セ・リーグも今季から予告先発 導入決定(報知・2012年3月8日)
この手の話し合いは意見をまとめきれずに結論の先送りというパターンが常ですし、反対球団もいたのでもう少しもめるかと思っていたのですが、あっさり決まりました。
しかも今季からすぐさま導入ということで、普段ならもっと腰が重いはずが、という意外感はただならぬものがあります。ただ、そこまでして推し進めたい理由が何かあったのでしょう。
ただ、よくよく考えてみると、予告先発を導入することで、本質的な変化がどのぐらいあるのか、ポジティブなものもネガティブなものも含め、イマイチ見えてこないんですよね。
確かに、試合前に先発投手が示されることになる以上、制度上は小さからぬ改革です。原監督は「戦い方が変わることは特にない」と言いますが、偵察メンバーを使わなくなることは間違いないでしょう。
とはいえ、それ以外で何がどう変わるのかと言われると……やはり分かりません。
予告先発の導入は「ファンサービスの一環」とされています。そして、ファンサービスの大きな目的の1つが集客増です。
で、確かに、先発が事前に分かった方がいい人にとっては、予告先発導入はサービス改善と言えます。ですが、それ以外の人にとっては、特にプラスにもマイナスにもならないように思われます。
とくに、遠征する場合、いちいち先発投手の起用に合わせて旅程を組むことが多いとは考えにくいわけで、先発が事前に分かったところで、特に変わる部分はありません。
そう考えていくと、予告先発導入で増えそうな観客の層は、○○投手が投げるのなら観に行こうか、と思うような人々となるでしょう。
具体的には、球団や野球には詳しくない、もしくは興味が(あまり)ないが、○○投手に関心があったり、○○投手なら知っている、というライトなファン、あるいはファンとまでも行かない人々です。
さらに、そのような人々でも、球場に簡単に行き来できない人はテレビ等の中継を見るでしょうから、実際に球場に来るのは、かなりの部分地元の人々に限られることになります。
となると、ここで問題が一つ出てきます。はたして、そのような人々に訴えかける先発投手がどれだけいるだろうか?○○投手が投げるのなら観に行こうか、と思わせる投手がどれだけいるでしょうか?
もしそのような投手が十分いなければ、予告先発が集客増に結び付くのは望み薄です。むしろ、既存のファンや球界関係者の間で議論を呼ぶぐらいが関の山です。
私自身は予告先発導入に反対も賛成もしません。どちらかに態度を決めるほどのことではないというのが率直な意見です。
ただ、導入することで本当にメリットが得られるのか、セの各球団がどこまできちんと考えているのかが気になります。
こういうとかなり否定的な論調に思われるかも知れませんが、実は私が注目しているのは「クライマックス・シリーズ(CS)で予告先発が導入されない」という点です。
というのも、先発の読み合いという心理戦がCSだけのものになれば、そのことでCSがより盛り上がるだろうと期待されるからです。
そういうわけで、レギュラーシーズンでの予告先発導入が、意外な効果を生むかもしれない、とは思っています。
この手の話し合いは意見をまとめきれずに結論の先送りというパターンが常ですし、反対球団もいたのでもう少しもめるかと思っていたのですが、あっさり決まりました。
しかも今季からすぐさま導入ということで、普段ならもっと腰が重いはずが、という意外感はただならぬものがあります。ただ、そこまでして推し進めたい理由が何かあったのでしょう。
ただ、よくよく考えてみると、予告先発を導入することで、本質的な変化がどのぐらいあるのか、ポジティブなものもネガティブなものも含め、イマイチ見えてこないんですよね。
確かに、試合前に先発投手が示されることになる以上、制度上は小さからぬ改革です。原監督は「戦い方が変わることは特にない」と言いますが、偵察メンバーを使わなくなることは間違いないでしょう。
とはいえ、それ以外で何がどう変わるのかと言われると……やはり分かりません。
予告先発の導入は「ファンサービスの一環」とされています。そして、ファンサービスの大きな目的の1つが集客増です。
で、確かに、先発が事前に分かった方がいい人にとっては、予告先発導入はサービス改善と言えます。ですが、それ以外の人にとっては、特にプラスにもマイナスにもならないように思われます。
とくに、遠征する場合、いちいち先発投手の起用に合わせて旅程を組むことが多いとは考えにくいわけで、先発が事前に分かったところで、特に変わる部分はありません。
そう考えていくと、予告先発導入で増えそうな観客の層は、○○投手が投げるのなら観に行こうか、と思うような人々となるでしょう。
具体的には、球団や野球には詳しくない、もしくは興味が(あまり)ないが、○○投手に関心があったり、○○投手なら知っている、というライトなファン、あるいはファンとまでも行かない人々です。
さらに、そのような人々でも、球場に簡単に行き来できない人はテレビ等の中継を見るでしょうから、実際に球場に来るのは、かなりの部分地元の人々に限られることになります。
となると、ここで問題が一つ出てきます。はたして、そのような人々に訴えかける先発投手がどれだけいるだろうか?○○投手が投げるのなら観に行こうか、と思わせる投手がどれだけいるでしょうか?
もしそのような投手が十分いなければ、予告先発が集客増に結び付くのは望み薄です。むしろ、既存のファンや球界関係者の間で議論を呼ぶぐらいが関の山です。
私自身は予告先発導入に反対も賛成もしません。どちらかに態度を決めるほどのことではないというのが率直な意見です。
ただ、導入することで本当にメリットが得られるのか、セの各球団がどこまできちんと考えているのかが気になります。
こういうとかなり否定的な論調に思われるかも知れませんが、実は私が注目しているのは「クライマックス・シリーズ(CS)で予告先発が導入されない」という点です。
というのも、先発の読み合いという心理戦がCSだけのものになれば、そのことでCSがより盛り上がるだろうと期待されるからです。
そういうわけで、レギュラーシーズンでの予告先発導入が、意外な効果を生むかもしれない、とは思っています。
「左右病」が蔓延しそうですね。
この際、高山と大島でなんとかならんかなあ…。
明日の予告先発:(燕)小野寺ー大沼(星)
こんな組み合わせが発表された瞬間、球場内は阿鼻叫喚の地獄絵図になりそうです。
うちの場合はと考えてみましたが、ショートで中島を使うかどうかぐらいでしょうか。
ところで、予告先発でブランドンのつもりが間違えてハミルトンとかやらないか心配です。