いつまでも雌伏するような輩ではないと思っていましたが、いよいよ動き出したようですね。
ご存知の方も多いと思いますが、先日長嶋茂雄氏が讀賣新聞本社を訪問、このような面会写真が世に出回ることとなりました。
この写真についてはいろいろな見方ができるでしょうが、私は渡邉前オーナーが長嶋氏を使って自らの存在をアピールした面が非常に強いと考えています。それは、渡邉氏の右腕が如実に表していると言えるでしょう。
そもそも、「本日は体調がいい」と訪問を思い立ち、讀賣新聞本社で前オーナーのみと会った点からして、疑いの念が生じてしまいます。
それに、面会の目的は、読売巨人軍終身名誉監督が巨人軍の戦況分析を報告するというものなのです。そういう報告なら、本来は現オーナーに会って伝えなければ意味がないはずです。そのような分析結果は、本来なら、前オーナーより現在のオーナーが知っておくべきなのですから。
にもかかわらず、長嶋氏は現オーナーの滝鼻氏とは会見せず、いや、会見の意図があったという気配すらなく、球界とは直接の関係もない渡邉氏とのみ会見したわけです。
その上、発表された写真というのはいわば記念写真的なもので、両氏の会見の様子を伝えるものではありません。渡邉氏が言うように「10歳ぐらい若返った感じ」が本当にするならば、話しているところの写真を出してきても、宣伝にこそなれ、何の不都合はないように思われます。
しかし、出てきた写真は向きを直してわざわざポーズを取ったようなものです。このような写真なら、本当に病が回復しておらず、会話が無理であったとしても、撮影は十分可能ではないでしょうか。
長嶋氏が本当にお元気になられたのであれば、それは心から喜ばしく思えることです。ですが、そう思うにはこの1枚の写真はあまりにも作為的に見えてしまいます。
むしろ、カメラを見つめる長嶋氏よりも、その背後に回るかのような渡邉氏の存在感に、薄ら寒い思いすら感じずにはいられませんでした。
よりにもよって同じ29日にダイエーの高塚球団社長がホークスタウン社長を解任されたり、翌日には球団社長を辞任というゴタゴタがありましたからね。
この人にはいろいろ問題もあったとは思いますが、なぜこの時期なのかという素朴な疑問もありますし、いろいろ勘繰ってしまう私です。
そうそう、讀賣新聞で思い出しましたが、先日週刊文春が出した記事に讀賣側がかなり怒ったようで、広告でこんなことをやってのけたそうですね。
何といいますか、子どものケンカみたいで笑ってしまいますが、見出しを塗りつぶすことを了解したといわれる文春側の鷹揚さには感心します。
ただ、せっかくこんなことをやらかしてくれたので、私もこんなんを作ってみました。
ご存知の方も多いと思いますが、先日長嶋茂雄氏が讀賣新聞本社を訪問、このような面会写真が世に出回ることとなりました。
この写真についてはいろいろな見方ができるでしょうが、私は渡邉前オーナーが長嶋氏を使って自らの存在をアピールした面が非常に強いと考えています。それは、渡邉氏の右腕が如実に表していると言えるでしょう。
そもそも、「本日は体調がいい」と訪問を思い立ち、讀賣新聞本社で前オーナーのみと会った点からして、疑いの念が生じてしまいます。
それに、面会の目的は、読売巨人軍終身名誉監督が巨人軍の戦況分析を報告するというものなのです。そういう報告なら、本来は現オーナーに会って伝えなければ意味がないはずです。そのような分析結果は、本来なら、前オーナーより現在のオーナーが知っておくべきなのですから。
にもかかわらず、長嶋氏は現オーナーの滝鼻氏とは会見せず、いや、会見の意図があったという気配すらなく、球界とは直接の関係もない渡邉氏とのみ会見したわけです。
その上、発表された写真というのはいわば記念写真的なもので、両氏の会見の様子を伝えるものではありません。渡邉氏が言うように「10歳ぐらい若返った感じ」が本当にするならば、話しているところの写真を出してきても、宣伝にこそなれ、何の不都合はないように思われます。
しかし、出てきた写真は向きを直してわざわざポーズを取ったようなものです。このような写真なら、本当に病が回復しておらず、会話が無理であったとしても、撮影は十分可能ではないでしょうか。
長嶋氏が本当にお元気になられたのであれば、それは心から喜ばしく思えることです。ですが、そう思うにはこの1枚の写真はあまりにも作為的に見えてしまいます。
むしろ、カメラを見つめる長嶋氏よりも、その背後に回るかのような渡邉氏の存在感に、薄ら寒い思いすら感じずにはいられませんでした。
よりにもよって同じ29日にダイエーの高塚球団社長がホークスタウン社長を解任されたり、翌日には球団社長を辞任というゴタゴタがありましたからね。
この人にはいろいろ問題もあったとは思いますが、なぜこの時期なのかという素朴な疑問もありますし、いろいろ勘繰ってしまう私です。
