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■ 大久保2軍コーチ解任!雄星殴られた!?…西武(報知・2010年7月23日)
■ デーブ雄星胸ぐら掴んだ 現場復帰絶望的(ニッカン・2010年7月23日)
■ デーブ暴行解任問題で…西武、工藤にも事情聴取(スポニチ・2010年7月24日)
酒や!酒持って来い!
不祥事の後に与えられた再チャンスを、またも不祥事で潰した辺りはいかにもな話ですが、この点についてはいったん置くとして。
大久保博元が解任された直接の理由は雄星投手らへの暴力ということになっています。
以前とは異なるイメージを築こうとしている西武グループにとって、前近代的な指導を行うコーチの存在は厄介です。その意味では、コーチ解任の理由として暴力を上げるのは分からないではありません。
ただ、問題はそれだけなのか?もしそうなら、他球団の某元監督など、年に数回は解任されてるはずです。むしろ、球団が看過できなかった点はほかにもあると考えるべきでしょう。
第一に、以前ツイッターでも触れましたが、打撃コーチが投手コーチに手を出したことが挙げられます。
打撃コーチの仕事は打撃について指導することです。サルでもわかる話です。豚はどうだか知りませんが。
それが職分を越え、投手コーチが預かっているはずの投手の指導に口を出すのを越権行為と言わずしてどうするのか。
雄星は大久保の主宰する早朝練習の会に加わっていたとの情報もありますが、それが自らの職域外の選手に手まで上げることの正当化になるとは思えません。
第二に、「遅刻1分1,000円」という罰金制度が挙げられます。特に、徴収したお金の使い道が大問題となります。
報道を見ると、徴収した罰金はメンバー間の定例の食事会という形で還元されていたとのことです。
ですが、それがはたして本当に「還元」になるのか?
それでなくても、全員が全員、毎回食事会に参加できるわけでもないでしょう。そして、きちんと帳簿でもつけていれば話は別ですが、さもなくば、徴収額と還元額の差の行方は?
二軍選手にとって決して低くないであろう罰金の額も相まって、大久保に対する不満や不信感が高まるのは、当然の成り行きです。
新聞の中には、大久保が見逃し三振1,000円という罰金制度を設け、選手が見逃し三振を喫すると大喜びする姿が見られたと報じたものもあります。
100円や10円ぐらいならまだしも、選手が失敗すれば1,000円という金額が入るかかったところで、選手の失敗を喜んでみせて、なんの疑いも感じさせない人がいれば、その方が奇跡でしょう。
いま述べた中には疑惑レベルのものも含まれていますし、すべてが事実だと断定できるわけではありません。
しかし、こと罰金に関しては、疑惑を生んだ時点でアウトです。現在の西武グループは銀行の協力のもと改革を進めている最中です。
そのグループの象徴ともいえる球団で、不透明なカネの徴収がはたして容認されるでしょうか?疑わしい事実を生み、助長したこと自体が、処罰の対象となっても仕方はありますまい。
一度ならず二度までも不祥事を起こした大久保博元。盟友の渡辺監督ですら、もはやかばい立てはできないようです。
■ 西武・渡辺監督が謝罪 大久保氏の問題で(サンスポ・2010年7月25日)
そして、球団も後任人事にすでに着手しているとの報道があります。
■ デーブ後任に田辺氏有力 おかわり、中島を育成…西武(報知・2010年7月25日)
おかわりの育成という「手柄」すら否定された点は示唆に富んでいますが、ここでは話がそれるので置いておきましょう。
おごれるものも久しからず。打撃指導を評価されていたはずの大久保ですが、復帰の目はもはやなくなったと言っていいでしょう。この分だと、他球団でも仕事は見つけられそうにありません。
その大久保に一つだけ道があるとしたら、自分が行ったことがなぜ悪いのか理解し、その上で公の場で謝罪と反省を表すぐらいしか考えられません。もちろん、実現の可能性が極めて小さいのは承知の上で書いています。
そもそも、大久保は自分の「指導」の何が、なぜ咎められているのか、はたして分かっているのか?
もし分かっていないのならば、またぞろ同じ過ちを繰り返すだけに陥るでしょうし、周囲の目も冷たいままでしょう。
一方、公の場で大久保に頭を下げさせるのは、球団にとっても必要です。
現在大久保はライオンズ球団からは追放されていません。それは必ずしも悪いことではないのですが、見方によってはライオンズが大久保を一般の目に触れないところに隠したと理解することも可能です。
それを避けたければ、大久保が心を入れ替えていることを示し、球団から放逐することのデメリットを示さなければなりません。これまた実現の可能性は非常に小さいでしょう。
ライオンズ球団による調査結果は2,3日後には公表されるようですが、はたしてどの程度の事実が明らかになるのか、そして事実を報告するだけで終わりなのか、注目したいと思います。
■ デーブ雄星胸ぐら掴んだ 現場復帰絶望的(ニッカン・2010年7月23日)
■ デーブ暴行解任問題で…西武、工藤にも事情聴取(スポニチ・2010年7月24日)
不祥事の後に与えられた再チャンスを、またも不祥事で潰した辺りはいかにもな話ですが、この点についてはいったん置くとして。
大久保博元が解任された直接の理由は雄星投手らへの暴力ということになっています。
以前とは異なるイメージを築こうとしている西武グループにとって、前近代的な指導を行うコーチの存在は厄介です。その意味では、コーチ解任の理由として暴力を上げるのは分からないではありません。
ただ、問題はそれだけなのか?もしそうなら、他球団の某元監督など、年に数回は解任されてるはずです。むしろ、球団が看過できなかった点はほかにもあると考えるべきでしょう。
第一に、以前ツイッターでも触れましたが、打撃コーチが投手コーチに手を出したことが挙げられます。
打撃コーチの仕事は打撃について指導することです。サルでもわかる話です。豚はどうだか知りませんが。
それが職分を越え、投手コーチが預かっているはずの投手の指導に口を出すのを越権行為と言わずしてどうするのか。
雄星は大久保の主宰する早朝練習の会に加わっていたとの情報もありますが、それが自らの職域外の選手に手まで上げることの正当化になるとは思えません。
第二に、「遅刻1分1,000円」という罰金制度が挙げられます。特に、徴収したお金の使い道が大問題となります。
報道を見ると、徴収した罰金はメンバー間の定例の食事会という形で還元されていたとのことです。
ですが、それがはたして本当に「還元」になるのか?
