讀賣に続いて横浜からも一場投手への金銭授与が明るみに出ました。しかも、疑惑は阪神にまでも及んでいます。
発端は今朝の朝日新聞が1面で横浜から一場投手への金銭授与を伝えたことでした(記事はこちら)。横浜側はこの事実関係を認め、責任を取る形で砂原幸雄オーナー(東京放送会長)が辞任を発表しました。さらに、明大別府元監督は阪神からも金銭を受け取っていた可能性を認める発言も行っているのです。
おそらく今後さらなる事実が明らかになるでしょうが、各紙の報道からこの記事を書いている時点で判明していることをまとめると、大体次のようになります。
・横浜のスカウトが日本学生野球憲章で禁止されている金銭の授受を行っていたことが22日に判明。
・一場投手に渡った金額は当初の報道では20万円であったが、現在では60万という報道が多い。また、その時期は昨年末から今年5月にかけて、つまり讀賣からの栄養費授受が発覚した前である。
・一場投手は横浜関係者と食事後に帰りのタクシー代を受け取ったとしているが、報道では「栄養費」や日米大学野球への餞別とされており、説明は食い違っている。
・明大野球部の別府元監督の説明では、一場投手が横浜スカウトから現金を受け取った証拠を持っているという内容の差出人不明の文書が一場本人、別府氏、横浜球団にそれぞれ郵送されてきた という。そのため、21日に東京都内で横浜球団の関係者らと話し合い、その席で砂原オーナーの引責辞任が決定。
・阪神からの現金授受についても「大した額じゃないが、もらっているだろう」と発言。具体的事実については触れていないが、授受があった可能性は認めている。
これらから判断する限り、一場投手には2つの疑惑が生じます。1つは、8月に讀賣からの金銭授受が発覚した時に、この件を隠そうとしたのではないか、もう1つは横浜からの金銭について事実を説明していないのではないかということです。これらが事実であれば、彼の行動は非常に悪質と言わざるを得ません。
各誌が報道するように、この事件がドラフト制度改革やウェーバー化を求める声が高まることは必至でしょう(ちなみに、私は1位のみ抽選で交渉権を決定し、2位以降をウェーバー方式で決定する準完全ウェーバー方式が最善と考えています。詳しくはこちらの記事をご覧ください)。
ですが、一口に改革と言っても簡単なことではありません。各球団の利害をまとめて実施するとなれば、どうしても時間はかかりますし、今季のドラフトに間に合うかどうかは疑問です。
それにいざ制度が改まったとしても、今度は金品を渡して他球団からの指名を拒否させるというケースも考えられます。選手を獲得する側からすれば、欲しい選手がいればどのような手段に訴えてでも獲りたいと思うのは当然ですし、そうである以上その側には常に不正への誘惑がつきまとうことになります。
そうである以上、このような不正をなくすには、選手やその関係者がルールを守ろうとする意識を持つことが欠かせません。ですが、実はこの意識の欠落にこそ、今回の事件を生んだ最大の要因があるのではないでしょうか。
当事者たちの考えを探るため、まずスポニチアネックスから一場投手のコメントをご覧ください。
ベイスターズの関係者に食事に誘われた後、帰りのタクシー代を何回かいただきました。明大に入学以来、先輩であり顔見知りで技術的なこと、肩、ひじの故障などの相談、専門医への紹介などで親しくさせていただいておりましたので、僕の心からこうした行為が学生野球憲章に触れるという意識が薄れ、各方面の関係者に大きなご迷惑をお掛けしましたことを深くおわびいたします。できることなら野球は今後も続けたいと思っております。
このコメントについて問題に感じるのは、本来なら讀賣からの金銭授受が発覚した時に、この件も自ら明らかにすべきだったにもかかわらず、彼は報道が出るまで黙っていたことについて何も触れていないという点です。
