第1戦では接戦をものにしたライオンズ、逆に川上を援護できずに敗れたドラゴンズ。
かたや、エース松坂を擁して突き放しにかかりますが、その松坂には勝負どころで出る脆さという影がちらつくのが気になるところ。
かたや、なすすべなく1敗を喫したものの、このままズルズルと引き下がるようなチームではありません。落合監督の言う「普段通りの野球」を取り戻せるかどうか?
移動日前の1戦、ドラゴンズの先発は山本昌、ライオンズの先発は前述の通り松坂です。
試合は佐藤のライト前ヒットで幕を開けます。そして「ミスター短期決戦」(勝手に命名)フェルナンデスが山本昌の甘いストレートを見逃さず、レフトへ豪快な2ランホームラン!いきなり松坂を援護します。
しかし、肝心の松坂がピリッとしません。1回2回こそ0点で抑えたものの、3回には併殺崩れから1点を奪われると、アレックスには同点打を許し、その後死球で満塁とすると谷繁に痛恨の押し出し四球を与え、逆転されてしまいます。
もちろん、こうなってライオンズ打線が黙っているはずはありません。5回表には先頭打者高木浩之のヒットにはじまり、佐藤赤田の連打で逆転成功!さらに和田のタイムリーで点差を広げ、中島敬遠で2死満塁というチャンスを作ります。ここでバッターは野田、落合英二の2球目を左中間にはじき返します!抜ければ走者一掃、ドラゴンズ大ピンチです…
ところが、ここでレフト井上が渾身のダイビングキャッチ!打撃の印象が強い井上ですが、危機的な場面でスーパープレーを見せつけ、ライオンズに一気に傾きかけた流れを引き戻します。このプレーについてはずたたんさんのすばらしいレポートがあるので、そちらをぜひお楽しみください。
(注記:ちなみに、今回のイラストもずたたんさんのフリー画像から拝借しております。いつもありがとうございます!)
ここで一気に追いつきたいドラゴンズでしたが、立ち直った松坂の前に5回、6回は三者凡退。しかも7回表にはバルデスが和田の一発を浴び、逆に点差を広げられてしまいます。
こうなると、このまま松坂が投げきるかどうかに関心が集まります。ところが、その矢先の7回裏にドラマが待っていました。
先頭の代打大西が内野安打で出塁すると、井端がセンターへのヒットで1死1,3塁。そして次の立浪が松坂の3球目、真ん中高めのストレートを捉えます!特大アーチはドラゴンズファンが陣取るライトスタンドの中段に突き刺さる3ランホームラン!貴重な一打で同点に追いつきます。
これで松坂はリズムが崩れたのか、次のアレックスに四球、森野にはこの日3つ目、シリーズ記録となる死球を与えると、谷繁に勝ち越しの2塁打を打たれてノックアウト。勢いを得たドラゴンズは代わった星野から代打高橋光がタイムリーを放ち、結局この回は打者一巡で5点を奪い取りました。
ドラゴンズの勢いは次の回でも止まりません。3番手森からは井端、立浪の連打の後、アレックスの犠飛で1点目、次にこの回からライトで出場していた英智が汚名返上のタイムリー3塁打で2点目、そして続く谷繁のレフト前タイムリーで3点目を叩き出し、大量リードに成功。
逆にライオンズは8回以降ヒット1本に抑えられ、終わってみれば11-6でドラゴンズが勝利!対戦成績イーブンで舞台は西武ドームへと移ります。
さて、この試合を振り返ってみると、ドラゴンズ圧勝という結果よりも、前の日に良いところがなかったドラゴンズが、持ち味を取り戻すことに成功したことの方がはるかに意味が大きいと思われます。
私が特に注目したポイントはこの2つです。