それでなくても、全員が全員、毎回食事会に参加できるわけでもないでしょう。そして、きちんと帳簿でもつけていれば話は別ですが、さもなくば、徴収額と還元額の差の行方は?
二軍選手にとって決して低くないであろう罰金の額も相まって、大久保に対する不満や不信感が高まるのは、当然の成り行きです。
新聞の中には、大久保が見逃し三振1,000円という罰金制度を設け、選手が見逃し三振を喫すると大喜びする姿が見られたと報じたものもあります。
100円や10円ぐらいならまだしも、選手が失敗すれば1,000円という金額が入るかかったところで、選手の失敗を喜んでみせて、なんの疑いも感じさせない人がいれば、その方が奇跡でしょう。
いま述べた中には疑惑レベルのものも含まれていますし、すべてが事実だと断定できるわけではありません。
しかし、こと罰金に関しては、疑惑を生んだ時点でアウトです。現在の西武グループは銀行の協力のもと改革を進めている最中です。
そのグループの象徴ともいえる球団で、不透明なカネの徴収がはたして容認されるでしょうか?疑わしい事実を生み、助長したこと自体が、処罰の対象となっても仕方はありますまい。
一度ならず二度までも不祥事を起こした大久保博元。盟友の渡辺監督ですら、もはやかばい立てはできないようです。
■ 西武・渡辺監督が謝罪 大久保氏の問題で(サンスポ・2010年7月25日)
そして、球団も後任人事にすでに着手しているとの報道があります。
■ デーブ後任に田辺氏有力 おかわり、中島を育成…西武(報知・2010年7月25日)
おかわりの育成という「手柄」すら否定された点は示唆に富んでいますが、ここでは話がそれるので置いておきましょう。
おごれるものも久しからず。打撃指導を評価されていたはずの大久保ですが、復帰の目はもはやなくなったと言っていいでしょう。この分だと、他球団でも仕事は見つけられそうにありません。
その大久保に一つだけ道があるとしたら、自分が行ったことがなぜ悪いのか理解し、その上で公の場で謝罪と反省を表すぐらいしか考えられません。もちろん、実現の可能性が極めて小さいのは承知の上で書いています。
そもそも、大久保は自分の「指導」の何が、なぜ咎められているのか、はたして分かっているのか?
もし分かっていないのならば、またぞろ同じ過ちを繰り返すだけに陥るでしょうし、周囲の目も冷たいままでしょう。
一方、公の場で大久保に頭を下げさせるのは、球団にとっても必要です。
現在大久保はライオンズ球団からは追放されていません。それは必ずしも悪いことではないのですが、見方によってはライオンズが大久保を一般の目に触れないところに隠したと理解することも可能です。
それを避けたければ、大久保が心を入れ替えていることを示し、球団から放逐することのデメリットを示さなければなりません。これまた実現の可能性は非常に小さいでしょう。
ライオンズ球団による調査結果は2,3日後には公表されるようですが、はたしてどの程度の事実が明らかになるのか、そして事実を報告するだけで終わりなのか、注目したいと思います。
うちらにとってはラッキーかもしれませんが、同じパ・リーグの球団なので気分を入れ替えて頑張ってほしいものです。
彼の成果と呼べる部分があったことも事実です。
しかし、こういう結末を迎えたことは、腹が立つというより、とにかく不快感が来ます。
もちろん、暴力行為も許されるわけではありませんが。
あと罰金制度についても2軍の選手にはきついでしょう。
以前ガンちゃんの著書で(ファイターズの選手にまつわるいろんな裏話とともに)、
「2軍選手はバット1本が貴重品」「家族持ちの人にとっては月に1回の飲み会すら遠慮せざるを得ない」
という生々しい現実が書いてあったのを拝見しました。
そういう事情を2軍暮らしが決して短くなかった男が知らないはずはないのですが・・・
流石に今季オフには追放でしょうね。
コンプライアンスには厳しい銀行出身者がオーナーですから。
今後の処理が気になりますが、少なくともライオンズの空気が良くなるのは確かでしょう。
特に二軍は現在断トツ最下位ですが、これで流れが変わるかも知れません。
それが正しければ、大久保の手柄は藤田太陽を連れてきたことだけになりそうです。
とはいえ、これまたそのうち否定されそうな気がしてなりません。
監督よりも打撃コーチが幅を利かせることになったら、
選手指導に決して良い影響は生まれないでしょうし。
罰金制度も、これが1ケタ安ければ、すべてシャレで済んだと思うんです。
しかし、おっしゃるように、二軍暮らしで生活に苦しい時期もあった大久保が、
いざ自分がコーチになったら、同じような選手からカネを取り立てるわけで、
品性の下劣さもここに極まったと思わずにはいられません。
さすがに追放は免れないと私も思いますが、野に放たれるのも迷惑なんですよね。
といって、ライオンズの手をこれ以上汚させるのも気がひけますし。
どこか人目のつかないところに隔離しておくわけにはいかないものかと(苦)