ひょっとしたら、自ら告白することで関係者に迷惑がかかると判断した可能性もあるでしょう。ですが、そのような言い訳が社会で通用するでしょうか?一般の社会人が仕事に絡んで不正な金品を受け取って裁判を受けたとして、「他の人に迷惑がかかるから黙っていた」という釈明が認められるでしょうか?彼も22歳、成人なのです。
さらに考えの甘さを露呈しているのが明大・別府元総監督の発言です。同じくスポニチから取材記事をご覧ください。
「やっていたことは悪いが、既に巨人の件で(退部という)制裁は受けている。既に終わっている話。蒸し返しで、一場がかわいそうだ」
「横浜に一場はどうなるんだ、と聞いたがはっきりとは答えてくれなかった。野球をやりたい子が、これで殺されたらたまらない」
噴飯ものの発言と言わざるを得ません。まず、「既に巨人の件で(退部という)制裁は受けている。」「蒸し返し」といいますが、あくまでも罰を受けたのは讀賣の件だけです。今回の問題は横浜から(阪神からも?)金銭を受け取ったことなのです。同じ罪を2(3)回犯し、しかも自首しなかったのに、罰を受けるのは1回分のみで十分、このような考えが通用すれば世の中ちょろいものです。
さらに、推測する限り退部が制裁であるとしているようですが、ならば退部したはずの野球部を通じて一場がコメントを発表しているのはどう説明するのでしょうか?部から籍が抜けたとはいえ、このように面倒を見てもらっているようでは、退部が制裁と呼ぶに値する不利益であるとはとても思えません。
「野球をやりたい子が、これで殺されたらたまらない」と言いますが、ならば最初から不正な金品を受け取らないように指導しておけば済む話です。教え子を思う気持ちは結構ですが、それで不正行為を見逃してくれというのはさすがに見当違いでしょう。
これらを見ますと、彼らが今回明らかになった行為の重みを認識しているか、疑問を持たざるを得ません。これではルール尊重の意識など期待すべくもないでしょう。
もちろん、このような批判に対しては「他にも裏金を受け取った選手はいるはずだ」「一場だけが悪いのではない」という反論が出て当然です。
もちろん他の選手についても疑惑があれば徹底して調査すべきでしょうが、だからと言って一場投手が見逃されても良いということにはなりません。それは、仮に彼だけが処罰されることになってもです。
「一罰百戒」という言葉があります。「一人を罰して、多くの人の戒めとすること」(広辞苑)という意味です。今必要なのはまさにこのような措置です。確かに不公平感は出るでしょうが、それに流されて不正を黙認する風潮がこれ以上改まらなければ、その方が罪は大きいのではないでしょうか。
すでにこの事件については、横浜市長がJリーグを引き合いに出してドラフト制度を批判しています。この発言の当否は別として、今ここで厳しい処分を球界が下せないとなれば、いよいよプロ野球のイメージ低下と衰退は避けられないでしょう。
一場投手への処罰を見せしめとおっしゃる方もおられるでしょうが、ここで厳しさを示すことこそが、今後このような問題が再発するのを防ぐ最善の策ですし、一場投手自身のためにもなると思います。具体的措置としては、受け取った金銭の全額返却と今年のドラフトでの被指名権停止が考えられます。
当然、今回金銭を渡した横浜、(事実関係が明らかになれば)阪神も処罰を受けるべきです。が、以前讀賣に対して課された制裁金500万というのはあまりに軽すぎます。
讀賣と処罰を平等にするためにこれが課されるのは当然でしょうが、その讀賣とあわせて3球団からは一場投手から返却された金銭の没収、また今年のドラフトで3巡目までの指名権の剥奪(当然自由獲得枠も認めない)くらいはしなければ、今後に向けて示しがつかないでしょう。
(ちなみに、没収された金銭と制裁金については、マンガウルフ監督の主張する通りアオダモ資源育成の会に全額寄付するのがいいと私も思います)
「一場の選手生命を奪うな」という言葉はごもっともです。ですが、永久追放しろというわけではないのです。1年ドラフトに出られないだけで、来年からは指名を受けていいのです。
