3日目の朝が来た。せっかく台湾が面白くなってきたところであるが、早くも帰国の日である。まずは朝食の中国料理をたらふく入れてからチェックアウト。荷物はフロントに預けて出発した。
まずは捷運淡水線で士林駅へ。ここからバスに乗り換えて、故宮博物院に向かう。
士林駅から幅の広い道路をバスで進むこと10分余り、故宮博物館に到着。
台北有数の名所とあって、駐車場には観光バスが何台も並んでいて、観光客も多い。中には大陸からと思しき修学旅行の小学生の一団もいた。
ジャージ姿なのでそうは見えないが、大陸ではそれなりの家の子どもたちなのだろう。でなければ台湾までの旅費など出せないし、仮に学校から旅費が出るとして、そこまでできるのは、余程の子弟が通う学校に限られよう。
というのはすべて私の勝手な想像だが、もしこれが当たっていたとしたら、社会主義とは何なのだろう。
閑話休題。階段を登ってようやく門まで着いたが、ここからも長い。
中正紀念堂でも見たような白い門では、孫文の言葉が額に掲げられている。
故宮博物院がようやく見えてきた。
ここは日中戦争に国共内戦と戦火が続く中、北京の紫禁城から疎開させた文物の中で、国民党政府とともに台北まで運ばれたものを展示している。
入り口前に置かれた青銅器。こちらは民国81年(1991年)というので現代の作品だが、館内は青銅器文化華やかなりし頃など、古代の文物が多く展示されている。
その一方、石材なのに脂が滴るような豚の角煮そっくりの「東坡肉」、白菜とそれにとまるコオロギをヒスイで形作った「翠玉白菜」など、比較的歴史の新しい作品が大きな目玉になっていて、こちらも見逃せない。
……が、館内撮影禁止のため、それらについては省略。どうしてもという方は、ぜひご自身で見学されることを強くお勧めする。
というわけで、一通り館内を見て回り、館内のショップで土産物も買って、再び外に出た。
中華風の建造物に亜熱帯の植物。嗚呼、これぞ台湾。
ここからホテルへは、再びバスで士林に戻って捷運に乗り換えることになる。
故宮博物院ぐらいになれば、台北駅から観光客用の直通バスが頻発してても良さそうなものだが、そうでないには、やはりツアーで訪れる人が多いからか。
もっとも、自由に街を歩く分には、乗り換えがあった方が面倒でも楽しいとは言える。
そんなわけで士林に戻る。捷運は地下区間ではホームドアがあって車両の撮影がしにくかったのだが、ここへきてようやく1枚撮影成功。
次に来るときは、ぜひ捷運も含めた鉄道の旅がしたい。欲は尽きることはない。
まずは捷運淡水線で士林駅へ。ここからバスに乗り換えて、故宮博物院に向かう。
士林駅から幅の広い道路をバスで進むこと10分余り、故宮博物館に到着。
台北有数の名所とあって、駐車場には観光バスが何台も並んでいて、観光客も多い。中には大陸からと思しき修学旅行の小学生の一団もいた。
ジャージ姿なのでそうは見えないが、大陸ではそれなりの家の子どもたちなのだろう。でなければ台湾までの旅費など出せないし、仮に学校から旅費が出るとして、そこまでできるのは、余程の子弟が通う学校に限られよう。
というのはすべて私の勝手な想像だが、もしこれが当たっていたとしたら、社会主義とは何なのだろう。
閑話休題。階段を登ってようやく門まで着いたが、ここからも長い。
中正紀念堂でも見たような白い門では、孫文の言葉が額に掲げられている。
故宮博物院がようやく見えてきた。
ここは日中戦争に国共内戦と戦火が続く中、北京の紫禁城から疎開させた文物の中で、国民党政府とともに台北まで運ばれたものを展示している。
入り口前に置かれた青銅器。こちらは民国81年(1991年)というので現代の作品だが、館内は青銅器文化華やかなりし頃など、古代の文物が多く展示されている。
その一方、石材なのに脂が滴るような豚の角煮そっくりの「東坡肉」、白菜とそれにとまるコオロギをヒスイで形作った「翠玉白菜」など、比較的歴史の新しい作品が大きな目玉になっていて、こちらも見逃せない。
……が、館内撮影禁止のため、それらについては省略。どうしてもという方は、ぜひご自身で見学されることを強くお勧めする。
というわけで、一通り館内を見て回り、館内のショップで土産物も買って、再び外に出た。
中華風の建造物に亜熱帯の植物。嗚呼、これぞ台湾。
ここからホテルへは、再びバスで士林に戻って捷運に乗り換えることになる。
故宮博物院ぐらいになれば、台北駅から観光客用の直通バスが頻発してても良さそうなものだが、そうでないには、やはりツアーで訪れる人が多いからか。
もっとも、自由に街を歩く分には、乗り換えがあった方が面倒でも楽しいとは言える。
そんなわけで士林に戻る。捷運は地下区間ではホームドアがあって車両の撮影がしにくかったのだが、ここへきてようやく1枚撮影成功。
次に来るときは、ぜひ捷運も含めた鉄道の旅がしたい。欲は尽きることはない。