折々の記

ヘタクソ絵描きの独り言(2)

T先生は中学時代の結婚して間もない美術の先生であった。柔道部の顧問でもあった。クラスには茶かす奴がいて。「先生の柔道の得意技は何ですか」別の奴が、「寝技ですか」で教室は爆笑。「お前、あとで職員室に来い」と苦笑いの先生。おおらかな時代だったな。                                                                                                    前回書いた美術展を鑑賞しに行って驚いた。そのT先生の招待作品が展示されていたから。私の年齢からするとT先生は御年…? 先生は授業のときゴッホを尊敬しているとよく仰っていたことを思い出した。イエローを多用した震災を描いたそれを直立不動で観ていた。F40号は普段ただ見ているだけならそんなに大きくないと思うが、いざ描き始めると大きく見えてきて、ついたじろぐ。いけない、画面が汚れてきた。一旦乾かそう。それから自分なりの心模様の絵の具をのせていこう。どんな駄作ができることやら。次回もまたT先生の作品にお目にかかれる日を心待ちにしつつ。

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