にわか日ハムファンのブログ記念館

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〔2012年夏・北海道・東日本パスの旅〕(終)(23)松島水族館から帰路へ

2012-10-08 05:10:20 | さすらいブロガー旅情編
 松島海岸を歩き、水族館に再入場。アシカショーには余裕を持って到着した。



 まずはショーに登場する3頭が次々と登場。



 まずは視力検査から。と、これの何が視力検査なのかというと、



穴の開いている向きに合わせて上下左右に首を振っているのだ。



 内科検診……といえばいいのか、なんなのか。



 訓練しているから当然と言えば当然なのだが、アシカも大人しいものだ。



 次は運動テストということで、3匹揃って移動中。



 ジャンプ力のテスト。



 イルカのジャンプは以前浅虫水族館で見たが、アシカも結構跳べるものだ。



 続いては球入れ競争。



 鼻先でボールを運んで、難なくゴールに入れてしまう。



 バレーボール。1匹対2匹なので平等とは言い難いが、1匹の方も意外と善戦する。



 球入れとバレーボールの結果で、優勝者決定。らしい。



 最後は大ジャンプ。間近で見ると、結構迫力はあるものだ。



 場内からは大拍手。アシカも拍手。



 最後にアシカも含めて一礼して、ショーは終了した。



 そして、今回の旅の目的も、すべて終了。あとはお土産を買って帰るのみである。



 仙台空港行の電車。去年来た時は美田園までの区間運転だったが、あれからすぐに全線の運転を再開。今は通常のダイヤ通りに動いている。
 ただ、その仙台空港からそう遠くない亘理の線路は、草生すがままに置かれている。松島水族館の最寄の松島海岸も、東に1駅先からは不通区間になっている。どちらも津波の大きな被害を蒙った土地だ。
 日常を取り戻す土地と、非日常が日常になってしまった土地。その間には何があるのだろう。あるいは、取り戻したはずの日常の中に残る非日常を、私が見落としているだけかも知れないが。



 空港で牛タンの食べ納め。
 この旅も、中身の濃いものだったことは間違いない。充実したものでもあった。
 ただ、それ以上の感想を、私はどう表現すればいいのだろう。
 被災地で見た光景は、安易に「楽しかった」という言葉を使うことを憚らせる。それが不謹慎だ、と言ってしまうのも引っかかりを感じるが、やはりためらわせるには十分過ぎるのだ。
 しかし、ならば「楽しくなかった」のか?
 震災で受けた精神的ダメージから立ち直ったもっちぃ駅長、南三陸にようやくやってきた球音、松島の復活を告げた水族館、何より、北海道・東北の鉄道が? だとしたら、それはそれで失礼な話ではないか?
 考え出すときりがないが、そんな逡巡はひとまずアルコールで流し込み、仙台空港を後にした。

(了)


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2 コメント

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佐藤優氏いわく (M・K)
2012-10-08 12:26:03
「とりあたまJAPAN」からの抜粋・引用です。
(新潮社 西原理恵子・佐藤優)

「自粛にも合理的なものとそうでないものがある。
 被災地の人たちが苦しんでいるのに、花見を楽しむのはケシカランという類の自粛は非合理的だ。
 自粛によって経済が停滞してしまうと、結果として被災地域の復興に悪影響がある。
 被災地域で生産された酒やつまみを買って、少しでも復興に役立てるという発想が必要だ。」(以下略)

だから、原点というか、出来ることの第一歩じゃないですかね。
楽しかったと感じることだったり、お金を落とすということだったり……。
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M・Kさん (ルパート・ジョーンズ)
2012-10-08 23:32:35
匙加減が難しいんですよね。
自粛を強制する向きにはいい気分はしませんが、気遣いができないのもどうかと思いますし。
とはいえ、難しくても判断がつかなくても、「何か」はしないといけないので、
その場その場でできることをしていかないといけないんですよね。
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