・井上のファインプレー。もしあの当たりが抜けていたら、得点が逆になるか、あるいはもっと大差でライオンズが勝利していたでしょう。そうなると、第3戦以降もドラゴンズが押される一方だったかも知れません。
・英智の汚名返上打。第1戦では雰囲気に呑まれ、らしからぬプレーをしてしまった英智ですが、あと1度なら落合監督もチャンスを与えるであろうと私は予想していました。
もっとも、私の予想は第2戦もスタメンというものでしたので、外れてはいるのですがf(^^;)、途中出場とはいえ再チャンスを見事ものにしたことには注目すべきでしょう。
結果が出てみないと最終的なことはいえませんが、おそらく英智が逆シリーズ男になる可能性はほぼなくなりました。チームにできかかった穴を本人の努力と落合采配が見事に塞いだわけです。この効果は第3戦以降強力に効いてくるかも知れませんよ。
一方のライオンズ。松坂で試合を落としたというのは確かに痛いところです。しかし、結果を見れば川上で落としたドラゴンズと五分五分なのです。またこれも結果論になりますが、松坂をフル回転させることを考えれば、7回で中継ぎ陣を投入することも考えられたわけです。
さらに、ドラゴンズの徹底した右狙い対策も必要になるでしょう。この日のヒット14本のうち、右方向のものは(ファースト内野安打も含めて)7本とちょうど半分になります。これらの点を踏まえて、ライオンズがどう建て直してくるかにも注目です。
今日は移動日で、明日からは西武ドームでの3連戦。
ここで一気に決まるか!?それとも最後の勝負はナゴヤに戻るか!?何がどうなるか分からない今年のシリーズ、ますます熱くなってきたようです。
そして、タナボタ勝利投手となった元虎のクローザー、マーク・バルデスを久々に見た阪神ファンとして言わせてもらえれば、
高波と平尾を出せ。
かたや、エース松坂を擁して突き放しにかかりますが、その松坂には勝負どころで出る脆さという影がちらつくのが気になるところ。
かたや、なすすべなく1敗を喫したものの、このままズルズルと引き下がるようなチームではありません。落合監督の言う「普段通りの野球」を取り戻せるかどうか?
移動日前の1戦、ドラゴンズの先発は山本昌、ライオンズの先発は前述の通り松坂です。
試合は佐藤のライト前ヒットで幕を開けます。そして「ミスター短期決戦」(勝手に命名)フェルナンデスが山本昌の甘いストレートを見逃さず、レフトへ豪快な2ランホームラン!いきなり松坂を援護します。
しかし、肝心の松坂がピリッとしません。1回2回こそ0点で抑えたものの、3回には併殺崩れから1点を奪われると、アレックスには同点打を許し、その後死球で満塁とすると谷繁に痛恨の押し出し四球を与え、逆転されてしまいます。
もちろん、こうなってライオンズ打線が黙っているはずはありません。5回表には先頭打者高木浩之のヒットにはじまり、佐藤赤田の連打で逆転成功!さらに和田のタイムリーで点差を広げ、中島敬遠で2死満塁というチャンスを作ります。ここでバッターは野田、落合英二の2球目を左中間にはじき返します!抜ければ走者一掃、ドラゴンズ大ピンチです…
ところが、ここでレフト井上が渾身のダイビングキャッチ!打撃の印象が強い井上ですが、危機的な場面でスーパープレーを見せつけ、ライオンズに一気に傾きかけた流れを引き戻します。このプレーについてはずたたんさんのすばらしいレポートがあるので、そちらをぜひお楽しみください。
(注記:ちなみに、今回のイラストもずたたんさんのフリー画像から拝借しております。いつもありがとうございます!)