それに、NPBのリーグだけが野球ではないのです。受け入れてくれる企業があれば、社会人にも進むことができます。それにポレ・リーグ四国新リーグのトライアウトも受験できます。
本当に野球を奪われたくないのであれば、そのくらいの努力は払ってしかるべき、無条件で誰かから与えられるという甘い考えはこの際きっぱりと捨て去るべきです。そうすることで、一場投手自身もこれまでの野球人生ではできなかった経験を得られるのではないでしょうか。
発端は今朝の朝日新聞が1面で横浜から一場投手への金銭授与を伝えたことでした(記事はこちら)。横浜側はこの事実関係を認め、責任を取る形で砂原幸雄オーナー(東京放送会長)が辞任を発表しました。さらに、明大別府元監督は阪神からも金銭を受け取っていた可能性を認める発言も行っているのです。
おそらく今後さらなる事実が明らかになるでしょうが、各紙の報道からこの記事を書いている時点で判明していることをまとめると、大体次のようになります。
・横浜のスカウトが日本学生野球憲章で禁止されている金銭の授受を行っていたことが22日に判明。
・一場投手に渡った金額は当初の報道では20万円であったが、現在では60万という報道が多い。また、その時期は昨年末から今年5月にかけて、つまり讀賣からの栄養費授受が発覚した前である。
・一場投手は横浜関係者と食事後に帰りのタクシー代を受け取ったとしているが、報道では「栄養費」や日米大学野球への餞別とされており、説明は食い違っている。
・明大野球部の別府元監督の説明では、一場投手が横浜スカウトから現金を受け取った証拠を持っているという内容の差出人不明の文書が一場本人、別府氏、横浜球団にそれぞれ郵送されてきた という。そのため、21日に東京都内で横浜球団の関係者らと話し合い、その席で砂原オーナーの引責辞任が決定。
・阪神からの現金授受についても「大した額じゃないが、もらっているだろう」と発言。具体的事実については触れていないが、授受があった可能性は認めている。
これらから判断する限り、一場投手には2つの疑惑が生じます。1つは、8月に讀賣からの金銭授受が発覚した時に、この件を隠そうとしたのではないか、もう1つは横浜からの金銭について事実を説明していないのではないかということです。これらが事実であれば、彼の行動は非常に悪質と言わざるを得ません。
各誌が報道するように、この事件がドラフト制度改革やウェーバー化を求める声が高まることは必至でしょう(ちなみに、私は1位のみ抽選で交渉権を決定し、2位以降をウェーバー方式で決定する準完全ウェーバー方式が最善と考えています。詳しくはこちらの記事をご覧ください)。
ですが、一口に改革と言っても簡単なことではありません。各球団の利害をまとめて実施するとなれば、どうしても時間はかかりますし、今季のドラフトに間に合うかどうかは疑問です。
それにいざ制度が改まったとしても、今度は金品を渡して他球団からの指名を拒否させるというケースも考えられます。選手を獲得する側からすれば、欲しい選手がいればどのような手段に訴えてでも獲りたいと思うのは当然ですし、そうである以上その側には常に不正への誘惑がつきまとうことになります。
そうである以上、このような不正をなくすには、選手やその関係者がルールを守ろうとする意識を持つことが欠かせません。ですが、実はこの意識の欠落にこそ、今回の事件を生んだ最大の要因があるのではないでしょうか。
当事者たちの考えを探るため、まずスポニチアネックスから一場投手のコメントをご覧ください。
ベイスターズの関係者に食事に誘われた後、帰りのタクシー代を何回かいただきました。明大に入学以来、先輩であり顔見知りで技術的なこと、肩、ひじの故障などの相談、専門医への紹介などで親しくさせていただいておりましたので、僕の心からこうした行為が学生野球憲章に触れるという意識が薄れ、各方面の関係者に大きなご迷惑をお掛けしましたことを深くおわびいたします。できることなら野球は今後も続けたいと思っております。
