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この冬のストーブリーグも無事開幕を迎え、目下の関心は来月開かれるドラフト会議へと集まりつつあります。それにあわせて、いくつか気になる動きも出てきていますので、まとめて扱ってみたいと思います。
1.一場投手謝罪会見:なぜ会見?
会見でのやりとりにつきましては、サンスポの記事をご覧ください。
私は当日は仕事でニュースを見ておらず、翌朝になってテレビやネットで概要を知ったのですが、正直に申せばほとんど何とも思いませんでした。せいぜい、一場投手が必死なのが分かったような気がした程度です。
といいますのは、私は会見の内容よりも、むしろ問題の当事者の中で一場投手のみが会見を開くことになったことが疑問だからです。
以前から書いていますように、一場投手が現金を受け取ったことは学生憲章違反ですし、憲章に照らして罰を受けるべきです。
ですが、金品の授受は贈り主がいないと成り立つわけがありません。ですから、この問題に対しては一場投手だけではなくスカウトにも明らかに非があるわけですし、むしろ非は大きいかも知れません。
となりますと、事実関係を公の場で説明するべきなのは、一場投手よりもむしろスカウトや球団側でしょう。ところが、実際には一場投手だけが記者からの質問の矢面に立たされたわけです。これでは、問題が彼1人のものに矮小化されるのではないかという疑問を持たざるを得ません。
そして何より懸念されるのが、この会見で今回の問題のいわば「みそぎ」が済んだことになり、肝心の新人獲得のルール整備とドラフト改革とが放置されるのではないかということです。
会見での一場投手の映像は、視聴者の同情を引くものでありました。私も情に流されそうになったくらいです。
しかし、今回明らかになった問題は、カネに対してルーズであった1人の大学生が心を入れ替えた姿を世間に見せて済むものでは決してありません。ドラフト制度の改革、新人獲得の際のルールや罰則の整備がなければ、同じ問題はまず間違いなく再発します。
個人的には、以前の記事にも書きました通り、一場投手は今年のドラフト指名停止(あるいは自粛)、現金を渡した3球団は今年のドラフトで3巡目までの指名権剥奪(当然自由獲得枠も不可)が妥当な判断だと思っています。これより緩いものであったとしても、少なくとも何らかの処罰は受けるべきです。
ですが、このままなら「本人も反省しているから」という一言で、全ての問題が水に流されそうな不安は感じずにいられません。
2.シダックス野間口、自由枠で讀賣入団内定
先ほど、現金を渡した3球団は今年のドラフトでの自由獲得枠を認めるべきではないという主旨のことを書きましたが、早速讀賣が自由枠を行使したようですね。
確かに野間口自身には何らかの不正行為の疑惑もなく、ましてそれが立証もされていないわけです。それが一場投手のとばっちりで、希望球団に入団できない可能性が出るというのは不条理かも知れません。
ですが、これでは讀賣球団がほとんど何のペナルティーも受けていないのと同然でしょう。言ってみれば、「一場投手に逃げられた」のと同じ結果なのですから。
と思っていましたら、スポニチのドラフト情報では阪神も横浜も自由枠を使うようですね。自由枠剥奪の規則がない以上当然の行動かもしれませんが…だめだこりゃ_| ̄|○
3.今秋ドラフトに15歳の“隠し球”
最後くらいは楽しい話題で。ネタ元はスポニチの記事です。
今秋のドラフトで15歳の少年が指名される可能性が浮上した。米国の高校に籍を置き、時速88マイル(約142キロ)の速球を投げる辻本賢人投手(15)=1メートル81、75キロ、右投げ右打ち、兵庫県芦屋市在住=で、複数の球団が獲得に興味を示していることが29日、わかった。11月17日のドラフト会議で指名、入団となれば、1965年開始のドラフト制度以降、最年少のプロ野球選手誕生となる。
最初にこの記事を見たときは驚きましたが、15歳でプロ入団となりますと、野球漫画みたいで面白そうですね。スカウトの評判も上々なようで、「現段階ですでにタbダルビッシュを超えている」というスカウトもいるのだとか。
私の住む西宮の隣にある芦屋在住というのも親しみが持てます(「芦屋ってお金持ちしかいないんじゃないの!?」とお思いの方、芦屋も結構多くの場所が庶民的で楽しいんですよ)。
果たして来月のドラフト会議で実際に指名する球団は現れるのでしょうか?そして、あるとすればそれはどこなのか?将来が楽しみな選手だけに、育成のうまい球団でじっくり時間をかけて育ててほしいものです。
(番外編)日ハムに新外人が入団していた!?
かなり前に9月の月間MVPが発表されたのですが、パ・リーグの公式HPを見ますと、投手部門に妙な名前が。
(ちなみに、ひょっとしたら普通になっているかも知れませんので、その際はこちらのキャプチャ画像をどうぞ)
あのですね~、
誰とフュージョンしたのでしょう?
それに、
1ヶ月近くこのままなんですが…
1.一場投手謝罪会見:なぜ会見?