ここで一気に追いつきたいドラゴンズでしたが、立ち直った松坂の前に5回、6回は三者凡退。しかも7回表にはバルデスが和田の一発を浴び、逆に点差を広げられてしまいます。
こうなると、このまま松坂が投げきるかどうかに関心が集まります。ところが、その矢先の7回裏にドラマが待っていました。
先頭の代打大西が内野安打で出塁すると、井端がセンターへのヒットで1死1,3塁。そして次の立浪が松坂の3球目、真ん中高めのストレートを捉えます!特大アーチはドラゴンズファンが陣取るライトスタンドの中段に突き刺さる3ランホームラン!貴重な一打で同点に追いつきます。
これで松坂はリズムが崩れたのか、次のアレックスに四球、森野にはこの日3つ目、シリーズ記録となる死球を与えると、谷繁に勝ち越しの2塁打を打たれてノックアウト。勢いを得たドラゴンズは代わった星野から代打高橋光がタイムリーを放ち、結局この回は打者一巡で5点を奪い取りました。
ドラゴンズの勢いは次の回でも止まりません。3番手森からは井端、立浪の連打の後、アレックスの犠飛で1点目、次にこの回からライトで出場していた英智が汚名返上のタイムリー3塁打で2点目、そして続く谷繁のレフト前タイムリーで3点目を叩き出し、大量リードに成功。
逆にライオンズは8回以降ヒット1本に抑えられ、終わってみれば11-6でドラゴンズが勝利!対戦成績イーブンで舞台は西武ドームへと移ります。
さて、この試合を振り返ってみると、ドラゴンズ圧勝という結果よりも、前の日に良いところがなかったドラゴンズが、持ち味を取り戻すことに成功したことの方がはるかに意味が大きいと思われます。
私が特に注目したポイントはこの2つです。
・井上のファインプレー。もしあの当たりが抜けていたら、得点が逆になるか、あるいはもっと大差でライオンズが勝利していたでしょう。そうなると、第3戦以降もドラゴンズが押される一方だったかも知れません。
・英智の汚名返上打。第1戦では雰囲気に呑まれ、らしからぬプレーをしてしまった英智ですが、あと1度なら落合監督もチャンスを与えるであろうと私は予想していました。
もっとも、私の予想は第2戦もスタメンというものでしたので、外れてはいるのですがf(^^;)、途中出場とはいえ再チャンスを見事ものにしたことには注目すべきでしょう。
結果が出てみないと最終的なことはいえませんが、おそらく英智が逆シリーズ男になる可能性はほぼなくなりました。チームにできかかった穴を本人の努力と落合采配が見事に塞いだわけです。この効果は第3戦以降強力に効いてくるかも知れませんよ。
一方のライオンズ。松坂で試合を落としたというのは確かに痛いところです。しかし、結果を見れば川上で落としたドラゴンズと五分五分なのです。またこれも結果論になりますが、松坂をフル回転させることを考えれば、7回で中継ぎ陣を投入することも考えられたわけです。
さらに、ドラゴンズの徹底した右狙い対策も必要になるでしょう。この日のヒット14本のうち、右方向のものは(ファースト内野安打も含めて)7本とちょうど半分になります。これらの点を踏まえて、ライオンズがどう建て直してくるかにも注目です。
今日は移動日で、明日からは西武ドームでの3連戦。
ここで一気に決まるか!?それとも最後の勝負はナゴヤに戻るか!?何がどうなるか分からない今年のシリーズ、ますます熱くなってきたようです。
そして、タナボタ勝利投手となった元虎のクローザー、マーク・バルデスを久々に見た阪神ファンとして言わせてもらえれば、
高波と平尾を出せ。
松坂のリズムを崩した(と思う)のが、大きいと思いました。
打席に向かう英智選手に落合監督が耳打ちしていた
シーンが印象的。
金村のコメントに、落合婦人とフクシ君が
でてきたのも印象的。
謎は深まるばかりです。
それにあの発言。。。(´д`;)
加藤哲よりは過激でないとはいえ、あの口調で言われた方がきついと思いますよ~。
どうしても神技采配が落合さんのものとは思えない今日この頃です。
>リサさん
どうも横レスですが私もあの発言にはビビりました。初日の西武は当たり障りないコメントで逃げたっちゅうに・・・。加藤哲さんはクラブ経営者兼Vシネ俳優、と聞いております。
井上選手、最近イマイチだったのでよかったですね。
NHKBSで見ていたので金村の発言聞けなくてガッカリ!!クソ~?!