このコメントについて問題に感じるのは、本来なら讀賣からの金銭授受が発覚した時に、この件も自ら明らかにすべきだったにもかかわらず、彼は報道が出るまで黙っていたことについて何も触れていないという点です。
ひょっとしたら、自ら告白することで関係者に迷惑がかかると判断した可能性もあるでしょう。ですが、そのような言い訳が社会で通用するでしょうか?一般の社会人が仕事に絡んで不正な金品を受け取って裁判を受けたとして、「他の人に迷惑がかかるから黙っていた」という釈明が認められるでしょうか?彼も22歳、成人なのです。
さらに考えの甘さを露呈しているのが明大・別府元総監督の発言です。同じくスポニチから取材記事をご覧ください。
「やっていたことは悪いが、既に巨人の件で(退部という)制裁は受けている。既に終わっている話。蒸し返しで、一場がかわいそうだ」
「横浜に一場はどうなるんだ、と聞いたがはっきりとは答えてくれなかった。野球をやりたい子が、これで殺されたらたまらない」
噴飯ものの発言と言わざるを得ません。まず、「既に巨人の件で(退部という)制裁は受けている。」「蒸し返し」といいますが、あくまでも罰を受けたのは讀賣の件だけです。今回の問題は横浜から(阪神からも?)金銭を受け取ったことなのです。同じ罪を2(3)回犯し、しかも自首しなかったのに、罰を受けるのは1回分のみで十分、このような考えが通用すれば世の中ちょろいものです。
さらに、推測する限り退部が制裁であるとしているようですが、ならば退部したはずの野球部を通じて一場がコメントを発表しているのはどう説明するのでしょうか?部から籍が抜けたとはいえ、このように面倒を見てもらっているようでは、退部が制裁と呼ぶに値する不利益であるとはとても思えません。
「野球をやりたい子が、これで殺されたらたまらない」と言いますが、ならば最初から不正な金品を受け取らないように指導しておけば済む話です。教え子を思う気持ちは結構ですが、それで不正行為を見逃してくれというのはさすがに見当違いでしょう。
これらを見ますと、彼らが今回明らかになった行為の重みを認識しているか、疑問を持たざるを得ません。これではルール尊重の意識など期待すべくもないでしょう。
もちろん、このような批判に対しては「他にも裏金を受け取った選手はいるはずだ」「一場だけが悪いのではない」という反論が出て当然です。
もちろん他の選手についても疑惑があれば徹底して調査すべきでしょうが、だからと言って一場投手が見逃されても良いということにはなりません。それは、仮に彼だけが処罰されることになってもです。
「一罰百戒」という言葉があります。「一人を罰して、多くの人の戒めとすること」(広辞苑)という意味です。今必要なのはまさにこのような措置です。確かに不公平感は出るでしょうが、それに流されて不正を黙認する風潮がこれ以上改まらなければ、その方が罪は大きいのではないでしょうか。
すでにこの事件については、横浜市長がJリーグを引き合いに出してドラフト制度を批判しています。この発言の当否は別として、今ここで厳しい処分を球界が下せないとなれば、いよいよプロ野球のイメージ低下と衰退は避けられないでしょう。
一場投手への処罰を見せしめとおっしゃる方もおられるでしょうが、ここで厳しさを示すことこそが、今後このような問題が再発するのを防ぐ最善の策ですし、一場投手自身のためにもなると思います。具体的措置としては、受け取った金銭の全額返却と今年のドラフトでの被指名権停止が考えられます。
当然、今回金銭を渡した横浜、(事実関係が明らかになれば)阪神も処罰を受けるべきです。が、以前讀賣に対して課された制裁金500万というのはあまりに軽すぎます。
