人物往来2009オフ～ストーブリーグ開幕編

■　藤井選手がFA権行使を宣言（公式・2009年11月9日）

　いきなりきましたね。ストーブリーグが開幕したと思ったら。
　ただ、あまり予想してなかった割に、私自身はというと、自分でも意外なくらい冷静にこのニュースを見ています。
　だって、ここ3年ほどのオフを思い出してくださいな。


・2006～2007オフ：SHINJO引退、北海しまえび祭り、ヒルマン監督（当時）MLB就職活動の末パワーフォー(ry
・2007～2008オフ：監督・コーチほぼ総入れ替え、高田総統ヤクルト移籍、慶三後追いトレード（違）が3対3に拡大
・2008～2009オフ：2対2トレードでMICHEALら放出、元タブロイド・スター2名獲得


　ね？　藤井FA移籍ぐらいかわいいものでしょ？

　まず一般論から入りますが、私自身はFA権の行使について、特に否定的な考えはありません。明文化された権利である以上、選手が使うことに異論を唱える気にはならないんですよね。
　もしおかしい点があるとするなら、その原因は選手よりも、FA制度やそれを含めた球界のあり方に見出さなければならないという考えです。
　なんで、藤井がFA権を使おうが、それで移籍しようが、あくまでも本人の自由であることは確認しておきましょう。彼を止める強制力を持つ人はいませんし、いてはならないんです。
　とはいえ、ハムファンとしては人的保障ゼロってのが痛いぐらいはどーしても考えてしまいますが。
　このほかにも、藤井に対していろんな思いを持っている方はきっとおられることでしょう。
　ただ、移籍するといって、かつ球団がその意思を尊重したとなれば、それが全てです。

　「去る者は追わず、来る者に釣られる」

というぐらいのスタンスが、一番気楽でいいと思うんですけどね。

　っていうかノーオファーでフィニッシュですってオチはないよね？

　さてさて、こうなれば去る者より来る者の方が気になるところですが、

■　読売ジャイアンツより岩舘選手を獲得（公式・2009年11月9日）

他のブログでも書かれてますが、また微妙なことこの上ないのが……
　正直なところ、岩舘の名前自体は覚えてたんですが、選手としてどうなのかは全然分かりません。
　唯一記憶に残ってることと言えば、2004年のフレッシュオールスターで読売の選手ってだけでブーイングを受けたぐらいで。
　時期が時期でしたし、場所がこともあろうに大阪ドームってのはありましたが、にしてもちょっとかわいそうだったな、ってぐらいのことしか記憶にないんですよ。
　むしろ驚いたのは、これが金銭トレードだということです。
　普通読売との金銭トレードと言えば、相手球団が選手を出して、読売が金銭を払うイメージがあります。
　それも年俸総額を抑えるとか、経営的な理由からで、言ってしまえば読売に選手を売るというパターンが真っ先に思い浮かびます。
　ところが、今回は逆なんです。天下の読売相手におカネを払うんですよ←選手獲るから当然だろ
　あるいは、過去にもこういう例はあったのかも知れませんが、残念ながらパッと思い出せないのが……
　ともあれ、ファイターズに来るからには、もちろん岩舘を応援したいところ。
　球団からすれば、今シーズン終盤にきて故障した金子誠の後継者候補を手厚くしたいという意図はあるのでしょう。
　ただ、「ポスト金子誠」というのはある種呪いの言葉になってるわけで。
　アルモンテ以来の死屍累々を見てると、ねぇ……唯一二岡が喰らいついてるぐらいですし。

　なので、まずはポスト今浪とかポスト高口辺りから始めて、とりあえずポスト飯山ぐらいになってくれればと。