会見でのやりとりにつきましては、サンスポの記事をご覧ください。
私は当日は仕事でニュースを見ておらず、翌朝になってテレビやネットで概要を知ったのですが、正直に申せばほとんど何とも思いませんでした。せいぜい、一場投手が必死なのが分かったような気がした程度です。
といいますのは、私は会見の内容よりも、むしろ問題の当事者の中で一場投手のみが会見を開くことになったことが疑問だからです。
以前から書いていますように、一場投手が現金を受け取ったことは学生憲章違反ですし、憲章に照らして罰を受けるべきです。
ですが、金品の授受は贈り主がいないと成り立つわけがありません。ですから、この問題に対しては一場投手だけではなくスカウトにも明らかに非があるわけですし、むしろ非は大きいかも知れません。
となりますと、事実関係を公の場で説明するべきなのは、一場投手よりもむしろスカウトや球団側でしょう。ところが、実際には一場投手だけが記者からの質問の矢面に立たされたわけです。これでは、問題が彼1人のものに矮小化されるのではないかという疑問を持たざるを得ません。
そして何より懸念されるのが、この会見で今回の問題のいわば「みそぎ」が済んだことになり、肝心の新人獲得のルール整備とドラフト改革とが放置されるのではないかということです。
会見での一場投手の映像は、視聴者の同情を引くものでありました。私も情に流されそうになったくらいです。
しかし、今回明らかになった問題は、カネに対してルーズであった1人の大学生が心を入れ替えた姿を世間に見せて済むものでは決してありません。ドラフト制度の改革、新人獲得の際のルールや罰則の整備がなければ、同じ問題はまず間違いなく再発します。
個人的には、以前の記事にも書きました通り、一場投手は今年のドラフト指名停止(あるいは自粛)、現金を渡した3球団は今年のドラフトで3巡目までの指名権剥奪(当然自由獲得枠も不可)が妥当な判断だと思っています。これより緩いものであったとしても、少なくとも何らかの処罰は受けるべきです。
ですが、このままなら「本人も反省しているから」という一言で、全ての問題が水に流されそうな不安は感じずにいられません。
2.シダックス野間口、自由枠で讀賣入団内定
先ほど、現金を渡した3球団は今年のドラフトでの自由獲得枠を認めるべきではないという主旨のことを書きましたが、早速讀賣が自由枠を行使したようですね。
確かに野間口自身には何らかの不正行為の疑惑もなく、ましてそれが立証もされていないわけです。それが一場投手のとばっちりで、希望球団に入団できない可能性が出るというのは不条理かも知れません。
ですが、これでは讀賣球団がほとんど何のペナルティーも受けていないのと同然でしょう。言ってみれば、「一場投手に逃げられた」のと同じ結果なのですから。
と思っていましたら、スポニチのドラフト情報では阪神も横浜も自由枠を使うようですね。自由枠剥奪の規則がない以上当然の行動かもしれませんが…だめだこりゃ_| ̄|○
3.今秋ドラフトに15歳の“隠し球”
最後くらいは楽しい話題で。ネタ元はスポニチの記事です。
今秋のドラフトで15歳の少年が指名される可能性が浮上した。米国の高校に籍を置き、時速88マイル(約142キロ)の速球を投げる辻本賢人投手(15)=1メートル81、75キロ、右投げ右打ち、兵庫県芦屋市在住=で、複数の球団が獲得に興味を示していることが29日、わかった。11月17日のドラフト会議で指名、入団となれば、1965年開始のドラフト制度以降、最年少のプロ野球選手誕生となる。
最初にこの記事を見たときは驚きましたが、15歳でプロ入団となりますと、野球漫画みたいで面白そうですね。スカウトの評判も上々なようで、「現段階ですでに
私の住む西宮の隣にある芦屋在住というのも親しみが持てます(「芦屋ってお金持ちしかいないんじゃないの!?」とお思いの方、芦屋も結構多くの場所が庶民的で楽しいんですよ)。
果たして来月のドラフト会議で実際に指名する球団は現れるのでしょうか?そして、あるとすればそれはどこなのか?将来が楽しみな選手だけに、育成のうまい球団でじっくり時間をかけて育ててほしいものです。
(番外編)日ハムに新外人が入団していた!?
かなり前に9月の月間MVPが発表されたのですが、パ・リーグの公式HPを見ますと、投手部門に妙な名前が。
(ちなみに、ひょっとしたら普通になっているかも知れませんので、その際はこちらのキャプチャ画像をどうぞ)
あのですね~、
誰とフュージョンしたのでしょう?
それに、
1ヶ月近くこのままなんですが…
で、一場投手の会見ですが、マンガウルフさんのところにも書いたのですが、こちらでは少し違うことを。
大人がアカンのです。物事を作ってきたのは先人ですし、より力の強い者の意向が反映されているものです。
物事を変えるには下からの力で!ということもありますが、それより上が変わってくれれば早いのです。まぁ、上が変わりそうにないからいろいろなことを危惧しているわけですが。
「別府監督!監督にも少なからず責任があるんですよ!」ということを誰かしっかりと言ってもらいたいものです。
「一場投手のように有望な選手がプロ野球への道を断たれるのは忍びないし、もったいない」ということを球団やOBの方が仰っているようですが、道を閉ざしかねないような状況にしたのは他でもない「プロ野球界」なんですよね。
それをしっかりと受け止めて今後の「行動」に生かして頂きたいものです、ほんと。ファンから愛想尽かれないためにも。
同じように、別府元総監督にも選手指導の方針について問題があったからこそ、このような事件が起きたという部分があると思います。別府氏にはこの点を認識されることを希望しています。
ただ、このままでは「一場投手は反省しました、おしまい」で何も変わらないまま事件が忘れられていくのではないか、そういう恐れがどうしても消えません。
ところで写真のドラフトワンってもしかしてドラフトと引っ掛けてるんですか(笑)違ったら御免なさい。
本来なら讀賣の問題が発覚した時にコミッショナーがしっかり調査しておれば、こんなことにはならなかったのですが、何のための元検察官なんでしょうか(--メ)
ちなみにドラフトワンについてはお察しの通りです。他に関係ありそうな写真がなかったので勘弁してください(苦笑)