讀賣と処罰を平等にするためにこれが課されるのは当然でしょうが、その讀賣とあわせて3球団からは一場投手から返却された金銭の没収、また今年のドラフトで3巡目までの指名権の剥奪(当然自由獲得枠も認めない)くらいはしなければ、今後に向けて示しがつかないでしょう。
(ちなみに、没収された金銭と制裁金については、マンガウルフ監督の主張する通りアオダモ資源育成の会に全額寄付するのがいいと私も思います)
「一場の選手生命を奪うな」という言葉はごもっともです。ですが、永久追放しろというわけではないのです。1年ドラフトに出られないだけで、来年からは指名を受けていいのです。
それに、NPBのリーグだけが野球ではないのです。受け入れてくれる企業があれば、社会人にも進むことができます。それに
本当に野球を奪われたくないのであれば、そのくらいの努力は払ってしかるべき、無条件で誰かから与えられるという甘い考えはこの際きっぱりと捨て去るべきです。そうすることで、一場投手自身もこれまでの野球人生ではできなかった経験を得られるのではないでしょうか。
僕は今朝速報の新聞記事を見て、一場擁護の記事を書きましたが、皆さんとのコメント欄でのやりとりをしながら「どうもプロ野球ファンは裏金うんぬんの話を常識として扱ってきた事で、マヒしてきてるんじゃないか?」という疑問が沸いてきたんですよ。
コミッショナーをはじめとする球界の自浄作用にももはやまったく期待できない状況です。
やはりファンこそが…最も厳しい態度でのぞむべきなのかもしれませんね。
そして本当に罪をつぐない、這い上がってきたものには惜しみない応援を送るというのが理想かもしれません。
日本シリーズの最中にまたこんな騒動が持ち上がって…もうなんでも来いって思います。
度重なる「ショック療法」で球界がいい方向に改革されるなら、今の痛みなんてどうってことないですから。
と予言したら 当たっちゃいました。
なんで阪神だけ球団社長なんでしょう・・・。
厚顔無恥な久万オーナー!
今後何を言い出すか見ものです。
甘えの構造は実は少年野球から始まっています。
麻痺するのは当たり前でしょう。
一場投手はこれをチャンスに過保護な環境から抜け出て、まともな社会人として立ち直ってもらいたいです。
問題はあの大人たちです!
目が久万の名前を見るのを拒否していたようです。
しかし本当に一場君マイナーリーグから這い上がるしか手がなくなりました。
それとも本当に四国リーグ?
嗚呼・・・・
この総監督には、一場が何らかの問題に巻きこまれたという見方が必ずあるに違いないのです。そうでなければ、世間を敵に回して大学の名誉にかかわる問題に甘い判断など示すわけがない。私にはそうとしか思えない。
本当のことを言えば、私はショック・セラピーは避けたいのです。ショックがある以上は、その副作用は絶対に現れますからね。
ですが、もはや無理やりにでも膿を出し切り、斬り捨てるべきは斬り捨てなければ、先はなさそうな気もします。
ファンもそれでプロ野球が復活すればそれでよし、ダメなら所詮その程度のもの、こういう突き放した見方をそろそろとるべきなのかも知れませんね…
その意味では、一場投手はかなりの授業料を払って外の世界を勉強することになるでしょうが、そういう経験は彼にとってもマイナスにはならないと思います。
彼がマイナーリーグや独立リーグ、四国リーグのどこに行くか分かりませんが、そこで社会人として学ぶべきことをぜひ身に付けて成長してほしいものです。
論理としては確かにおっしゃる通りなのですが、私の目からすれば、現実がそれに伴っていない気がどうしてもします。
むしろ、大学当局にとってみれば明治の看板に泥を塗るようなことをしたわけですから、学生一場に対して何らかの措置がとられようものです。
にもかかわらず、それがまるで見えない。別府市からはなおさらです。
ですので、おっしゃることは分かるのですが、「ならなぜ?」という疑問はかえって深まるばかりです。