私も、やはり井端に打たれたことで「なぜだ?」という気持ちになってしまったような気がします。
英智は落合監督に何を言われていたのでしょうね?
おそらく、去年の藤本同様、技術的なことは言われてないのかも知れませんが、スポーツ紙のサイトには載っていないので気になっています。
そして、金村のあの発言ですか…別のブログで見つけた画像を見る限り、金村も横のアナウンサーも余程腹に据えかねていたようですね。
ちなみに、落合婦人があの場にいた理由は↓の通りです。
http://www.nikkansports.com/ns/baseball/p-bb-tp0-041018-0014.html
個人的には、なぜさらに横に研ナオコがいたのかがどうしても知りたいです(笑)
ちなみに加藤哲ですが、本人は水を向けられるたびに「あんな発言はしていない」と否定しているそうですよ。
本人も知らない間に発言が大きくなったという話です。とはいえ、それに近いことは言ったのでしょうが(笑)
もし本当に西武ドームでドラゴンズの優勝が決まればいいのでしょうが、逆に3連敗となったら笑えませんよね( ̄▽ ̄;)
トム・クルーズ登場には私も驚きましたが、また行かれましたら報告のほど、よろしくお願いします。
ただ別のブログで見かけたのですが、この時期の西武ドームは結構冷えるのだそうです。十分着込まれたほうがよさそうですよ。
ちなみに金村は落合が大嫌い、西武&松坂が大好きみたいですから、あの時は「普通の西武ファンのおっちゃん」だったんでしょうねぇ。アナはなんでしょう?「巨人ファン(だってフジって、ねぇ・・・)なので西武応援してるおっちゃん」かな。件のブログ見ましたが、最後のほうは実況のほうのアナ(東海テレビの森脇?かな?)がなんだか西武よりの金村をいじめているようなそんな風に思えました^^;
そして横浜に今年は・・・・・(以下略)
しかしあの加藤哲事件は、あの発言に怒った巨人の選手こそロッテに対して失礼だと思うのですが。。。
どうなんでしょう(;´д`)
3連敗したら洒落にならないですね。
奇しくも5年前と同じ足跡を今のところたどってますね。
ドラ党の方には思い出したくもないでしょうが(笑)、前回は本拠地で3連敗してしまったので、今回は逆に3連勝してやるくらいの気持ちで戦ってほしいです。
2戦目で中日は守りからリズムをつかんで攻撃に繋げる本来の形になってきました。
大きい当りはなくとも、こつこつ繋ぎの打線で福留の穴を感じさせないもの。
2番・井端が好調なので、彼をうまく機能させると得点力も上がり、盤石の中継ぎ陣が活きてきます。
なんとしても先取点を取って、主導権を握りたいところ。
対して西武も、中日バッテリーの執拗な内角攻めに何らかの対策を施してくると思われます。
今のところその内角攻めに対処しているのは和田だけで、カブレラあたりなかなか本来の打撃をさせてもらっていません。
中日3戦目の先発はおそらくドミンゴ。
彼も速球が持ち味で、内角に制球よく投げられると苦労しそうですが、うまく揺さぶるなりイライラさせるなりして自滅を誘うようだと西武ペースになるでしょう。
松坂を打ち込んだ勢いを中日がそのまま持ち込めるか。
長打力に勝る西武が地元で再び息を吹き返すのか。
この3戦目が大きなウェートを占めそうな感じがします。
それにしても、あの発言の後の狼狽ぶりには苦笑せざるを得ませんね。ただ関西ローカルならそのあたりの事情をこっそり教えてくれそうなので、チェックしておきたいと思います。