そうそう、讀賣新聞で思い出しましたが、先日週刊文春が出した記事に讀賣側がかなり怒ったようで、広告でこんなことをやってのけたそうですね。
何といいますか、子どものケンカみたいで笑ってしまいますが、見出しを塗りつぶすことを了解したといわれる文春側の鷹揚さには感心します。
ただ、せっかくこんなことをやらかしてくれたので、私もこんなんを作ってみました。
「なんでナベツネやねんっ!」って。
本当に、渡辺オーナーの「人間性」って
ちょっと私たち常人の想像を超えていますよねー。
病床のミスターを自らの権威示威に使うなんて・・・
裏から手を回してばかりでなく一度人前に出て、球界をどうしたいのかきっちり話してみてはどうでしょう。
ナベツネさんに関しては周りがあれこれ言うばかりで、ご本人が球界の未来のビジョンを語ったことが無いような気がします。(ありましたら教えてください)
今日のイチローと松井を見ていたら、もう長嶋とかミスターとか言ってる場合じゃないんだとシミジミ感じました。
せいぜい、自分の持つ企業グループの部下程度としか見ていないようにしか思えません。
ただ、こういう人がメディアを支配して、思うように操れるんですよね…私は讀賣系の新聞は元々読みませんが、それでも正直に言って嫌な気分になります。
そうそう、一茂は一体何をしているんでしょうね?
病身の茂雄氏本人は仕方ないにしても、一茂がもう少ししっかりしていたら、このように借り出されることもなかったと思うのですが…
ですから、自らの思い通りにならない人や組織への罵詈雑言は多くても、リサさんのおっしゃる通り、将来の展望を全く語れないのではないでしょうか。
そんな人間のために多くのプロ野球ファンが泣かされたかと思うと、怒りを抑えることができません。
ただ、悪趣味かも知れませんが、根来氏がコミッショナーとして何をするのか、見てみたい気もするんです。
球界に悪態をつきながら、コミッショナーのポストを辞していないということは、非常に多くの人々が知っているわけです。
それだけに、次に何かやらかしたら―まず間違いなくやらかすでしょうが(苦笑)―、今度こそタダではすまないでしょう。
少なくとも、コミッショナーから遁走して世間の目から逃れるよりは、世間から叩かれる可能性は格段に高いはずです。
なので、どの程度痛い目にあるのか、見てみたいという気もしているのです。
って、我ながらあまりいい趣味のことではありませんけどね(^^;)
さて,今回の件を読み,強く共感。本質的に同じ意見をお持ちのようで,心強く感じました。
正直,写真を見て私は,ナベツネと読売に,心底,怒りを禁じえません。長嶋さんと私たちは一体いつまで,どこまで馬鹿にされるのでしょうか。東京ドームではあの写真がスクリーンに映し出されたそうですね。開いた口がふさがりません。
「老体に鞭を打つ」という言葉がありますが,これは,「病と闘っているご老人を(安静にすべきご老人を),無理やり表に引っ張り出すこと」を意味する言葉でしょうか。そうではないでしょう。
長嶋さんのお姿を見て,「もう(野球界から)引退して欲しい。できることなら,休ませてあげたい。」と,本気で思いました。
しかしマスコミはこぞって,「お元気そうで良かった」という発言に終始。誰も,ナベツネと読売の非道さに異議を唱えず,また,長嶋さんへの「引退希望」のコメントもありませんでした。
そういえば以前,ビートたけしさんが事故入院の後に記者会見した時も,その変わり果てた姿にショックを受けましたが,お分かりのように,あの時と今回では「メディアに(自分を)見せる」ことの意味あいは全く違います。
ビートたけしさんの場合は,自分の意思で偽りの無い自分を出し,メディアを暗に批判しました。彼自身が出てくることにより,メディアの勝手な報道に釘が刺された形になりました。
これに対して長嶋さんの場合は,自分の意思はほとんど尊重されていないように思われます。そのため,メディアは都合の良い報道(きれいごとを並べる報道)しかせず,結果,不快で最悪な内容と印象そして長嶋さんに対する悲しみしか残せていません。
今回のルパート・ジョーンズさんの見解には,そういう意味から,大きく共感した次第です。
(長文,失礼しました。)
ここ↓で面会報道をしている新聞社・通信社の記事は、今後要警戒。
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/sports/nagashima_shigeo/
しかしどうしても思ってしまうのですが、1個人の性格や言動は直しようがなくとも、その間違いに気付くものがあれば、止めることもできれば批判はできるはずです。
まして、メディアたるもの、そのような批判をするからこそ、報道関係者として特権的な地位を持つことができるのではないでしょうか。
そう考えますと、自らを支配する者への批判精神を失い、単なるプロパガンダ紙となり果てた「一般」紙に、はたして存在価値はあるでしょうか?