>この総監督には、一場が何らかの問題に巻きこまれたという見方が必ずあるに違いないのです。そうでなければ、世間を敵に回して大学の名誉にかかわる問題に甘い判断など示すわけがない。
大学内部のことは全く伝わってこないのですが、「一場投手が何らかの問題に巻きこまれた」という可能性は十分に考えられるでしょうね。
おそらくその問題が明らかになれば、なぜ一場投手の不祥事だけがこれほど明るみに出るのかが見えてくるような気がします。
ただ、現時点ではそれが何なのか、皆目見当がつかないのが歯がゆいところです…
正しくそうですね。
いい大人が数年先の大金より目先の数十万に目が眩んじゃって貰っちゃいけないものを貰ってしまったのは本人が「このくらいいっか♪」だったんでしょう。
しかし実際、問題が発覚して一般人から白い目で見られて痛い目を見るのは受け取った側だけ。
渡した方は辞任だけで済まされないようなものにしてほしいです。
協約では「利益を受ける」事柄全てがNGなので「ご飯ごちそうしてもらった」「帰りのタクシーチケットもらった」「病院紹介してもらった」すべてNGにも見えます。
しかし例えば、スカウトと話をすることになりました→喫茶店にいきました→コーヒー飲みました→おごってもらっちゃった→ブブー!確かにまずそうですが、知らぬ間に払われちゃったとかなると、わざわざ返しにいかなきゃならんのか、ということになるし。
腰がちょっと悪いんですよね→いい病院知ってるよ、紹介してあげよう→病院いった、調子よくなった→ブブー??こうなるともう話も出来なさそうです。本当は球団側がちゃんとモラルを守れば(選手が要求するのは問題外なので)何の問題もないですが、巧妙な形であの手この手をすることでしょう。むずかしい。
そしてウェーバーや抽選にしたって入団拒否の可能性も残るわけです。
個人的にはウェーバーのFA短期化で、入る側もまずは入る、そこから先はがんばってFAという流れになって欲しいんですけどねぇ…BWファンとしてはどっちかというと拒否されることが多いもので…(苦笑)
まとまりなくてすんません…。
今回の複数の球団の裏金発覚で、
もうこの一件は「巨人裏金事件」ではなく
「一場裏金事件」といわれるようになるんでしょうね。
球史にずっと不名誉なかたちで名を残してしまった一場・・・。
正直、一場が横浜に自由枠をまたつかっていくといったときから
あんまりいい感じはしませんでした。
で、このことが明るみになって、なるほどな~と。
一場もケジメをつけるタイミングをいっしてしまいましたね。
このとき、公表しないまでも自由枠を辞退していれば
こうはならなかったかも。
で、彼にとっては貰ってる以上行かなきゃならなかったわけで・・・。
プロ野球への未練もあったわけで・・・。
公式の掲示板で、今回の件についてうまい比喩をしている方がいました。
時速60キロ規制の道路で80キロ走るのが当然と思ってる人の中で(暗黙のルール)
みつかった違反は切符をきられる・・・と。
(星野さんの進退に関してのコメントで、
星野さんも走ってたんじゃないか?ということをかいてました)
私は巨人にも好きな選手がいるもので
こういう汚い話は毎度耳にしてきてましたので
正直、今回の件についてはさして驚きはありませんでした。
ただ、前回の読売の件でも結局そこから
一番の問題となっているドラフト制度に
なんらメスがはいることはなかった。
ですので、ぜひこの一件を無駄にしてほしくないですね。
特に今年はいろんな球界の問題が噴出して
このドラフト制度もなにがどうよくないのか
ファンも多かれ少なかれ勉強したと思うので
ただ、金の授受どうこうではなく
この一件があらゆる球界の悪しき慣習に結びついているかを
もう一度、ファンも球団関係者も選手も
みんな立ち返って改革をしてほしいと思います。
しかし、オフですから
もう、なにかを訴えたくてもそれがどとくかどうか・・・。
ストもできないし。
ちょっと改革寄りだった野崎さんの辞任が残念。
まぁ、野崎さんだけじゃできないんですが、もともと。