今のバファローズがそのような状態にあるとはとても思えません。
2. 消滅しようとする球団の経営者が経営判断としての正当性を訴えるのであれば、過去3年間の球団単体での損益計算書及び貸借対照表を直ちにに公開すべきである。
1.とも関連しますが、証拠も見せずに「経営が苦しいからもう無理です」と言われたところで、誰も納得しないでしょう。
財務諸表の公開は12球団全てが行うべきものと考えますが、特に消滅しようとする球団の経営者は、職員・選手・ファンに対する説明責任を果たすという点からも、公開を拒むことは許されません。
なお、ここで3年間としたのはあくまでも1つの案で、年数は絶対的なものではありません。つまり、1年分だけですと、そのデータが特殊なものなのか、それまでの経営体質を表したものか判断できないため、継続的なデータが必要である、ということです。
3. 1リーグ化には反対。ただし、次のどちらかの場合には、容認もあり得る。
(1)球団数削減回避のために他に一切の選択肢がない場合。
(2)(1リーグ制のメリット)+(2リーグ制のデメリット)>(1リーグ制のデメリット)+(2リーグ制のメリット)+(1リーグ化による移行コスト)が成り立つ場合
心情的には、私はいかなる場合でもセパ2リーグ制を支持していますし、今議論されているような、球団数削減を伴う1リーグ化に賛成することはありません。
しかし、今の12球団が存続していくために他に方法がないなら、そのときは1リーグ化も止むを得ないと考えています。
ただし、(2)でも書きましたが、これまで2リーグ制だったものを1リーグ化する際には何らかのコストが必ず発生します。
これまでの球界再編の議論では、2リーグと1リーグの比較に集中して、このコストに関してはあまり注目されてなかったような気がしてなりません。
ただこの点について書き出すと長くなるので、改めて書きたいと思います。
4.パ球団の経営難は大幅な交流試合の導入、新規球団の参入障壁緩和、ドラフトの準完全ウェーバー化、サラリーキャップ制導入等で対応すべきである。
まず、交流試合の導入自体にはセ球団経営側も賛成していますが、導入するなら1球団当たり数試合だけというのではなく、最低でも6球団すべてと3連戦を行うべきです。
そうしなければ、人気球団と当たるかどうかでパの球団側に不公平感が生じると思われます。
参入障壁緩和というのは、具体的には新規加盟料撤廃ということです。ただし、安易な参入や退出を避けたいのであれば、新たに審査機関を作るか、保証金制度を導入するかで対応可能でしょう。
ドラフトの「準完全ウェーバー」というのは、どう言っていいのか分からないのでそう呼んでみただけです(苦笑)要は、1巡目は抽選、2巡目以降はウェーバー方式ということです。
1巡目までウェーバーにすると、シーズン終盤に最下位争奪戦が起きる恐れがあります。それが自分の応援する球団だったら、負けるために試合をしているのを見るのはたまらんでしょう(苦笑)
サラリーキャップ制は本来球団の間の戦力均衡を図るためのものでしたが、「カネならいくらでも出すわい」というオーナーがいた場合は歯止めにならないという意見もあります。
実際、違約金などもろともせずに戦力をかき集めるヤンキースを見ていると、そういう批判も当たっていると思います。ですが、実はここがミソなのです。
日本でサラリーキャップが導入された場合も、必ず違約金覚悟で高額選手をかき集める球団が出てくるでしょう。どことは言いませんが(笑)。
そうなると、違約金の額を高めにしておいて、それを各球団に均等分配すれば、赤字球団への一種の救済策になります。私が狙っているのは、実はここなのです。
5. 選手会がストライキ突入を決断した場合は、これを支持する。ただし、選手会には年俸抑制策の導入や、裏金疑惑の徹底解明を希望する。
ストはあくまでも最終手段です。ただ、最終手段も立派な手段です。万策尽きたときは、迷わずストを決断すればいいと思います。
ただし、球団経営が悪化した原因の1つには選手の年俸高騰があるわけですから、選手会にはこの解決に協力する必要があるでしょう。
また、裏金を受け取ったのが今回明らかとなった1人だけとはとても思えません。この際徹底して疑惑を解明し、裏金が常識化しているのであれば、それをなくすようにしてほしい。これも、球団の経営悪化に歯止めをかけるために大事なことです。
長々と書いてしまいました。ただし、これはあくまでもver1.0です。よりよい策があれば、いくらでもバージョンアップします。
皆さんのご意見をお待ちしています。ただ、ツッコミは優しくしてくれるとうれしいです(^^;)
プロ野球選手会が、東京都地方労働委員会に依って労組認定されていたんですね。勉強不足でした(^o^;;;。そうなると、確かにストライキの正当性が認められれば、選手サイドに損害賠償請求される可能性は低そうですね。
年俸カットというのは、これとは別要件なのでしょうか?あくまでも、損害賠償部分は請求されなくても、労働対価としての年俸はカットされるのでしょうか?基本的な質問で申し訳有りません(^o^;;;。
これからも、色々御教示下さいませ。
少し話がずれてしまうのですが、合併問題が取り沙汰されてからの中村ノリ選手の言動には違和感を持ちまくりです。他の選手達が割合バランス感覚の取れた発言をする中で、闇雲に「合併は反対。球界の将来を考えるべき。」と言っているのですが、「年俸吊り上げの為に、FA制度をちらつかせていたの誰?」とか「チーム内でお山の大将になって、監督を飛び越えてフロントに選手起用を示唆(それも個人の好き嫌いで)して、チームをがたがたにしたのは誰?」と言いたくなります。正に、「天に唾吐く」行為なのではないかと思ってしまいます。
今回のストライキ実施発言も、選手会長でもない中村ノリ選手が、「ストライキは極力避けたい」という選手会の意向を無視して、勝手に言い放った事みたいです。
選手会の中の足並みも、これではガタガタになってしまうのではないでしょうか。