また、このような宣伝に担ぎ出されることに対し、長嶋氏の家族は何とも思っていないのでしょうか?
この辺り、どうしても疑問に感じてしまいます。
写真が発表された日と同一の日に撮影されている保証など、どこにもないんですよね。状況に惑わされて、うっかり鵜呑みにしてしまうところでした。
とりあえず、これが単発の動きなのか、何か別の動きとシンクロするものなのか、見ていきたいと思います。
>東京ドームの画面であの写真を写したというのは初耳です。
一応,2件,参考まで。
http://www.kita-nikkan.co.jp/photonews/pn2004093001.htm
http://www.daily.co.jp/baseball/2004/09/30/145014.shtml
>自らを支配する者への批判精神を失い、単なるプロパガンダ紙となり果てた「一般」紙に、はたして存在価値はあるでしょうか?
まったく,言葉にするのも苦々しい状況です…。
>このような宣伝に担ぎ出されることに対し、長嶋氏の家族は何とも思っていないのでしょうか?
>この辺り、どうしても疑問に感じてしまいます。
長嶋氏の家族も抵抗したい気持ちは大いにあったでしょう。しかし,力関係で完全に優位に立つ「老獪な人」とその人に父親を利用され,かつそのため「“事実上”発言権を握られている人」との関係性を考えると,結局は言いくるめられた(家族側の切実な言葉にならない怒りと思いは,完全に無視された)のではないかと思われます。
具体的には,「見舞金」という名の多額の金銭授受(=「贈与」)が行われているかもしれませんね。もちろんこれはあくまでも邪推ですけど(一場選手の件を突破口に税務署が税務調査してみたらいいのに)。
ところで,感じておられる疑問とPROSEさんの書き込みを読み,ハッと思い出しました。それは,8月23日の読売報知の報道で,ナベツネが一茂氏を呼んで食事をしたという報道です。
http://www.yomiuri.co.jp/hochi/giants/aug/o20040823_30.htm
もしかしたらこの時,今回の“写真と報道”の件が決められたのかも知れません(これまた邪推ですが)。
なんにせよ,今回の日本のプロ野球に関する報道で,メディアの信用は完全に失墜した。悲しいかな,これだけは確かな気がします。
参考までに,玉木正之コラム「スポーツ編」2004年9月20日付
http://www.tamakimasayuki.com/sport.htm
今回のことも、この時に完全に決められたかどうかは分かりませんが、何がしかの取り決めはあったと考えるのが自然でしょうね。
それに、長嶋家にもおっしゃる通りの見返りはあった可能性は十分あるでしょう。あるいは、この10月や来年初めから、日テレ系列で一茂がどう扱われるかにも注目したい気がします。
>なんにせよ,今回の日本のプロ野球に関する報道で,メディアの信用は完全に失墜した。悲しいかな,これだけは確かな気がします。
旧ソ連の笑い話で「プラウダ(党機関紙、ロシア語で『真実』の意味)に真実はない」というのがありましたが、自由主義国でも似たようなものなのでしょうか。情けない話です。
ただ、1つだけ希望を持てることがあるとすれば、今はインターネットやブログによる情報のやり取りがある、というところだと思います。
10年前でしたら、このような情報操作に対抗できるような手段はありませんでした。
ですから、もし球団合併や選手会のスト、このような長嶋利用がこの時に起こっていたらと思うと、まだましであると思う部分もあります。