これまで当ブログの記事はヨタ話とシリアスぶった小ネタがほとんどだったような気がするのですが、たまにはいい話も書きたいと思います。
この話についてはスポニチの記事でも読むことができます。
難病の少年を野球選手や監督が激励するというだけなら、決して珍しい話ではありません。ですが、私の心を打ったのが、「チームのスカウトに指名し、再度訪れることを約束」というところです。
抜粋した部分の続きで書いてあったのですが、この少年はもともと少年野球でレフトを守っていたそうです。なのに、野球ができず、毎日病室のベッドで寝ていなければならないのは非常に辛いことでしょう。
病気であれ、他の苦しいことであれ、乗り越えるにはやはり何かの目的が必要です。何の目的もなしにただ耐えるというのは、そうそうできることではありません。
それだけに、ヒルマン監督の言葉はこの少年にとって病魔と闘う目的と勇気を与えるものではなかったかと思います。これから頑張って分析ノートを付けて行けば、そこから生きていく上での張り合いが沸いてくると思いますからね。
心臓移植については賛否両論あることでしょう。まして、子どもの脳死患者から心臓を取り出すことが倫理的に許されることかどうかといわれると、正直なところ「私には分からない」と答えるしかありません。
ただ、私はこのことだけは分かっているつもりです。可能性がたとえわずかでもあるならば、決して諦めてはならないということを。それは、生きることであれ、野球であれ、きっと同じはずです。
春輝君のためにも、今シーズンのファイターズが最後の最後まで諦めない、粘り強い野球を見せてくれることを希望してやみません。
春輝君の手術にかかる費用が8800万円と高額なため、現在募金活動が行われています。ご関心のある方は下記リンク先をご覧ください。
・「春輝君を救う会」
心臓病:独で移植の中学生 日ハム・ヒルマン監督が励ます
重い心臓病のためドイツで心臓移植を受ける北海道滝川市の中学1年、石原春輝君(13)を励ますため、北海道日本ハムファイターズのトレイ・ヒルマン監督が7日、春輝君が入院する札幌医大付属病院(札幌市中央区)を訪問した。ヒルマン監督は「テレビで他チームの戦力を分析してノートに付けて」と春輝君をチームのスカウトに指名し、再度訪れることを約束した。(毎日新聞:2005年3月7日13時22分配信記事より抜粋)
この話についてはスポニチの記事でも読むことができます。
難病の少年を野球選手や監督が激励するというだけなら、決して珍しい話ではありません。ですが、私の心を打ったのが、「チームのスカウトに指名し、再度訪れることを約束」というところです。
抜粋した部分の続きで書いてあったのですが、この少年はもともと少年野球でレフトを守っていたそうです。なのに、野球ができず、毎日病室のベッドで寝ていなければならないのは非常に辛いことでしょう。
病気であれ、他の苦しいことであれ、乗り越えるにはやはり何かの目的が必要です。何の目的もなしにただ耐えるというのは、そうそうできることではありません。
それだけに、ヒルマン監督の言葉はこの少年にとって病魔と闘う目的と勇気を与えるものではなかったかと思います。これから頑張って分析ノートを付けて行けば、そこから生きていく上での張り合いが沸いてくると思いますからね。
心臓移植については賛否両論あることでしょう。まして、子どもの脳死患者から心臓を取り出すことが倫理的に許されることかどうかといわれると、正直なところ「私には分からない」と答えるしかありません。
ただ、私はこのことだけは分かっているつもりです。可能性がたとえわずかでもあるならば、決して諦めてはならないということを。それは、生きることであれ、野球であれ、きっと同じはずです。
春輝君のためにも、今シーズンのファイターズが最後の最後まで諦めない、粘り強い野球を見せてくれることを希望してやみません。
春輝君の手術にかかる費用が8800万円と高額なため、現在募金活動が行われています。ご関心のある方は下記リンク先をご覧ください。
・「春輝君を救う会」
明日の命の心配をしなくてもよい身にとって、とりたてて生きる目的なぞ必要ないのでしょう。ですが、明日の命の保証のない者にとって、「生きる目的」はそれ自体まさに延命装置になるわけです。
その目的があるからこそ、死んじゃいけない、死んでる場合じゃない!
ヒルマン監督は少年の「生きたいという意志」を存分に引き出したことでしょう。
近々わたくしのブログでも取り上げたいと存じます。
このくらいの年の子どもだと、本当なら外で遊びたいでしょうし、自分だけがベッドで臥せっていることに辛さを感じることもあるでしょう。
ただ、ヒルマン監督はベッドでテレビを見ることに意味を与えたわけです。これはなかなかできることではないと思いますね。
記事楽しみにしております。
野球選手による福祉施設や小学校(池田小学校)の慰問は、こちらでも随分とやっていて、特に阪神の赤星選手が有名ですが、監督自ら訪問、しかも「スカウトに指名」、というのが粋ですよね。
次に出会う時には、手術が成功していることを願うばかりです。
病気と闘う勇気を与えるのはもちろん、直接グラウンドに立てない状況でも、野球と関わっていける、そういう光が見えたことで、他の病気の子供にも励みになったことと思います。
で、春輝くん、本当に将来、日ハムの職員になってたりして…ありえますね
>次に出会う時には、手術が成功していることを願うばかりです。
本当にそうなってほしいですよね。監督自身もそれを何より願っていることでしょう。
>春輝くん、本当に将来、日ハムの職員になってたりして
そうなったら本当に素敵ですよね。地域密着という目標からすれば理想的ですし、春輝君の今後に期待したいと思います。
TBした時点では気づかなかったのですが、毎日新聞もスカウトになってるんですね。
ニッカンの記事を見てスコアラーと混同(誤植?)してるのかなと思ったもので・・。
スコアラーとしてスカウトしたって事ではないですよね。スカウト≒スコアラー、それとも兼任するのが常識なんでしょうか?
もう掌中で踊らされるように記事書いてトラックバックですよ。それくらいしかできないですし。
あるいは、トレードで獲得したい戦力のスカウトを手伝ってほしいということでしょうか?考え出すと謎は深まりますが、なんであれ春輝君には頑張ってほしいです。
そんじょそこらの人には言える言葉でもなし、この際ヒルマン監督に踊らされようではありませんか(笑)
単なる激励ではなくて、病身の野球少年に生きる力を与えるやり方がとてもステキですね。
彼の人柄がうかがえるような話ですし、私もこういう記事が書けたことをヒルマン監督に感謝したいです。